【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】三遠が猛追するも最後まで死闘、激闘のダブルオーバータイムの末、琉球が三遠に勝利 GAME3へ/0.1秒を諦めないメンタリティ

【りそなグループ B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2024-25 】三遠が猛追するも最後まで死闘、激闘のダブルオーバータイムの末、琉球が三遠に勝利 GAME3へ/0.1秒を諦めないメンタリティ

セミファイナル
GAME2
5/18 (SUN) 浜松アリーナ
三遠 98-100 琉球

1Q 15-14
2Q 20-29
3Q 22-17
4Q 22-19
OT1 9-9
OT2 10-12

激戦を制した三遠、そして負ければシーズンが終わる琉球。GAME1での桶谷HCは、昨日の敗戦は三遠の戦いを讃えたが、振り返って琉球の4Qの出来に手応えを掴んでいた。GAME2では入りから、昨日の流れのままを見せる様に琉球はインサイドで得点を重ねていく。三遠は吉井の2本の3ポイントでチームを引っ張るなど、両チーム得意のオフェンスで動かしていく。三遠は、佐々木が1Qが始まると、足の負傷で会場を後にした。ここから、メイテン、大浦が試合に出られるかの状態ではあったが、2戦目ホームで次へ進みたい気持ちが現れる満身創痍で戦う。対して琉球は脇の得意のペイントへドライブしてしっかりと得点して一進一退の展開、お互いメンバーチェンジして、琉球は一気にロー、脇で連続得点して12点のランで引き離す。43-35琉球リードで折り返す。三遠はローテーションが厳しい中で引き離されるもなんとか返していく。ディフェンスを苦しんでいた津屋の3ポイント2本フリースロー2点とチームを力をここで与える。そして最大12点差を三遠が詰め寄り60-57と琉球が3点リードで最終へ。お互い総力戦となり、吉井の3ポイントで1ポセッション差とする。吉井が止まらない。引き離す琉球に喰らいつく三遠。そして、若手のポイントガードで、ずっと三遠にエナジーをもたらせてきた、根本大の思い切った3ポイントや、津屋のコーナーからの3ポイントで逆転するが、琉球がここで粘りに粘り延長へ突入した。

これぞチャンピョンシップの戦いを魅せてくれる三遠と琉球のオーバータイム1で、三遠はダジンスキーの3ポイントで決めたと思いきや、最後に、0.1秒にローのスリーポイントで弾かれたボールを松脇が右手でタップしてそのままボールはネットに吸い込まれていった。一瞬の静けさの後、琉球ベンチも詰めかけたファンが立ち上がりアリーナの空気が一変した。

そのままオーバータイム2まで進むのは、2年前の千葉J戦とのファイナルを思い起こす粘り強さだ。この勢いはこのまま続き、どちらが勝っても良い素晴らしいゲームだった。三遠は3Pで決め切る。だが、粘り強く、我慢強くチーム全体でインサイドの強さを見せて最後はGAME2の勝利を掴み取った。

お互い3時間の激闘、24時間経たずにファイナルを決める試合が始まる。そして佐々木隆成のアキレス腱断裂の報告がされた。
どちらも負けられない最後のGAME3が始まる。

 

セミファイナルGAME2後インタビュー

桶谷大HC(琉球) Jbasketインタビュー

「自分たちがね、アンダードッグっていう部分もありながら、ずっとシーズン戦ってきた」

「もうね、前半戦のことあまり覚えてないです。正直ずっと頭の中をクリアにして、次、次ってやってたんで、前半のことは何日前の話やったろうかなっていうぐらいちょっと覚えてないんですけど(笑顔)。昨日よりも自分たちが強みにしてるところ出していこうっていう話をしてて、そこは良くなったかなって思いますし、ハンドラーのところがやっぱりバックコードで厳しくなる分ね、今日はビッグマンのジャックもアレックスも相当しんどかったと思いますし、やり遂げてくれたなって思います。40分コートに出ているメンバーみんなよく戦ってくれたと思います」。

 

J:CSに入るまでとCSに入ってからと今シーズン強調してきたところをやりきる、こういう場でもやり切れたインサイドをどう感じてますか

 

「今シーズンほんとに、なんて言うんすかね、やっぱりエゴが少なくなったっていうか、フレッシュな選手が多くなって、脇も新人で、今自分に合うバスケットっていうか、自分がどうしたらこの答えができるかっていうところを試行錯誤しながら今シーズンやってくれてて、その中でキングスにはジャックとアレックスのビッグマンがいて、アルマっていう、ほんとに素晴らしい外国人選手がいる中で、どういう風にして彼を活かすかっていうところをほんと今、理解してやろうとしてくれてるなって思っています。今シーズンほんとに1番相手にとって脅威な部分っていうのを、みんながそれを理解してプレイしようとしてると思ってて。なぜこれができるかって言ったら、やっぱり自分たちがね、アンダードッグっていう部分もありながら、ずっとそれでシーズン戦ってきて、隆一が怪我したところから、ほんとにそのアドバンテージのあるところで勝負しないと簡単には勝てないよねって。自分たちが今ね、すでにトップにいるチームじゃなくて、これからどんどん、まだまだ成長していこうっていう雰囲気があるのが、今シーズンに強みが出せてるところじゃないかなって思います」。

 

J:GAME2は激闘、死闘以上の言葉がちょっと見つけられないのですが、日本中でバスケットを初めて見る方、ずっと見てる方も含めて、ものすごい感動もあったと思うんのですが、そういう方々にメッセージをもらっていいですか

 

「やってた自分がね、言うのもあれなんですけど、もう皆さんが見ていたことを伝えていただいたら嬉しいなっていう風に思いますし、僕たちは今日みたいなゲームができたら、ほんとうに勝っても負けてもね、なんかな、、納得感があるっていうか。

お互い、三遠さんもすごい素晴らしいチームで、粘りに粘って、キングスも粘りに粘ってっていう、本当にお互いいいゲームだって、もう最後、大野とハグして、、また終わってへんけどと思いながら、はい、ハグしちゃいましたね。はい」。

松脇圭志(琉球)コメント

 

0.1秒を諦めないメンタリティ

勝利に導く劇的なタップシュートが決まりオーバータイムへ突入させたシーン

「両チームとも怪我人が出て、すごい厳しい状況で、前半と後半はあんまり覚えてなくて、ほんとに最後はオーバータイムの部分で自分たちが我慢して気力で戦い抜いた結果がこうやって勝ちにつながったと思っています」。

試合にどのように臨んでいるかという問いに対して

「僕に限らずですけど、チームとしてほんとに今日負けたら終わりという試合だったので、そこはチームとしても個人としても、もう悔いが残らないようにというか、もうやるしかないっていう状況だった。 アルマが試合に出れなかったので、やっぱりそこで2ビックになる部分が多くなると思ってたので、自分がボール持った時はどんどんシュートを打っていこうと思ってました」。そして最後にGAME3に向けて「両チームともフルタイムの選手が多かったので、チーム一丸でやるしかないなっていうのと、出た人出た人がもう勝つっていう意識だけです。そうすればおのずといい結果に繋がる思っています」。

 

ジャック・クーリー(琉球)試合後コメント

「ほんとに信じられないぐらいのレベルのとエフォートと努力をみんなでできたと思っています。両チームが本当に素晴らしいファイトをした。ほんと素晴らしいファンタスティックな試合で、ハードに最後の最後まで戦い続けて良い試合になったと思います。

本当にハードには戦わないと、三遠さんのような素晴らしいチームには勝てないので、フィジカルに最後の最後まで戦い続けることができた。明日の試合もとても楽しみにしてます。ありがとうございます」。


大野篤史HC(三遠)試合後Jbasketインタビュー🎙️

J:死闘 激闘し、GAME3となりました。試合後にチームみんなと明日に向けてどんなことを共有して大事にしていくのか教えてください

「うん。今日最後に言ったのは、もう1回立ち上がらなきゃいけない、ヘッズアップしなきゃいけない、もう1回明日全員でファイトして横浜に行こうっていうことは話しました」。

会見で大野篤史HCからは

「本当に勝たせてあげたかった。それにつきます」と、悔しさを滲ませていた。

本日三遠から公式で佐々木選手が左アキレス腱断裂、全治6~8ヶ月と発表があり、昨夜無事に手術を終えたとのこと。今夜のセミファイナル GAME3はチームに帯同しベンチから共に戦う予定と発表があった。チーム一丸となって挑む。

 

柏木真介(三遠)試合後Jbasketインタビュー動画🎥

CS 柏木真介(三遠) セミファイナルBリーグのCSで語り継がれだろうGAME2ダブルオーバータイム後Jbasketインタビュー

 

大浦颯太(三遠)試合後コメント

 

「すごくタフな試合でしたけど、やっぱりリバウンドが全てだったかなと思うので、それまでのいろんな過程だったりはありますけど、本当にリバウンドっていう、この1つにつきるかなって思います」。

琉球のリーグ屈指のリバウンド力とインサイトワークについて

「やっぱり琉球のセンター陣がすごく強力なので、全員で行くしかないと思いますし、自分たちはチームで戦うので、そこはチームで助け合いながら、40分間やっていければなって思います。GAME3でも、やるべきこと変わらないですし、ずっとやってきたことの中からオープンを作れたりだとか、シュートを打って決めきるっていうところは良かったと思いますし、自分たちのシュートボールであれば積極的に打っていけばいいと思います。
そこで迷ってしまってミスするよりかは、しっかりと自信を持ってシュートを打っていければなってチームでも話しています」。

佐々木選手の怪我についての問いに対しては

「やっぱり影響はすごくありますが、やることは変わらないと思いますし、隆成の分までとか、ヤンテが昨日の怪我もありましたし、自分たちがその影響を言い訳にするんじゃなくて、チームで戦って行かないといけないと思います。
GAME3もタフになると思うので、しっかりと自分たちのバスケットやれれば勝てると思うので、怪我人を言い訳をせず、最後まで戦い抜きたいと思ってます」。

 

 

【Bリーグ】三遠が2年連続地区優勝を決める CSホーム開催権獲得し優勝への挑戦が再び始まる/大野篤史HC 佐々木隆成 大浦颯太地区優勝後Jbasketインタビュー🎙️

【Bリーグ】三遠が2年連続地区優勝を決める CSホーム開催権獲得し優勝への挑戦が再び始まる/大野篤史HC 佐々木隆成 大浦颯太地区優勝後Jbasketインタビュー🎙️

三遠が横浜BCに苦しい展開から逆転して大きな勝利 中地区優勝を決める
大浦 津屋が渾身の3ポイントを沈める

4/23(WED) 第34節
横浜BUNTAI
横浜BC 77-82 三遠
1Q 23-19
2Q 15-17
3Q 22-19
4Q 17-27

<三遠>
#5 大浦颯太 21得点
#2 デイビット・ヌワバ 17得点 9Reb 6AST
#1 ヤンテ・メイテン 12得点 11Reb
#28 津屋一球 9得点(3P3/4)

<横浜BC>
#4 ダミアン・イングリス 16得点 7Reb 8AST
#21 マイク・コッツァー 16得点 5AST
#8 ゲイリー・クラーク 14得点 8Reb
#14 大庭岳輝 14得点

両チームともインサイドにアタックして得点していき、横浜はクラーク、コッツァー、イングリスと強さを見せる。シュートが決まらない三遠は、ブレークを出されてリードを奪われて、横浜のいい展開を許す形となる。
インサイドもメイテンに対してしっかりとビッグマンで横浜は守る。対して、三遠はリバウンドからヌワバがドライブからキックアウトして大浦が3ポイント決め、さらにヌワバが自らペイントにドライブしてバスカンとチームで戦い、チームを引っ張る三遠らしいプレイで追い上げる。横浜も森井がゲームをセットして得点して38-36横浜リードで折り返す。

後半横浜はクラーク、コッツァーの2人がペイントでディフェンスの強さを見せて、ブレイクから走って得点し横浜が後半も流れを作る。さらにイングリス、クラーク、コッツァーの個人技で一気に引き離し、大庭が2本の3ポイントを沈めて一気に2桁得点差にして60-55横浜リードで最終へ。
流れを掴みたい三遠は、激しい攻防から津屋の3ポイントやヌワバのインサイドで1点差に迫り、津屋のコーナーからの3ポイントで遂に逆転する。それでも横浜は、しっかりと返していく中で、大浦が渾身の2本の3ポイントで一気に三遠に勢いをつける。その後横浜もディフェンスからいいシュートを打っていくが三遠がリードを守りきり77-82 で三遠が勝利して、2年連続で地区優勝に輝いた。ここ数試合なかなか三遠らしいバスケットが展開できなかったが、この試合で3連敗を止めてしっかり勝利した。

 

試合後コメント Jbasketインタビュー

大野篤史HC(三遠)

中地区優勝を決めて大野HCは静かにチームに対しての想いを語った。

「3連敗からの臨んだ中で、うん、やっぱりまだ自分たちがシーズン当初からやってきたことを上積みするっていうところにはまだまだ足りないと思ってます。
ただ、そういう課題ばっかりを言うのではなくて、彼らに伝えたのは、”この苦しみがあってよかったねっていうことを最後に言えるかどうか” っていうところに、やっぱりフォーカスしなきゃいけない。

この連敗があったり、この苦しい日があったことが、CSに活きたねっていうように、自分たちが持っていかなきゃいけないよっていう話はしました。そこをみんなで乗り越えて、また今日と同じような、また今日よりも素晴らしい景色が見れるようにやっていきましょうと伝えました」。

J:地区優勝おめでとうございます。気持ちはホッとしていますか、またもうすでに前に気持ちは行っていますか

「そうですね。結果っていうものがついたってことに関しては、もちろんホッとしてます。

シーズン最初の愛知カップでの試合もそうですし、天皇杯で自分たちが見たかった景色まで見れなかった悔しさ。そういう1つ1つの結果については、この地区の優勝っていうのは本当に満足できるものです。

ただ、もう1つ、自分たちが本当に行きたい場所っていうところもあるので、去年ほんとに悔しい思いをして最後終わってしまったので、それは僕たちだけではなくて、支えてくれている、協賛していただいてるスポンサーの皆さんだったり、地域の皆さんだったり、ブースターの皆さんもまだまだその景色が見たいと思ってくれてるはずだと思うので、そこに一緒に行きたいと思ってます」。

自分でコントロールできないことに対してどう感じていたのか、地区優勝セレモニー後にファンブースターを招き入れてフォトセッションした想いについて聞かれた大野篤史HC

「本当にシーズン通して協賛していただいたスポンサーの皆さんで、地域で応援してくれている皆さんで、本当にいい時も悪い時も、ブースターさんが自分たちの支えになってくれたおかげで、力を貸してくれたおかげで、このリーグ、地区優勝はできたと思ってます。その感謝をまず伝えたかったのが1つ。

やっぱり苦しい中で自分がその地域の日常になりたいって思ってやってきてることがほんとに正しいのかどうか。うん。

その地域の皆さんのためになってるのか、また地域の誇りになれるのかっていうところで、うん、このチームに来て3年目のシーズンですけど、苦しいことはたくさんある中で、奮い立たせてくれたのは、やっぱりホームでやるときのブースターさんの皆さんだったり。

その地域で僕らは生活してるので、声をかけていただいてる地域の皆さんだったり、ファンの皆さんだったり、そういう人たちのおかげでまた次頑張ろうと、もっといいゲームをしないといけない。その皆さんに誇りに思ってもらえるような、楽しんでもらえるような試合を続けていかなきゃいけないっていう気持ちになれたので、ほんとに皆さんがいなければ、うん、本当に苦しいシーズンで終わったかなと思ってます」。

 

 

佐々木隆成(三遠)

「まず地区優勝できて本当によかったなと思います。今からが1番大事だと思うので、この地区優勝っていうのはここで1回切り替えて、今日は思いっきり喜びますけど、これからはまたCSに向かってやっていかないといけないと思うので、またCSまでもうちょっと頑張りたいと思います」。

J:ここ数試合ビッグマンのインサイドが強調される中で、どんなこと考えてプレイしていたのか教えてください

「僕たちのストロングポイントっていうのは、やっぱり速い展開でするっていうのが1つの武器ではあると思うので、それは僕たちポイントガードから始まると思いますし、それがでないと、やっぱり僕たちのバスケットを展開できないと、それは意識してやってました。

あとは、本当にどうやったら勝てるんだろうっていうのはずっと考えながらやって、それが今日ね、形になってよかったかなと思います」。

J:今日ホッとしましたか

「ホッとしました。はい、ホッとしました(笑顔)。嬉しかったです」。

また、連敗後からどんな取り組みをされてきたかということについては

「本当にコート外でも僕たちは仲がいいので、僕の感覚ではあんまり言えないことがないというか、きついことも言う選手もいますし、それはいいことだと思うんで。
アツさん(大野篤史HC)からミーティングがあって、昨日の練習とかでもみんなが思ってることを練習中に言ってましたし、そういったところがCSに入っていく時に大事になってくると思いますし、それは引き続きやっていきたいなと思います」。

 

大浦颯太(三遠)

「今までの自分たちのバスケットが何だったのか、少し取り戻すことができた」

「3連敗後の試合ということで、全員が何かしようと変わろうとする中で、まだまだ課題はありますけど、前半の課題から後半で修正したりと我慢して、最後4Qで巻き返したのは良かったですし、その中で結果として勝利して地区優勝できたのが良かったと思います」。

J:ここ数試合相手のビッグマンのインサイドが強調される中で、どんなこと考えてプレイしていたのか教えてください

「ディフェンスのプレッシャーのとこだったりだとか、自分たちがやっぱり毎回ディフェンスにつくことも多いですし、根本も一生懸命、ディフェンスプレッシャーをかけてくれたりだとかで、チームに勢いも出してくれた部分で、ポイントカード陣が良かったと思いますし、今日はなんとしてでも勝利が欲しかったので、よりいつもよりアグレッシブに行こうかなと思ってました」。

J:その気持ちが3ポイントにも出て、よしっという気持ちだったでしょうか

「そうですね、前半入った中で、後半途中入らなかったですけど、チームからいつも打ち続けろと言われてるので、そこでただ入らなかったからやめるのではなくて、しっかり最後まで打ち切った結果がついてきてよかったかなと思ってます」。

また、連敗後からどんな取り組みをされてきたかということについては

「多分、さっきの会見でアツさん(大野篤史HC)の方から、午前練習が良くなかった話ということで、チームは変わろうとしてる中で、結果として変わりきれてないっていうところは、まだまだ自分たちが成長しないといけないとこですし。

全員の前でその言葉は言われてたんですけど、その中で試合を通して少しずつでも変わろうとしてるだとか、選手1人1人がいろんな思いを持ってやってたので、そこをやっぱり練習からだったりだとか、より練習ができない期間でどう変わっていくかってのは重要だと思うので、今日は確かに悪かったですけど、そこをもう少し全員が変えていけたらいいなと思ってます」。

 

【Bリーグ】三遠ホームでの中地区優勝逃したがここから三遠のチーム力でCSへどう向かうのか 大野篤史HC Jbasketインタビュー 佐々木 大浦 湧川もコメント

【Bリーグ】三遠ホームでの中地区優勝逃したがここから三遠のチーム力でCSへどう向かうのか 大野篤史HC Jbasketインタビュー 佐々木 大浦 湧川もコメント

1勝する、シーズン終盤でその大きさを感じた第33節シーホース三河戦。昨シーズンのリーグ戦で圧倒的な強さを見せて、また今シーズンも然りで他チームを圧倒してきた三遠が、ここ数試合で3連敗、ホームで地区優勝することを逃してしまった。そういうことも起きるのがスポーツであり、難しさでもある。この終盤に入って三遠の元々持っているポテンシャルをチーム全員で再確認して、CSに挑んでいくことは、また三遠のさらに大きな強さに変わることになる。リーグを代表するチームとなった三遠のCSに向けてここからどんな戦いを見せてくれるのか楽しみになる。4/23 横浜BC戦も注目したい。

GAME1

三河がCS出場へ向けて熱い三河ダービー 三遠とのGame1を撃破/三遠は中地区優勝まであと1つ/三河のビックラインナップ ガードナー、シェーファーアヴィ幸樹、レイマン、オーガストペイントでの得点とディフェンスが三遠をしっかりと抑えての勝利となった。

第33節 GAME1
浜松アリーナ
三遠 72-80 三河
1Q 13-25
2Q 20-13
3Q 20-24
4Q 19-18

三遠は、ダジンスキー 15得点 7リバウンド、湧川颯斗14得点、ヌワバ12得点 4アシスト

インサイドへのアタックと3ポイントでリードを広げていく三河に対して、この試合ではなかなかシュートが決まらない三遠は、3ポイントを決めて流れを掴みたいが、三河のシュートが決まり一気に2桁得点差をつけられたが、涌川が決め切り流れを止めて折り返す。

後半津屋の3ポイントで三遠に勢いをつける。一気に追い上げるが、メイテンが腹部を痛めてコートから出てしまう中で、三遠はようやくペイントに入って得点していくも三河も返して一進一退で進むが、三河のインサイドが強調されて、2桁得点差となってしまう。三遠は速いバスケットを展開して、湧川、大浦の3ポイントが決まり2点差まで追い上げるが、三河はその三遠をしっかりと跳ね返す強さを見せてリードをしっかり守り三河が勝利する。

 

試合後Jbasketインタビュー

大野篤史HC(三遠)
「僕が信じられなかったら、彼らも信じられられないと思う」

J:一戦一戦戦うことを常に掲げてこられて、負けはしましたがその中で今日は若手の涌川選手がチームに力を与えていたことと、勝利を待ち望んでいるファンブースターへメッセージをお願いします

「そうですね。湧(湧川颯斗)に関してはここ数日は良くなかったんですけど、ちょっと吹っ切れてプレイできたと思います。
誰かが悪ければ誰かが、そのカバーをする。それがチームだと思うので、誰かの調子が悪かったから負けた、誰かが欠場したから負けた、そういうことではなくて、それを補うことがそのチームの強さだと思います。今日ステップアップしてくれたことを、また明日発揮してくれると思います。

明日は明日の風が吹く。
やっぱりチームが負け慣れてないっていう事が彼らにはあるんですけど、うん、負けて気づけることもあるし、負けたことにフォーカスしすぎないこと。その切り替えが大事。これまでも、いい時も悪い時もたくさん負けたし、うん、たくさん勝ってきたし、その1個1個に一喜一憂せずに、自分たちのスタイルをしっかり貫く。そして、今までやってきたことをやり続けるだけだと思う。

僕が信じられなかったら、彼らも信じられないと思う。僕はもう彼らを全面的に100パーセント信頼してコートに送り出したいと思ってます」。

 

湧川颯斗(三遠)

J:シュートまでが速くなって視野もよく見えていると感じますがどうでしょうか

「そうですね。そのワークアウトの中で、本当にシーズン前は全然上下運動とかがすごかったんですけど、今はそこの上下運動っていうのをなくすことを意識して、プルアップを打ってるので、今日はプルアップ2本ちょっと足りなかったんですが、それはやっぱり自分の感覚の中でも上下運動してるなっていう風には感じてるので、そこをもっともっと、極めていけば速さだったり精度も、もっと上がると思うので今意識はしてやってます」。

J:チームメイトに助けられることもありますが、今はチームを助けてことで自信もついてきたのではないでしょうか

「はい。そこの気持ちの部分は自分がチームに何ができるかっていうのを試合に入る前に考えてやってて、そこでミスしても先輩方が鼓舞してくれての自分があると思うので、本当にそれを返せるよう、プレイでチームに貢献できるようにやっていってます。
なので、明日も、今日はいいパフォーマンスができたんですけど、それを続けていくことが次のステップアップだと思うので、そこを明日はもっと意識してやっていきたいと思います」。

 

 

GAME2

三河が中地区首位三遠をGame2も撃破して2連勝してCSに向けて全開へ。三遠はホームで連敗となってホーム地区優勝を逃す/三河インサイドアウトサイドの強さと1ポセッション毎の勝負強さを三遠戦で発揮した。

第33節 GAME2 4/20(SUN)
浜松アリーナ
三遠 73-89 三河
1Q 22-24
2Q 24-27
3Q 17-21
4Q 10-17

ダジンスキー 20得点 9リバウンド、ヌワバ14得点 7リバウンド 5アシスト、大浦颯太12得点 4アシスト

ゲームの入り3分をしっかり強度高く入ってリードする三遠に対して西田、須田が3ポイントを決めて、三河のペースを作っていく。ゾーンディフェンスを敷く三遠にアウトサイドからレイマン、ガードナーが3ポイントを沈めて一気にリードする。そしてインサイドワークの強さを発揮する三河は、6人が3ポイントを沈めていき、15/30 と大事な試合での高確率で決めていったことで、三遠の追い上げを抑えることができた。

後半、遂に三遠はディフェンスの強度が上がり、佐々木、ダジンスキー、吉井と得点して遂に三河を捉えるが、その後の三河は得点力を上げていき、さらにレイマンの3連続得点で一気に2桁得点差をつける。しっかりとトーンセットしてポゼッションごとのオフェンスの効率がよく三河が三遠を突き放して、三河が三遠から2連勝して、CS出場に向けて全開となって水曜ゲームは、ホームで川崎を迎えての戦いとなる。

 

Jbasketインタビュー

大野篤史HC(三遠) 

三遠はホームでの優勝を逃す連敗となった。試合後に大野HCとチーム選手たちがどの様な会話があったのか

「彼らにちょっと話してたんですけど、去年の悔しさを忘れてないよなって、このままでは去年と変わらないんじゃないかっていう話はしました。で、彼らすごく私生活も仲いいですよね。

今、その私生活の中のリレーションシップを仕事の中で活かすときだと思う。言いたくないことというか、言いにくいことでも“その信頼関係があれば言えるはずだよね”

だから、今こそ、やっぱりいい時は誰でも口を開くことができる、話すこと、伝えることができるんですけど、悪い時にこそ、今こそ口を開こう、伝えようよ。で、何か変え変えないと、このまま進んじゃう、時間だけが進んでタイムアップにしてしまうようなので、何かを変えよう。

っていうことを話しました。
で、いろんな意見が出てきた中で、それはもうみんなでやろうと。

何も変えずにこのまま行くよりは、変えたことが間違ってた方がいい。そっちの方が後悔しない。今その過ぎたことを後悔しても取り戻せないけど、今から変えれるものに関してはどんどん悩もうよ。今から自分たちが良くなるために必要なことをどんどんどんどん口に出してね。それが間違っててもいいじゃない。いや、その答えは1ヶ月後にしか出ないから。ただ、1ヶ月後、何も変えずに後悔するぐらいだったら今、変えようねって、話はしました。

なので、もう1回、その話の中でもベースに立ち返らなきゃいけないっていうプレイヤーの話も出てきましたし、その彼らの声をしっかり次のゲームに、またCSに向けて、コートで表現できるようにやっていきたいなと思ってます。

J:残り5試合、今日で最後のホームでしたが、ここから、どんな風に試合を重ねて、またCSへ向けてホームへ戻ってくるか今の気持ちを教えてください

「そうですね。本当に以前から言ってるように、60試合を通してできる限りの成長を目指していく、そこを追い求めていくってところは変わらないので。

ただ、やっぱり申し訳ないなと思います。ここホームでやっぱりブースターの皆さんの前で地区優勝を決めたかったですし、もうずっと本当に多くのブースターさんに、僕たちは支えられてきたので、その方々と、また共賛していただいてるスポンサーの皆さんと一緒に、地区優勝の喜びを分かち合いたかったなと、率直な気持ちです。

そこが達成できなかったことは、ほんと悔いが残るし。うん、ずっとね、この地域の日常になりたいと、この地域の皆さんの誇りになれるようにっていうところを常々話してきた中で、スポーツなので勝敗、勝ち負けってのは必ずつくんですけど。

うん、今日に限って言えば、本当に申し訳ない。
もうそこしか出てこないかなっていう気持ちです。

 

佐々木隆成 (三遠)

「今日までずっと応援してくれているブースターの皆さんの前で、地区優勝を決めたいと思っていました。それを叶えることはできませんでしたが、まだ終わったわけではないですし、自分たちの目標はCSで勝つことなので、今からCSへどう向かっていくかを考えながら戦っていきたいと思います。

戦術面やディフェンスなど色々な要素があると思いますが、CSでは勢いも大事だと思っています。22連勝したりと自分たちの良い時は雰囲気も良かったですし、わざと良くしようと思ってやっているわけではなくて一人ひとりがバスケットを楽しみながらプレーしていたから、結果的に雰囲気が良かった感じでした。それが最近はなくなってきている感じがします。

CSに向けて色々と考えることはありますが、まずはバスケットを楽しんでやることが大事だと思いますし、それが結果的に勢いに繋がっていけばいいなと思っています。そういったことを意識して、残りのレギュラーシーズンを戦っていきたいです」。

 

大浦颯太 (三遠)

「40分間を通して自分たちのバスケットが対策されていく中で、できないことが増えてもディフェンスやエナジーで相手を上回らないと勝てないと思います。これまで勝てていた時はそれができていたので、もう一度チームとして一からできればと思う試合でした。

今は自分たちに迷いがある中でプレーしています。良い時のことを思い出さずに悪い時のことを引きずってプレーすることは良くないですし、観ている人にも楽しいと思ってもらえるようなバスケットは展開できないと思います。
自分たちが良かった状態を思い出して、シーズン前から取り組んできた自分たちのバスケットを遂行できれば勝てると思うので、チーム全員で一からやっていきたいと思います」。

 

 

 

【男子日本代表】アジアカップ予選モンゴル戦12名ロスター発表 ホーバスHC「新しいメンバーは面白いよ 楽しみだよ」富樫勇樹 西田優大 佐々木隆成 大浦颯太Jbasketインタビュー

【男子日本代表】アジアカップ予選モンゴル戦12名ロスター発表 ホーバスHC「新しいメンバーは面白いよ 楽しみだよ」富樫勇樹 西田優大 佐々木隆成 大浦颯太Jbasketインタビュー

11月21日(木)FIBAアジアカップ2025予選 window2 日本代表vsモンゴル代表との戦いが日環アリーナ栃木で行われる。日本代表vsモンゴル代表は、11月21日(木)19:05tipoff 日環アリーナ栃木にて、放送は日本テレビ系列、配信はDAZN、TVer になっている。前日の20日に日環アリーナ栃木にて男子日本代表の前日公開練習が行われた。そしてモンゴル戦での12名のロスターが発表された。

12名ロスター
#0 大浦 颯太 (PG / 182cm / 26歳 / 三遠)
#2 富樫 勇樹 (PG / 167cm / 31歳 / 千葉J)
#6 比江島 慎 (SG / 191cm / 34歳 / 宇都宮)
#16 中村 拓人 (PG / 184cm / 23歳 / 広島)
#19 西田 優大 (SG / 190cm / 25歳 / 三河)
#21 山崎 稜 (SG / 183cm / 32歳 / 広島)
#22 山口 颯斗 (SF / 195cm / 26歳 / 長崎
#33 佐々木 隆成 (PG / 180cm / 28歳 / 三遠)
#53 アレックス・カーク(C / 211cm / 32歳 / 琉球)
#75 井上 宗一郎 (PF / 201cm / 25歳 / 越谷)
#91 吉井 裕鷹 (SF / 196cm / 26歳 / 三遠)
#99 川真田 紘也 (C / 204cm / 26歳 / 長崎)

この日の練習後に取材対応でJbasketインタビューで、トム・ホーバスHC、富樫勇樹、西田優大、佐々木隆成、大浦颯太に話しを聞く事ができた。

 

トム・ホーバスHC
アジアカップ予選 モンゴル戦前日公開練習後Jbasketインタビュー
J:トムさんのトランジッション速いバスケットで、今回新しい選手含めて組み立てる上でどう工夫してどう考えていますか

「新しいメンバーの中で、ポイントガードの中村拓人選手は身長があって力もある。今までテーブス海があのぐらいの身長はあったけど彼のバスケットはちょっと違うからそれも面白い。 2番では当たり前のようにマコ(比江島慎) がいるけど、大浦颯太選手と山崎稜選手もいい。2人は本当に今週のシューティングが凄くパーセンテージが高いから面白い。 そして、西田優大選手は今までは1番と2番でコンボガードだったんですけど、今回は3番ポジションが多いかもしれない。モンゴルはそんなに大きくないから西田選手のディフェンスがすごく必要だと思います。 そういうアジャストメントや考え方が面白いと思っています」。

 

富樫勇樹

J:大会前の気持ち、久々に海外の試合に対してどんな気持ちを持っていますか

「新しいメンバーと共に、また新たな1歩だと思うので、すごく楽しみですし、大きなオリンピックという大会が終わった後で、 うん、また僕自身も気持ち新たに一からしっかり頑張りたいなと思います」。

J:新しい選手とアジャストして作っていくプレーなど、新しいチームで楽しさなど、どんな感じですか

「楽しいかどうかはわからないですけど、難しさの方がやっぱりそれはあると思うので。でもね、正直、普段今まで全く関わりのなかった選手と一緒に合宿した中で、いろんな新たに知らなかった一面やバスケも知ることできたので、そういう意味でも、すごく日本の若い選手で色んないい選手がいるんだなって分かって、Bリーグを通してもちろん感じてはいましたけど、やっぱりこの代表で、よりそこを感じていますね」。

 

西田優大

J:厳しい戦いになると思います。西田選手を待っている人が多いと思いますが

「はい。色々求められるものに対して100パーセント応えたいなと思います。怪我人やコンディショニングが揃わない、そういう時だけ呼ばれるって思われるのも嫌なんで、僕自身としてはしっかり結果にこだわって今回は特にプレーしたいなと思ってます」。

J:オールラウンダーとしてディフェンスから速い展開は得意だと思います。西田選手の見どころを教えてください

「シュートの上手い選手が僕の他にもたくさんいますし、今回特にモンゴル戦になると、相手もサイズが小さいので、僕のペイントアタックだったり、フィニッシュまで持っていける部分も増えてくるんじゃないかなと思うので、そういったところは注目してみてもらえたらなと思います」。

J:西田選手のファンへ一言お願いします

「冬になってきて少しずつ煮詰まってきたかなと想うので(笑顔)🍢熱いご声援をよろしくお願いします」。

 

佐々木隆成

J:今回、1番2番もやる上で、どんな心構えもですか

「代表で出ても自分の役割というか、三遠でやってるような大浦とのツーガードでも出ますし、そういったような動きができればなとは思ってますし、 まだメンバーがどうなるかわからないので(この時はまだ未発表)出ることが決まったらそういうプレーは見せていきたいなとは思ってます」。

J:代表でも堂々という雰囲気も出てきたと思ってます。代表での活動も楽しんでますか

「全然全然(笑顔)。楽しくもありますし、ずっと休みがないところで、それはこれまでも、勇樹さんや、マコさんも、もうずっとそれをやっているわけで、慣れてるところはあるんでしょうけど、僕は去年からなので、オフがない事はあんまり慣れてないけど、ケアだったり、そういったところは考えながらと思っています。後はそれこそ楽しんでやれたらいいかなとは思ってます」。

J:佐々木選手ファンにメッセージお願いします

「佐々木ファンに!?(笑顔)、、まだメンバーがわからないので出れるかわかんないですけど、ぜひ 見れる方はテレビで見ていただけたら嬉しいなとは思ってます」

 

大浦颯太

J:とうとう明日になりましたが練習もハードになってトムさんのバスケットって今どう感じてますか

「そうですね。三遠に似てる部分も多いので、そういったところでは積極的にシュートを狙うところだったりは自分の良さも出せるんじゃないかなっていうのは改めて感じてます。トランジッションのとこだったり、オフェンスに入るところだったりは似てる部分も多いと思うので、すごくやりやすいです」。

J:試合に出て1番、2番を色々任されると思うんですけども、自分の中でどう整理していますか

「多分、純粋に1番でプレーするってことは多分プレイタイムとしてはあっても短いと思うので、2番が多分多くなる中で、 よりシュートを狙っていかないといけないと思いますし、ディフェンスのとこでも、自分よりもしかしたら大きい選手につかないといけない場面も出てくると思うので、そういったとこでタフにディフェンスできればと思ってます」。

 

FIBAアジアカップwindow2スケジュール

⚫︎Window2ホームゲーム
2024年11月21日 (木) 19:00 tipoff
@日環アリーナ栃木
男子日本代表 (21位) vs 男子モンゴル代表 (108位)

放送
2024年11月21日 (木)
19:00~ 日本テレビ系にて生放送
配信
2024年11月21日 (木) DAZNおよびTVerにて生配信

◉Window2 アウェーゲーム
2024年11月24日(日) 14:00 tipoff
@ University of Guam Calvo Field House(グアム)
男子日本代表 (21位) vs 男子グアム代表 (80位)

放送
2024年11月24日 (日) 13:55〜 BS朝日 生放送
配信
2024年11月24日 (日) DAZN および ABEMA 生配信

 

公開練習

【男子日本代表】三遠から2名のポイントガード佐々木隆成と大浦颯太が日本代表の司令塔候補へ/佐々木がみせた代表に対する貪欲さに期待「今こそ三遠団結」大浦「ファンブースターに代表でプレーをする姿を見せたい」

【男子日本代表】三遠から2名のポイントガード佐々木隆成と大浦颯太が日本代表の司令塔候補へ/佐々木がみせた代表に対する貪欲さに期待「今こそ三遠団結」大浦「ファンブースターに代表でプレーをする姿を見せたい」

11月13日に「FIBAアジアカップ2025予選Window2」男子日本代表のメディアデーが開催された。

新生トム・ホーバスJapanは、Bリーグを中心の若手選手たちが多くいるなか、今回は河村勇輝(NBAグリズリーズ)不在となるが、ホーバスHCが名前をあげた期待がかかるポイントガードがいる。

まず、名前がでた佐々木隆成(三遠)パリ五輪では惜しくも選手には選ばれなかったが、サポート選手として帯同した。ワールドカップ後に代表合宿へ呼ばれ最後の国際強化試合でもインパクトを与えたシーンなども含め、最高峰がそろうパリ五輪へ代表と共に戦ったその経験が佐々木にとって大きく何かを得たことはBリーグが始まり結果としても伝わるものがある。バイウィークに入る前に、三遠の大野篤史HCが佐々木は日本代表への気持ちの“貪欲”さがチームに活きていると語ることがあった。常にプロとして、そのマインドセットに対して事厳しく見抜く大野HCからの信頼は充分に伝わる言葉でもある。佐々木が感じ得たことは何か。

そして初の代表合宿へ呼ばれた大浦颯太。ディフェンス力と得点力、さらに佐々木と一緒にコートに出た時のコンボガードの魅力だ。Bリーグでも現在、得点力でトップチームの三遠ネオフェニックスの屈指のツーガードへ日本代表への意気込みと、この合宿に入ると同時に出てきた三遠アリーナ問題なども含めて、三遠ネオフェニックスファンへのメッセージもあわせて聞いた。

 

Jbasketインタビュー

佐々木隆成(PG/180cm/28歳)
「トムさんが求めるバスケットをやるのが僕の仕事。基本的に三遠でのプレーを見て呼んでもらっていると思うので、三遠でやっているようなプレーをやろうと今は思っています。それが僕の武器でもあるので。あんまり変えるつもりはないというか、自分の得意プレーをやっていくことが大事かなと思っています。基本的に自分で得点を狙うことでアシストも増えると思うので、まずは点を取ること、 それを守りに来てアシストっていう風な考え方かなと思います」。

J:以前、大野HCからシーズン入ってから佐々木選手の代表に対しての貪欲さなども成長に繋がっていると聞いてました。ご自身はそのパリに同行されて、シーズン入って、また今回呼ばれて大きく変わった所などがあれば教えていただけますか

「そうですね。プレー面で言うと、やっぱり本当に世界のトップ選手たちが、もう練習試合にもかかわらず、前から本気でプレッシャーもガツガツかけて必死に40分間戦っている姿を見て、 全然レベルは違いますけど、僕らがそんなにサボるじゃないですけど、そんなことはあってはならないし、ましてやブースターの皆さんが見に来てる中で、そういったプレーを見せちゃいけないなって感じたので、そういった気持ちの部分で前よりバスケットに真摯に向き合うようになったかなと思います」。

J:今、三遠アリーナ問題だったり浮上してきましたが、今回代表に選ばれて地元のファンの方へ何か見せたい、伝えたいことがあったら一言いただけますか

「色々問題はありますけど、僕たちができるのは、見に来てくださるファンの皆さんに少しでも、感動を与えたり、勇気を与えたりするのが僕たちの仕事だと思うので、それをやり続けて人気を出だして、みんながアリーナを豊橋に立てたいと思うように僕たちはやるだけだと思っていますし、今代表とは関係ないかもしれないですけど、三遠は団結してやらないといけないなと思っています」。

佐々木の表情は柔らかい中に強い気持ちが伝わってくる。日本代表選手として、日本バスケットが盛り上がる光景を見せ、その選手たちが三遠ネオフェニックスのコートで見られる事を伝えられることも大きな貢献に繋がる。

キャリア
PG・SG/180cm/ 28歳/ 天理大学/ 山口県出身
2018-19 大阪エヴェッサ 特別指定
2019-22 熊本ヴォルターズ
2022- 三遠ネオフェニックス

日本代表🇯🇵
2024 男子日本代表第1次強化合宿(ディベロップメントキャンプ)
2024男子日本代表 第2次強化合宿(北海道大会 国際強化試合直前合宿)
2024男子日本代表 第3次強化合宿(SoftBank CUP2024 東京大会 直前合宿)
2024 男子日本代表「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」日本代表候補選手

 

大浦颯太(PG / 182cm/26歳)

J;昨シーズンから結果を出して代表合宿に参加ですね、率直にどんな気持ちですか

「素直に嬉しいです。まだ正式に選ばれたわけではないので、ここから競争も始まってくると思います。そういった中で自分の持ち味だったりを出していけたらいいなと思っています」。

J:代表では1番2番、コンボガードとしてプレーすることが多くなると思いますが、どんなプレーを意識してやっていますか

「そうですね。代表ではどっちかといえばコンボガード的なプレーをするので、トムさんと話しながらそういうプレーでいく感じですね。そういったことでより2番寄りになっていくことで、シュートも狙わないといけないですし、シュート、パスでやっていくことで自分のプレーもいい方向に行っていくと思います。それもトムさんも話してのことだったので、うまくいけばいいかなと思っています」。

J:ファンブースターの期待が大きいですね

「本当にすごく嬉しいです。自分も責任があると思いますし、 今まで支えてきてもらった方々が喜んでもらえることが、自分の中でもすごく嬉しいので、代表でプレーをする姿を見せれればいいなと思っています」。

昨シーズンの三遠の中地区優勝に大きく貢献した大浦は、2024年5月には男子日本代表の第1次強化合宿のディベロップメントキャンプに選出されている。男子日本代表は今後のロス五輪とワールドカップに向けて、まずアジアカップ2025予選を戦っていく上で大事な大会になる。その代表合宿に大浦は選出されている。
大浦は三遠に移籍して、大野篤史HCの下で自身のポテンシャルを発揮した。2023年までは秋田に所属していて、最後の2シーズンは試合に出場する時間が減っていた。それでも気持ちを腐らせずに自分がやるべき事、自分のプレーを出すことに踏ん張ってやってきた。そこでの経験も合わせて、三遠での速いバスケットスタイル、強度高いディフェンス、何よりも大野HCが掲げるプロとしての意識改革で、大浦自身が持っているものがしっかり合致してチームの勝利や移籍後2年目の地区優勝に貢献した。ここぞの時の落ち着きや巧さ、気持ちが入ったプレーが今回の代表にも必要となる。どんな熱いプレーでチームに鼓舞してくれるのか今から楽しみになる。

キャリア
PG / 182cm/ 26歳/ 日本体育大学/ 広島県出身

2019-23 秋田ノーザンハピネッツ
2023- 三遠ネオフェニックス

日本代表🇯🇵
2024 2024年度男子日本代表ディベロップメントキャンプ合宿参加メンバー

公開練習での佐々木隆成と大浦颯太

 

 

【BリーグCS】ミリングHC、エバンス、中村拓人、大野篤史HC、金丸晃輔、大浦颯太Game1.2終了後コメント/広島がセミファイナル進出

【BリーグCS】ミリングHC、エバンス、中村拓人、大野篤史HC、金丸晃輔、大浦颯太Game1.2終了後コメント/広島がセミファイナル進出

今シーズン平均89.5得点とB1トップの三遠を、この2試合で70点以下に抑えて2連勝した広島はクラブ史上新たな歴史を刻んだ。ワイルドカードから勝ち上がってきた広島は、確かな自信を持って愛知、ドルフィンズアリーナに乗り込む。

参照:

https://jbasket.jp/b-leag/42248.html

Game1

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24  5/11 (SAT)/Game1 三遠ネオフェニックス 70-77 広島ドラゴンフライズ

ドウェイン・エバンス(広島)

J:東京でCSに向けて、8チームが揃った時に、優勝が目標で、その為に第1戦目が凄く重要とお聞きして、今日の勝利はどう感じていますか

「本当にGame1をしっかりと勝てたんですけども、まずは満足しないというメンタルで、しっかりとGame2に臨めたらいいのかなと思います。まだ次のラウンドに行けたわけでもないですし。ただ、Game1は取れた、ほんとにそれだけだと思います。しっかりと今日のように自信を持って、本当にアグレッシブに明日もGame2を戦っていければいいと思っています」。

「個人的には1人1人の努力、1人1人のエフォートが必要になってくると思いますので、そこは僕も意識しながら今日40分間戦い抜けたんじゃないかなと思いますね」。

 

大野篤史HC(三遠)

J:初のCSでチームの雰囲気は
選手たちの様子はいつも通りでしたか?
気持ちが入りすぎたりしていましたか?

J:相手が色々と新しく仕掛けてくるディフェンスに対して。

 

金丸晃輔(三遠)

金丸晃輔
「 CSはディフェンスとリバウンドなんですよ」

J:新チームでCSでの雰囲気はどうですが?!金丸選手の役割を教えてください。

「チームの雰囲気はレギュラーシーズンとは違った感じで、良かったです。いい緊張感を持った感じだと思います。特別に得点を取りに行くとかそういう思いとかも一切なくて、勝つ事です。
CSはディフェンスの強度が一気に上がるので、戦術どうこうじゃないんですよね。いいオフェンスをしたからではなく、やはりディフェンをしっかりしないとやられるし、もう “CSはディフェンスとリバウンド ”なんですよ。この2つをしっかりチームで40分間遂行しないと勝てないです」。

J:明日に向けての気持ちを

「今までやってきたこと変えるつもりもないし、 試合に出る人が遂行することが強度やクオリティを維持して大事になってくる。今までやってきたことを、そのクオリティをどう高く表現するかが本当に大事なんです。大事な場面ではハドル組んだりして 声かけも大事にしていきたいですね」。

J:ホーム開催で熱いファンからの声援はどうでしたか

「今日特に感じたのは、シュート1本1本が決まると、ギュラーシーズンとは違って、大きな声援が聞こえたし、それを聞くたびに嬉しく思いましたし、CSでみんな一緒に戦ってくれてるんだっていう思いがすごく伝わってきたので、本当に感謝してます。明日もう1回、もう後がないので、もう1度ファンの皆さんと一緒に戦ってほしいです」。

 

Game2

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24  5/12 (SUN)/Game2 三遠ネオフェニックス 66-69 広島ドラゴンフライズ

カイル・ミリングHC (広島)
クラブ初のセミファイナル進出を決める。

「出てくる言葉がない位、良い試合だったと思います。本当に試合云々よりも、 選手たちが今まで積み上げてきたものだったり、本当に今まで犠牲にしてきたものであったり、努力だったりが今日しっかりと報われた戦いになったと思います。40分間、本当に素晴らしかった。

若いチームだと思うんですけども、三谷や、スターターが欠いている状況のなか、こういった場面でもしっかりと自分たちのやるべきことを信じて40分間やれたっていうのは、 本当に選手たちは今日を称えるべきだと思います。

そして僕たちコーチ陣を信じてついてきてくれていること、心から感謝しています」。

 

ドウェイン・エバンス (広島) 

「いつもの様な、本当にいつもの感じのCSのゲームだったと いう風に思います。しっかりと40分間最後まで僕らも戦えたので、今日も勝つことができたので本当に良かったです。

大きな自信を僕らは今持ってると思いますし、ここ数試合でもしっかりとクロスゲームをものにできているので、私たちの大きな自信にも繋がっています。こういった場面でも落ち着いて、しっかりと遂行できたと思います」。

 

中村拓人(広島)

「1試合通して本当に前半にタフな時間帯が続いたんですけど、後半にはディフンスで粘りながら40分間通して僕らのディフェンスができて、それがこの勝利に繋がったんじゃないかなと思います」。

J:今シーズンフルで60試合出場し、チャンスを物にしてきて、昨年のCSでの壁も乗り越えてこらましたが、今シーズンどこが最も上がったのか、気持ちの部分も含め教えてください。

「去年から約1年間、本当にいろんな局面が自分の中でも感じましたし自分の中でも乗り越えていけたという自信にも繋がりました。その要因としては本当に僕自身、役割が明確になってきたのが、自分の中でステップアップできた要因なのかなと思います。特にディフェンスのところもそうですし、ゲームをクリエイトするところは、この1年間本当に自分の中でも自信もってプレーできました。 そこが去年とはまた違った自分を見せらているのかなと思います」。

 

大野篤史HC(三遠)

J:三遠は全国にたくさんのバスケットファンを増やして魅了した一年間だったと思います。

J:ホームでの声援を受けて戦ったシーズン、ファンの皆様への思いも教えてください。

 

大浦颯太(三遠)

J:今シーズン移籍後に“速いバスケットボールでチームの勝利に貢献する”と聞きましたが、この一年間どの様に変化しましたか

「レギュラーシーズンでこの結果をやれたっていうところでは、ディフェンスで貢献できましたけど、 やっぱりこのCSで勝てないと意味がないと思っています。レギュラーシーズンの中で成長はできましたけど、まだまだチームを勝たせられる選手、勝ちに行ける選手というところでは、まだまだ自分自身、成長しないといけなないと思います。
色んなところで成長はできましたけど負けは負けなので、そこは次のシーズンどう活かすかを考えながらやらないいけないと思います」。

「来シーズン自分たちが何が出来るか、自分自身が何が出来るのかを考えながらこのオフシーズンを過ごさないといけないと思います。来シーズンもチャンピオンシップを目指す中で、1つ1つのポジションだったり、1つ1つが大切になってくる事を改めて体験できた事は、次のキャリアの中でステップアップできるポイントかなと思う試合でした」。

 

広島ドラゴンフライズセミファイナル

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24

5/18 (SAT) 14:05
5/19 (SUN) 13:10
5/20 (MON) 19:05
ドルフィンズアリーナ

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区1位)
vs
広島ドラゴンフライズ (西地区3位、ワイルドカード1位)

 

【BリーグCS】広島が中地区チャンピオン三遠に連勝して初のセミファイナル進出を決める/中地区優勝の三遠は悔しくもクォーターファイナルで敗退

【BリーグCS】広島が中地区チャンピオン三遠に連勝して初のセミファイナル進出を決める/中地区優勝の三遠は悔しくもクォーターファイナルで敗退

「日本生命 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2023-24」が開幕した。クォーターファイナルは、2戦先勝方式で行われる。中地区を初優勝した三遠ネオフェニックスに対して、西地区3位、ワイルドカード1位でシーズン終盤には連勝を重ねてきた広島ドラゴンフライズとの対戦が三遠のホームになる豊橋市総合体育館で5月11日、12日で行われた。B1でトップのオフェンス力を擁する三遠を2試合とも激しく、強度高いディフェンスで70点以下に抑えることに成功して、広島はクラブ創設以来初のCSセミファイナル進出を決めた。

 

Game1
広島が最後の最後で三遠に競り勝ちGame1を勝利

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24 5/11 (SAT)
Game1 豊橋市総合体育館

三遠ネオフェニックス 70-77 広島ドラゴンフライズ
1Q 23-21
2Q 18-17
3Q 18-16
4Q 11-22

<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 22得点
#30 山崎稜 19得点 (3P5/9)
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 10得点 7Reb

<三遠>
#1 ヤンテ・メイテン 17得点 7Reb
#4 コティ・クラーク 15得点 5Reb 3AST
#24 佐々木隆成 11得点 4AST

緊張感漂う中ティップオフしてメイテンがインサイドでバスカンからの3点プレーを見せ、広島はボールを動かしてアウトサイドから決める。三遠は落ち着いてプレーしてコーナーのクラークへと渡りスリーポイントを決めてお互い速い展開で進んでいく。広島のディフェンスが三遠にプレッシャーかけていき、三遠から力みが感じられるが、変わった細川、佐々木が得点してしっかりついていき金丸もスリーポイント決めて23-21とリードして1Q終える。

2Qに入って、ダジンスキーがいつものようにミッドレンジからシュートを決めて三遠はいいリズムで進んでいくが、ターンオーバーをラベナ、クラークと続けてしてしまい逆転される。広島はリーグ終盤からディフェンスの強度は変わらずに高く、三遠のオフェンスを止めにかかる。それでもクラークを起点にオフェンスを組み立て、メイテンがペイントにダイブするいい形で得点するも、広島もすぐにしっかり対応して激しい戦いになる。三遠はブレイクを出して、メイテンがしっかり走って得点して広島の勢いを切っていく。ビッグマンがいち早く走る大野バスケットの強さを見せるも、広島のディフェンスの強度は落ちず、41-38三遠リードがわずかなリードで折り返す。

後半に入って、三遠はフロア大きくスペースを上手く使い、インサイドのメイテン、アウトサイドの金丸シュートで三遠らしいバスケを展開する。広島はエバンスが得点を重なて6連続得点で同点にするが、クラークの活躍もあって59-54三遠リードで最終クォーターへ。

4Qで広島はエバンスを起点に得点し、山崎のスリーポイントで直ぐに同点にする。逆転した広島にクラッチタイムで金丸が逆転のスリーポイントを決めて勢いに乗る三遠は、24秒バイオレーションで守るが、最終局面の1分を切ってから山崎がスリーポイントを決めて逆転する。山崎のシュートが勝負を決める3ポイントとなる。三遠はターンオーバーを起こしてしまい5点差にしてしまい、リードされた得点は縮まらず、広島が三遠を振り切って大事なGame1を勝利した。

Game2
広島が中地区チャンピオン三遠に連勝して初のセミファイナル進出を決める

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24  5/12 (SUN)
Game2 豊橋市総合体育館

三遠ネオフェニックス 66-69 広島ドラゴンフライズ
1Q 21-23
2Q 20-20
3Q 14-7
4Q 11-19

<広島>
#13 ドウェイン・エバンス 18得点 6Reb 5AST
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア 12得点 5Reb
#30 山崎稜 12得点

<三遠>
#23 デイビッド・ダジンスキー 25得点
#0 サーディ・ラベナ 13得点 6Reb
#1 ヤンテ・メイテン 14Reb 8得点

ゲーム入りから三遠はボールを動かし大浦がスリーポイントを決めていき速い展開から得点する。大野HCがすぐさまヘッドコーチチャレンジと熱い試合展開になる。Game1とは逆に三遠がターンオーバーを狙いラベナがそのままアタックしてバスカンで3点プレーを見せて徐々に三遠がペースを掴んでいく。広島はインサイドでの強さを見せてリバウンドをしっかり取って追いついていき23-21広島リードで1Qを終える。

アウトサイドからの得点がいい広島は、次にインサイドでのスペースを上手く使って得点してリードを広げる。更にエバンスがドライブから得点して広島が三遠のディフェンスを切り裂いていく。三遠も果敢にオフェンスしていくが、広島の厳しいディフェンスで中々リズムを掴めない時間が続き、43-41広島リードで前半を折り返す。

後半エバンスがスリーポイントにフックシュートに決めてリードする。広島のサイズある激しいディフェンスにどう対応して決め切るか。三遠もディフェンスから作って、ダジンスキーがスリーポイントとミドルレンジから得点、そしてダンクと三遠らしいバスケットが展開されていく木、大浦がオフェンスチャージングを2本取ってチームを救い、55-50三遠リードで最終クォーターへ。

お互い激しい攻防は試合開始から強度は落ちつずに上がっていき、同点からインサイドでのリバウンドの取り合いから三遠が押し込んでリードをする。残り5分、ターンオーバーから広島がスリーポイント決めて再び逆転、細川のスリーポイントで三遠は同点にする。激しい攻防は最終局面に入っていく。1点差から広島が得点して3点差にして、最後の三遠のオフェンスになり広島はしっかり守りきる。中地区優勝の三遠から広島が勝利した。三遠に連勝した為、広島のCSセミファイナル進出を決めた。

シーズン終盤から競合相手に快進撃を続けてきた広島が、中地区優勝の三遠に勝利した2連戦になった。広島は10年目でクラブ創設以来初のベスト4に進出した。また三遠はシーズン後半からチーム全体で怪我人が出てローテーションも厳しい状態で進んできたことが悔やまれるが、三遠は今シーズン地域に、日本全国に存在感を示して、バスケット界を盛り上げてくれたことは間違いない。また新たなスタートをここから始まる。

 


セミファイナル

日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24
セミファイナル

5/18 (SAT) 14:05
5/19 (SUN) 13:10
5/20 (MON) 19:05
ドルフィンズアリーナ

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区1位)
vs
広島ドラゴンフライズ (西地区3位、ワイルドカード1位)

 

 

【Bリーグ】三遠がSR渋谷に逆転勝利/豊橋開催最多人数 4,841人でチームとブースターの勝利で中地区優勝M9へ

【Bリーグ】三遠がSR渋谷に逆転勝利/豊橋開催最多人数 4,841人でチームとブースターの勝利で中地区優勝M9へ

第27節、中地区35勝9敗で首位を走り、Game1でサンロッカーズ渋谷に勝利して連敗を止めた三遠ネオフェニックスと同じ中地区23勝21敗4位につけて、CSに向けて戦うサンロッカーズ渋谷のGame2、激しい攻防は7人出場の三遠がSR渋谷に劇的大逆転勝利で2連勝。

第27節 Game2
豊橋開催最多人数 4,841人
3/24(SUN) 豊橋市総合体育館
三遠 84-81 SR渋谷
1Q 22-17
2Q 21-21
3Q 17-24
4Q 24-19

<三遠>
#1 ヤンテ・メイテン 29得点 13Reb 4AST
#5 大浦颯太 15得点 7AST
#23 デイビット・ダジンスキー 13得点 3AST

<SR渋谷>
#8 ジョシュ・ホーキンソン 24得点 6Reb
#5 アンソニー・クレモンズ 19得点
#9 ベンドラメ礼生 13得点

小気味よくクラーク、メイテンが得点していいリズムで入りリードする。入りからお互い激しいディフェンスを見せていく中で、三遠がボールを動かして、ホーキンソンとのインサイドも激しいやり合いから得点してリードしていく。更に、ピックからしかけていき、クラークが得点して存在感を見せつける。渋谷も田中がスリーポイント決めるとじわじわと追い上げて、追いついた。ここから三遠はブレイク出したり、ファアルをしっかり取り、大浦がコントロールしてメイテンへ渡り得点して43-38で折り返す。大浦は持ち味の気持ちの入ったプレーでチームにエナジーを与えていく。渋谷のインサイドホーキンソンに、メイテン、クラークがしっかり対応して本来の三遠の強さも見せた。

後半イニシアティブをとっていきたい渋谷が追いついた。ホーキンソンがピックからミスマッチを作り、ペイントに押し込んで逆転する。三遠のディフェンスは強度高いが、スイッチからのヘルプをいいローテーションでどう守っていくかのところを渋谷の勢いは増していき、ターンオーバー誘い得点して、流れを一気に持っていく。大事な時間帯になる三遠は、なんとかブレイク出して喰らいつくが、流れを掴んだ渋谷は5-18一気にランして流れを完全にひこ寄せたが、三円は修正する。大浦のハッスルやゲームメイクからダジンスキーがブザービーターでスリーポイント決めた62-60で最終へ。

激しい攻防は続き、渋谷がリードしていくが三遠はオフェンスリバウンド繋ぎ大浦がスリーポイント決めて渋谷のリズムにいきかけるが、しっかり食い止める強さを見せた。渋谷がリードを続けて終盤へ。ここからホームの三遠がブースターと共に、試合の場がれを変える。残り2分、メイテンのインサイドの強さで遂に追いつき同点にする。そしてついに捉えて逆転した三遠に会場のボルテージはマックスになり痺れる展開に。残り1分、渋谷もどこから仕掛けて、どうディフェンスしていくか、1点差から三円は渋谷のオフェンスを止め、ダジンスキーがダンクを叩き込んで84-81の逆転勝利で渋谷に2連勝した。いよいよ三遠は連敗からの2連勝で地区優勝までマジック9となった。

 

試合後コメント

大野篤史 HC(三遠) 

J:痺れる展開でした、後半5-18からカムバック出来たチームをどう感じてましたか

「今日はタフなゲームでした。3Qに関しては、自分達がやらないといけない事よりも各々がやりたい事を選択してしまった時間帯、場面が多かったと思います。ただ、4Qではビハインドを食らった中でも、オフェンスとディフェンスを我慢強く遂行してくれたお陰でしっかりバウンスバックして勝利を掴む事が出来ました。選手の我慢強さが勝利に値するプレーだったと思います。」

J:連敗後のホーム連勝、7人コートに出てやり切っての勝利をどう感じてますか

「本当に選手が頑張ったおかげで勝つことが出来たと思います。ホームであれだけの大きい声援をブースターさんが与えてくれたお陰で、自分達が心折れる事なく、また渋谷さんのフリースローを落としてもらったと思いますし、一体となって勝利出来たいいホームゲームだった思います。」

J:ここ数試合でチームに本音や思いを話してから選手達が汲み取っている感じがしますが、自身はどう感じてますか

「選手に聞いて下さい(笑顔)。ていうくらい試行錯誤している事もあるので、どれが今のチームや選手にとって1番いいコーチングなのかは日々悩み、日々学び、日々実践する時間ですね。ジェネレーションギャップかな(笑顔)。
勝てばいいです。ホームは勝たないといけないので、勝つ事が選手にとっての自信にもなりますし、ブースターさんに1番喜んでもらえる瞬間なので、それを多く提供出来るように努力し続けるだけだと思います。」

J:試合終了後はなんと言っていたんですか

「どうれしい! また観にこりんね!」

J:どういう意味ですか

「”凄く嬉しい” “また観にきてねー”です。この都市に馴染めるように、方言も頑張りたいと思います。」

 

大浦颯太(三遠)
「今日は相手に一度リードを許し我慢を強いられる展開の中で、自分たちが再度逆転して勝利すること ができました。 これまでは点差が開いた時に我慢できずに離されてしまう試合も多かったですが、その点では今日の 試合で少しは成長できたと感じています。」

Q:昨日のGAME1での勝利が自信となり、今日の勝利に繋がっていますか?

A:要因の1つとしてはあると思います。 もう一度、自分たちのバスケットがどこにあるかのか再確認できた試合でした。 勝利することが大事だとは思っていたので、昨日の勝利はチームにとっても大きかったと思います。

Q:ブースターの方々の声援が大きかったと思いますが、どう感じていましたか?

A:特に最近は、ブースターの皆さんの声援をより感じることができるようになりました。 試合中もホームの一体感が生まれていると感じる試合が多く、アウェーの会場でも負けない雰囲気を 作ってくれて嬉しいです。 その中でプレーできていることに、感謝しなければいけないと思っています。

 

ヤンテ・メイテン
「今日は非常にタフな試合となりました。もちろん厳しい試合になることは予想していましたが、その中で自分たちのバスケットのスタイルを貫くことを意識して臨みました。オフェンスが滞ってしまった時間帯もありましたが、そういった時も人を代えながらその選手の強みを活かしたプレーを続けたことでバウンスバックすることができたと思います。」

Q:5連敗からの今節の連勝ですが、メンタル面で変化したことはありますか?

A:どこかでは必ず連敗を止めることができるとは思っていましたが、まず1勝することがとても大事 だと感じていました。 勝利することで光が見えると思っていたので、自分たちのスタイルを遂行しようと今節の試合に臨み ました。 もちろんメンタル面での準備もしていましたが、今節の試合前にクラーク選手が「絶対に勝とう」と メッセージをくれて、勝つためのマインドセットがしっかりできたと思います。

 

ルカ・パヴィチェヴィッチHC(SR渋谷)

「選手は最後まで戦い抜いて、しっかりやってくれたがあと一歩及ばず、勝ち切ることができなかった。セカンドチャンスのリバウンドを取られてしまったり、重要な場面での小さなミスが今日の結果に響いてしまった。今シーズンは(順位が)低いところから始まったが、そこから本当にここまでよく戦ってくれていると思う。しかしながら、今日の試合を含めて、強豪相手に1勝を勝ち取るパワーがまだ足りない。プレーの細かいところをどれだけ突き詰めることができるかが、今後一層重要になってくる。」

 

ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)
「昨日と比べて、チームとしてハードに戦うことができたと思う。しかし、勝つまでに細かいプレーだったり、あと少しの集中力が足りなかった。今日勝ちきることができず、悔しい。」

(次は古巣信州戦となるが)
「移籍後初めての信州戦。昔のチームメイトとの繋がりも深く、一緒にプレーできるのを楽しみにしている。」

 

【Bリーグ】中地区首位三遠率いる大野篤史HC”チームビルディング、思い、思考”と”プライベートと豊橋の魅力”  そして今シーズンにかける大浦颯太の想い/全編Jbasket AND1動画

【Bリーグ】中地区首位三遠率いる大野篤史HC”チームビルディング、思い、思考”と”プライベートと豊橋の魅力”  そして今シーズンにかける大浦颯太の想い/全編Jbasket AND1動画

大野篤史HC率いる新体制の三遠は昨シーズン怪我人で泣いた悔しいシーズンになって中地区23勝37敗で6位に終わった。そして、新加入選手を加えて、現在22勝4敗でアルバルク東京とリーグトップの勝敗数でここから中盤から終盤へ挑んでいく。大野篤史HCが以前のJbasketインタビューてー“何よりも選手1人一人がエゴがなく、チームの為に自分の役割を果たしている” とあったように新しいチームがしっかりとした方向性でその思いがプレーに出ている。現在三遠ネオフェニックスがBリーグ開幕以降初めて今までに見た事のない景色を見ていて、Bリーグに旋風を起こしている。
そこで大野篤史HCと今シーズン新加入でPGとしてチームに大きく貢献している大浦颯太に聞く事が出来た。
大浦の今の活躍は今シーズン開幕からの思いがあってのプレーに注目して開幕直後にに聞いたJbasketインタビューになる。

大野篤史HCに聞く

J:チームビルディング、思い、スタイル、思考、行動と大野HC自身の考えを2024年に向けても教えて下さい

J:今シーズンあっという間に1/3過ぎましたが早か感じますか長く感じますか

J:速いバスケットに加えて観る方はどんな所を注目すればいいですか

J:今シーズン目標についてチームで共有している事を教えて下さい

J:プライベートについて
ファッション、ヘアスタイル、オーダースーツ等々

J:豊橋に来る際に”大野篤史的オススメスポット”

J:全国の大野篤史ファンへ

 

ショートバージョン

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キャリア
1977年8月12日生
石川県出身 45歳 197cm SG/SF

愛工大名電高校
インターハイ3位
ウィンターカップ4位

日本体育大学
1年生から試合に出場
インカレ、関東大学を4連覇に大きく貢献。得点王(2回)、MVPに輝く。また3P王、アシスト王にも輝く。
関東大学リーグ4連覇に大きく貢献。

三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
2000-2007 JBL(Bリーグ前身) 初代新新人王獲得。JBLスーパーリーグ初のプレーオフにチームを進出させる。
日本代表としてアジア選手権、アジア競技会に出場して日本代表に貢献。

パナソニックトライアンズ
2007-10 プレーヤーとして活躍してその後に引退。
引退後にACに就任。
2012-13には、HC代行も務める。

日本🇯🇵代表
1995年 U18男子日本代表でアジアJr選手権に出場
1997年 U22男子日本代表 ユニバーシティ大会
2001年 男子日本代表 アジア大会
2002年 男子日本代表 アジア協議会
2006年 男子日本代表 アジア競技大会

広島ドラゴンフライズ
2014-16 球団創設から佐古賢一HCの元、ACに就任。

千葉ジェッツ
2016-22 誰もが知るHCとして天皇杯3連覇、Bリーグ初の制覇を成し遂げる。

三遠ネオフェニックス
2022- HCとして就任

 

 

大浦颯太(三遠)に聞く

昨シーズン秋田では44ゲームに出場し、5ゲームをスターターとして出場した。平均12分13秒出場時間から今シーズン26ゲーム全て出場し、4ゲームスターターで出場している。平均出場時間は20分23秒、5.9得点、3.9アシストと、ポイントガードとしてゲームメイクをチームに貢献していて、三遠中地区首位に欠かせない存在にスタッツでもなっている。
怪我人などチーム事情で得点が必要な場面では自ら得点にもいき、2023年12月30日の千葉J戦では16得点あげて、翌日31日同千葉J戦では、24分出場し、9リバウンド、8アシストと2連勝に大きく貢献した。

 

J:個人、チームの目標を

「チームを勝たせられる選手になれればいいと思ってます。コティ選手過ぎましたが含めて外国籍選手のタレントが揃っているので、金丸さんだったり、どう使っていくかとかを考えながら最後チームとして勝ち切れるように貢献出来る選手になる事です。
速い展開でバスケットを展開する事を目標としているので、それがスタンダードになる事をチームで話しています。」

J:今シーズンに向けてメッセージ下さい

「試合前に大野さん(HC)から、今まで三遠はボトムにいたチームだった所から去年少し変われた中で、もう一回自分達で、新加入選手と共にもっともっと上を目指してCSだったり、勝っていかないといけないと思うので、それを証明出来るようにやっていきたいと思います。」

J:移籍やこのチームでの役割を教えて下さい
J:チームはどうですか

 

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キャリア

PG/182cm/26歳/広島県出身

広陵高校
日本体育大学
1年 関東大学選手権新人戦 優秀選手賞
4年 関東大学選手権 アシスト王
関東大学リーグ戦優秀選手賞、アシスト王受賞
2020 特別指定選手として秋田に加入
2021-23 秋田ノーザンハピネッツ
2023- 三遠ネオフェニックス

 

【Bリーグ】三遠が千葉に2連勝でリーグトップタイ22勝4敗/大野篤史HC、金丸晃輔(三遠)、富樫勇樹、小川麻斗 、パトリックHC(千葉J)試合後コメント

【Bリーグ】三遠が千葉に2連勝でリーグトップタイ22勝4敗/大野篤史HC、金丸晃輔(三遠)、富樫勇樹、小川麻斗 、パトリックHC(千葉J)試合後コメント

12/31(SUN) 大晦日
激闘死闘の結末は三遠が千葉Jに2連勝
第15節
12/31(SUN) 船橋アリーナ
千葉J 94-96 三遠
1Q 15-25
2Q 31-26
3Q 31-19
4Q 17-26

<三遠>
#4 コティ・クラーク 32得点 5Reb 3STL
#1 ヤンテ・メイテン 13得点 12Reb
#14 金丸晃輔 12得点
#0 サーディ・ラベナ 11得点
#23 デイビッド・ダジンスキー11得点

<千葉J>
#2 富樫勇樹 25得点 5AST
#20 ディー・ジェイ・ステフェンズ 20得点 9Reb
#33 ジョン・ムーニー 19得点 13Reb
#13 大倉颯太11得点

GAME1は三遠がリーグ始まって初めて千葉ジェッツから白星を取った。千葉から三遠の指揮を取る大野篤史HCの2年目となる。千葉はホームでの2023年最後の試合負けられない。

千葉はゲーム入りから激しいディフェンでいい流れのオフェンスを作っていく。中々決まらない三遠はクラーク、金丸の2人が得点しターンオーバーからしっかり得点し逆転する三遠が25-15で1Q終える。

2桁得点差になりこれ以上離されたくない千葉は三遠からオフェンスファウルを取って連続で得点して追いつくが、クラークがインサイドの強さを見せて再び2桁得点差にする。金丸と富樫が入れ合いもあり、51-46で三遠リードで折り返す。

後半、大倉颯太が連続で得点して追い上げに入り、前半からチームを牽引する富樫がスリーポイントを決めて一気に追いつき逆転して千葉に勢いをつける。千葉は富樫とステフェンズの得点がゲームの流れを変えて77-70リードして最終へ。

流れが千葉に行くが今シーズンの三遠は粘り強く離されてもしっかり追いつき、お互い激しい試合が進んでいく。
残り1分の攻防から三遠が千葉からターンオーバーを取りオフェンスを止める、三遠有利のところからエース富樫が見せた。富樫がスリーポイントを残り6.5秒で決めて同点にして場内ボルテージマックスになる。それでも今シーズンの三遠は違う、メイテンに託しきっちりインサイドに押し込んで得点して逆転した。最後はリードを守った三遠が勝利し千葉に2連勝した。

 

試合後🎙

大野篤史HC(三遠)

 

金丸晃輔 (三遠)

J:本当に凄い試合でした

「本当に、、あれだけフリースロー外して勝てる試合はないですね。しょうがないですね、決めないといけないです。」

J:金丸選手いて三遠の勝ち切る強さを教えて下さい

「リズム悪い時でもブレないでやり続ける、大崩れしない所がカムバック出来る大きな要因の一つだと思います。個人個人の役割がはっきりしていて誰もエゴを出してやっていないのでそれが良い方向に出ているし、出ている5人全員がストロングポイントを活かす、相手の弱点を突くプレーだったり意思統一が出来ているので、ブレないで1試合通して出来ると思ってます。」

J:2024年に向けてお願いします

「現状に満足したらそれ以上はないので、やっている以上は満足せずに常に上を目指していき、試合をやっていけば必ず課題が出てくるので、それをクリアしてクリアして上を目指してより良いチームを目指していく、それだけだと思います。」

 

ジョン・パトリックHC (千葉J) 

J:少ない人数でのローテーションで、熱いやり合い、どちらが勝ってもわからない試合どんな事を大事にしてますか

「結果じゃなくてプロセス、その中で頑張る、全力でトライしてミスしたのはオッケーだけど、諦めないでプレーしたい。諦めて怖がっていた所が少しずつなくなっているから、若い選手、ベテラン選手も本当に全力でやっていたと思う。今日 審判に吹かれなかったのしょうがないけど、肘が出たり、足を取られたり、コントロール出来ないけど、うちはコントロール出来る所を非常に頑張ったと思う。」

最後に「良いお年を」とメッセージ。

 

小川麻斗 (千葉J)

J:今シーズンローテーションを少ない人数でやってチームに貢献する中で成長している事、修正したい所教えて下さい

「ディフェンスの部分というのは昨シーズンと変わらずコートに出た時はアグレッシブにやる事でチームを鼓舞するので、全員がアグレッシブになってくれるのでコーチが求めていると思いますし、そういう時間帯がない時はプレータイムも少ないですし、そういう所を悩んでいましたが再確認してここ数試合はディフェンスをアグレッシブにする、オフボールで簡単にスクリーンにヒットしないのは良くなってきてると思います。
オフェンスでは、接戦だと勇樹さんを見たり、周りを探したりする時間があったので、最近はブロックされようが、フィニッシュ外そうが、リングにアタックする事を意識してやっているので得点に繋がっていると重います。」

J:ウインターカップだの福岡第一優勝について思いを教えて下さい

「夏オフシーズンで撮影でお邪魔させてもらったんですけど、今年は本当に勝つかわからないようなチームでした。今大会でドラマチックな勝ち方をしてきて、OBとして本当に感動しました。
井手口先生に連絡してディフェンスの事を確認出来たと聞いて自分も嬉しいですし、井手口先生や後輩たちが頑張っている姿を見て、自分は頑張りたいというか、頑張らないといけないと思います。OBとしても、アグレッシブさやコート走り回るなど高校で学んだ事なので、バスケットをやっていく中で大事になってくると思います。」

最後に
「あけましておめでとうございます」
皆さんに新年会えないので伝えますと残し笑顔で会場を後にした。

【Bリーグ】三遠が川崎に勝利 大野篤史HC「イニシアテブ取られても繋げてくれる佐々木隆成を是非取り上げて下さい」23得点キャリアハイ

【Bリーグ】三遠が川崎に勝利 大野篤史HC「イニシアテブ取られても繋げてくれる佐々木隆成を是非取り上げて下さい」23得点キャリアハイ

ワールドカップカップから1ヶ月程経ってBリーグが10月5日佐賀vs琉球が先に開幕して、10月7日8日にリーグ全体が開幕する。中地区同士の川崎vs三遠は、三遠が川崎を逆転してそのまましっかりリードして強豪川崎に開幕戦を勝利した。
三遠は先だっての天皇杯で8人体制で3連戦に挑み素晴らしい試合展開を見せて、そこから調整してこの開幕に臨んだ所、三遠のバスケットで勝利を収めた。

10/7(土) 開幕戦
川崎ブレイブサンダース75-86 三遠ネオフェニックス
1Q 25-24
2Q 21-28
3Q 8-12
4Q 21-22

<三遠>
#24 佐々木隆成 23得点
#0 サーディ・ラベナ 11得点 9Reb
#5 大浦颯太 11得点 3AST
#23 デイビッド・ダジンスキー 11得点 7Reb
#14 金丸晃輔 10得点

<川崎>
#20 トーマス・ウィンブッシュ 26得点
#22 ニック・ファジーカス 16得点
#0 藤井祐眞 13得点

佐々木が上手くズレを作ってジャンパーで決めて入り更にドライブして得点する三遠。川崎は今シーズンで引退を表明しているファジーカスや新加入ウィンブッシュがどれだけやるかが注目される中スリーポイントを決まる。この試合でも川崎の得点源としてチームに貢献して楽しみなところを見せてくれた。川崎はピックからしっかりノーマークを作って得点、ブレイクで得点といい入りをする。追い上げる三遠にしっかりフリーを作り得点していく川崎に対して、大浦の加入で速さも加わってカムバックが早い三遠。引き離そうとする川崎に追いつく三遠で25-24川崎リードで1Q終える。

ウィンブッシュがインサイドで発揮して連続得点して川崎がリードするも大浦がコントロールして得点して返していき、ディフェンスではしっかり守りインサイドではメイテンが得点して三遠が遂に逆転する。三遠のインサイド陣の安定感が発揮される。
ラベナ、ウィンブッシュとスリーを入れ合い、川崎も篠山、藤井、増田、アレン、ヒースとドライブして速い展開にして流れを変えていくが、三遠佐々木が個人で打開して得点していく。大浦、佐々木とジャンパーも決めてリードを取る三遠。川崎はサイズをビッグマンラインナップにしてアウトサイドから決める、前半お互い入れ合い52-46三遠リードで折り返す。

後半は佐々木の速いドライブから得点する三遠。三遠の強度高いディフェンスから得点してリードを広げる。オフェンスもボールと人がしっかり動いてコントロールしていく。三遠はディフェンスも仕掛けてゾーンに攻め切れない川崎は我慢の時間になる。
大浦、佐々木と速い展開で2ケタ得点差にして10点リードで最終へ。

川崎はウィンブッシュが気を吐き得点して追い上げる。川崎も1桁得点差にするが、すぐにクラークが決めて流れを渡さない。追い上げる川崎に金丸がジャンパー、スリーポイントと決め切る。ディフェンスからゲームをしっかり作り川崎の追い上げを振り切り三遠が開幕ゲームを勝利した。