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[天皇杯]辻直人21得点、川崎が千葉に競り勝ちファイルラウンドへ進出、タイトルを狙いにいく


[天皇杯]辻直人21得点、川崎が千葉に競り勝ちファイナルラウンド進出、タイトルを狙いにいく

1月13日 @川崎とどろきアリーナ
川崎 72-62 千葉
1Q 19-21
2Q 16-14
3Q 17-20
4Q 20-7

第1Q序盤、千葉のトランジションの切り替えも早く富樫のスピードを活かすオフェンスで飛ばす、川崎はピックアンドロールと藤井が攻守でみせ、外からのスリーポイントが決まり流れを川崎に持っていく。千葉のゾーンに対して篠山、藤井がサイドを使ったオフェンスに、千葉も富樫のスリーも決まり激しい攻防で21-19 。

第2Q、シーソーゲームは続き、田口のスリーから千葉の強固なディフェンスとリバウンドでボールを渡さずキープ、点が動かない重たい時間帯もある中、川崎はファジーカス、辻のスリーで同点、千葉は富樫のスリーと双方攻め、前半同点35-35で折り返し。

後半3Qも、代表マッチアップの攻防が続く中、富樫のスリーで52-55で終える。第4Q川崎の激しいディフェンスから篠山の速攻とディフェンス、リバウンドと川崎が丁寧に試合を運ぶ。

両チームとも我慢の時間が続くが辻のスリー、三回ともに辻の得点から千葉のタイムアウトも、その後、またも辻の連続スリー、レイアップと得点を重ね10点差へ、そのまま62-72でホーム川崎が千葉を振り切って勝利。

ベスト4進出準々決勝、3月の埼玉スーパーアリーナへのキップを勝ち取った。

MVP
川崎 #33長谷川
川崎 #14 辻直人

 

佐藤賢次HCコメント
今日はシーズン前半戦の集大成と位置づけて準備をしてきました。前半なかなかうまくいかないところもありましたが、うまくいかないことに一つひとつ向き合いながら、コツコツ積み重ねてきたことを全部出そうと、それを選手が40分しっかり出し切ってくれたのが、今日の試合で一番良かったところだと思います。
リーグでも一番と言ってもいいくらいオフェンス力のある千葉さんを相手に、後半、特に4Qを7失点に抑えられたのは、本当にチームのディフェンスが機能した証拠だと思います。一番の勝負所でこういうディフェンスができるチームを今までずっと目指してきましたし、その質を上げていくことが、川崎がこれから浮上していくためのポイントだと思っています。
細かな課題もありますので、しっかりとチーム全体で共有して、さらに強いチームを作っていければと思います。
もちろん結果を追求していましたし、勝つためにここまでしっかりと準備をしてきましたが、緊急事態宣言という大変な状況の中で、お客様がアリーナに来てくれて試合ができる、そのことをとても重く受け止めていた、といいますか「ここでバスケットボールの面白さを伝えられなかったら、もう試合できない」というくらいの想いで、今日の試合に臨みました。
勝つためにゲームプランを作るという部分と、何か伝えなければいけないという部分、その2つの面でかける想いの強かった試合でした。

 

篠山竜青選手コメント
前半戦の集大成という位置づけの試合だということを賢次さんからも言われていましたし、今シーズンやってきた基本の形を全て出そうと言われて今日の試合に向けて準備してきました。試合に出た選手それぞれがしっかりと仕事をして、チームがやりたかったこと、「今シーズンこういう戦いをして勝っていきたいんだ」ということを表現することができた良いゲームだったと思います。
40分間の全ての時間をずっとリードしていくというのはなかなか難しいレベルの試合の中で、3Qまで千葉さんにリードされる場面もありましたが、最終的には62失点に抑えることができのは、賢次さんもよく「試合の中で良い時間帯も悪い時間帯もボディーブローを打ち続けることで、最後の5分、3分でしっかりと粘って勝ち切る」という、うちがやりたいプレーを今日は表現できたと思います。
(米須選手が加入したことが良い刺激になったのか)米須選手に限らず、人に教える時やコーチを話す時に言語化することで整理することは常にやっていることですが、彼のようなその年代のスーパースターが加入したことで、改めてBリーグが発展していることを実感します。米須選手や河村選手(東海大1年 横浜に特別指定選手として加入)などがもっと活躍していくことで、更に若い中高生年代に刺激を与えて欲しいですし、川崎に限らず日本のバスケットボール界にとっても良い刺激になると思います。彼のような才能豊かな選手と一緒にプレーすることは自分にとっても楽しいですし、自分が年を重ねたことを実感しつつ、まだまだ頑張らなければと思います。

 

辻直人選手コメント
なかなか難しい試合だったのですが、
僕がミスをしてもみんながカバーしてくれたのをすごく感じましたし、我慢するところは我慢して、本当にチームが一つになって戦って、この勝ちに繋がったなと思える試合でした。リーグ戦でなかなかうまくいかないことも多かったのですが、今日を機に、川崎ブレイブサンダースらしいチームになっていくんじゃないかと自信のついた試合でした。

今シーズン、個人的に「勝負の年」と言っているのですが、自分が結果を出すことによってやはりチームのタイトルにも繋がると思っていますので、タイトルは一つでも多く取りたい、と強い想いがあります。

 

長谷川技選手コメント
勝って良かったです!ディフェンスもしっかりとできましたし、オフェンスでも大事なところで3Pシュートを決めることができました。

こういう状況下でも、今年最初のホームゲームへたくさんのファンの皆さんが来てくれて、その前で勝利することができて本当に良かったです。
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