三遠が横浜BCに苦しい展開から逆転して大きな勝利 中地区優勝を決める
大浦 津屋が渾身の3ポイントを沈める
4/23(WED) 第34節
横浜BUNTAI
横浜BC 77-82 三遠
1Q 23-19
2Q 15-17
3Q 22-19
4Q 17-27
<三遠>
#5 大浦颯太 21得点
#2 デイビット・ヌワバ 17得点 9Reb 6AST
#1 ヤンテ・メイテン 12得点 11Reb
#28 津屋一球 9得点(3P3/4)
<横浜BC>
#4 ダミアン・イングリス 16得点 7Reb 8AST
#21 マイク・コッツァー 16得点 5AST
#8 ゲイリー・クラーク 14得点 8Reb
#14 大庭岳輝 14得点
両チームともインサイドにアタックして得点していき、横浜はクラーク、コッツァー、イングリスと強さを見せる。シュートが決まらない三遠は、ブレークを出されてリードを奪われて、横浜のいい展開を許す形となる。
インサイドもメイテンに対してしっかりとビッグマンで横浜は守る。対して、三遠はリバウンドからヌワバがドライブからキックアウトして大浦が3ポイント決め、さらにヌワバが自らペイントにドライブしてバスカンとチームで戦い、チームを引っ張る三遠らしいプレイで追い上げる。横浜も森井がゲームをセットして得点して38-36横浜リードで折り返す。
後半横浜はクラーク、コッツァーの2人がペイントでディフェンスの強さを見せて、ブレイクから走って得点し横浜が後半も流れを作る。さらにイングリス、クラーク、コッツァーの個人技で一気に引き離し、大庭が2本の3ポイントを沈めて一気に2桁得点差にして60-55横浜リードで最終へ。
流れを掴みたい三遠は、激しい攻防から津屋の3ポイントやヌワバのインサイドで1点差に迫り、津屋のコーナーからの3ポイントで遂に逆転する。それでも横浜は、しっかりと返していく中で、大浦が渾身の2本の3ポイントで一気に三遠に勢いをつける。その後横浜もディフェンスからいいシュートを打っていくが三遠がリードを守りきり77-82 で三遠が勝利して、2年連続で地区優勝に輝いた。ここ数試合なかなか三遠らしいバスケットが展開できなかったが、この試合で3連敗を止めてしっかり勝利した。
大野篤史HC(三遠)
中地区優勝を決めて大野HCは静かにチームに対しての想いを語った。
「3連敗からの臨んだ中で、うん、やっぱりまだ自分たちがシーズン当初からやってきたことを上積みするっていうところにはまだまだ足りないと思ってます。
ただ、そういう課題ばっかりを言うのではなくて、彼らに伝えたのは、”この苦しみがあってよかったねっていうことを最後に言えるかどうか” っていうところに、やっぱりフォーカスしなきゃいけない。
この連敗があったり、この苦しい日があったことが、CSに活きたねっていうように、自分たちが持っていかなきゃいけないよっていう話はしました。そこをみんなで乗り越えて、また今日と同じような、また今日よりも素晴らしい景色が見れるようにやっていきましょうと伝えました」。
J:地区優勝おめでとうございます。気持ちはホッとしていますか、またもうすでに前に気持ちは行っていますか
「そうですね。結果っていうものがついたってことに関しては、もちろんホッとしてます。
シーズン最初の愛知カップでの試合もそうですし、天皇杯で自分たちが見たかった景色まで見れなかった悔しさ。そういう1つ1つの結果については、この地区の優勝っていうのは本当に満足できるものです。
ただ、もう1つ、自分たちが本当に行きたい場所っていうところもあるので、去年ほんとに悔しい思いをして最後終わってしまったので、それは僕たちだけではなくて、支えてくれている、協賛していただいてるスポンサーの皆さんだったり、地域の皆さんだったり、ブースターの皆さんもまだまだその景色が見たいと思ってくれてるはずだと思うので、そこに一緒に行きたいと思ってます」。
自分でコントロールできないことに対してどう感じていたのか、地区優勝セレモニー後にファンブースターを招き入れてフォトセッションした想いについて聞かれた大野篤史HC
「本当にシーズン通して協賛していただいたスポンサーの皆さんで、地域で応援してくれている皆さんで、本当にいい時も悪い時も、ブースターさんが自分たちの支えになってくれたおかげで、力を貸してくれたおかげで、このリーグ、地区優勝はできたと思ってます。その感謝をまず伝えたかったのが1つ。
やっぱり苦しい中で自分がその地域の日常になりたいって思ってやってきてることがほんとに正しいのかどうか。うん。
その地域の皆さんのためになってるのか、また地域の誇りになれるのかっていうところで、うん、このチームに来て3年目のシーズンですけど、苦しいことはたくさんある中で、奮い立たせてくれたのは、やっぱりホームでやるときのブースターさんの皆さんだったり。
その地域で僕らは生活してるので、声をかけていただいてる地域の皆さんだったり、ファンの皆さんだったり、そういう人たちのおかげでまた次頑張ろうと、もっといいゲームをしないといけない。その皆さんに誇りに思ってもらえるような、楽しんでもらえるような試合を続けていかなきゃいけないっていう気持ちになれたので、ほんとに皆さんがいなければ、うん、本当に苦しいシーズンで終わったかなと思ってます」。
佐々木隆成(三遠)
「まず地区優勝できて本当によかったなと思います。今からが1番大事だと思うので、この地区優勝っていうのはここで1回切り替えて、今日は思いっきり喜びますけど、これからはまたCSに向かってやっていかないといけないと思うので、またCSまでもうちょっと頑張りたいと思います」。
J:ここ数試合ビッグマンのインサイドが強調される中で、どんなこと考えてプレイしていたのか教えてください
「僕たちのストロングポイントっていうのは、やっぱり速い展開でするっていうのが1つの武器ではあると思うので、それは僕たちポイントガードから始まると思いますし、それがでないと、やっぱり僕たちのバスケットを展開できないと、それは意識してやってました。
あとは、本当にどうやったら勝てるんだろうっていうのはずっと考えながらやって、それが今日ね、形になってよかったかなと思います」。
J:今日ホッとしましたか
「ホッとしました。はい、ホッとしました(笑顔)。嬉しかったです」。
また、連敗後からどんな取り組みをされてきたかということについては
「本当にコート外でも僕たちは仲がいいので、僕の感覚ではあんまり言えないことがないというか、きついことも言う選手もいますし、それはいいことだと思うんで。
アツさん(大野篤史HC)からミーティングがあって、昨日の練習とかでもみんなが思ってることを練習中に言ってましたし、そういったところがCSに入っていく時に大事になってくると思いますし、それは引き続きやっていきたいなと思います」。
大浦颯太(三遠)
「今までの自分たちのバスケットが何だったのか、少し取り戻すことができた」
「3連敗後の試合ということで、全員が何かしようと変わろうとする中で、まだまだ課題はありますけど、前半の課題から後半で修正したりと我慢して、最後4Qで巻き返したのは良かったですし、その中で結果として勝利して地区優勝できたのが良かったと思います」。
J:ここ数試合相手のビッグマンのインサイドが強調される中で、どんなこと考えてプレイしていたのか教えてください
「ディフェンスのプレッシャーのとこだったりだとか、自分たちがやっぱり毎回ディフェンスにつくことも多いですし、根本も一生懸命、ディフェンスプレッシャーをかけてくれたりだとかで、チームに勢いも出してくれた部分で、ポイントカード陣が良かったと思いますし、今日はなんとしてでも勝利が欲しかったので、よりいつもよりアグレッシブに行こうかなと思ってました」。
J:その気持ちが3ポイントにも出て、よしっという気持ちだったでしょうか
「そうですね、前半入った中で、後半途中入らなかったですけど、チームからいつも打ち続けろと言われてるので、そこでただ入らなかったからやめるのではなくて、しっかり最後まで打ち切った結果がついてきてよかったかなと思ってます」。
また、連敗後からどんな取り組みをされてきたかということについては
「多分、さっきの会見でアツさん(大野篤史HC)の方から、午前練習が良くなかった話ということで、チームは変わろうとしてる中で、結果として変わりきれてないっていうところは、まだまだ自分たちが成長しないといけないとこですし。
全員の前でその言葉は言われてたんですけど、その中で試合を通して少しずつでも変わろうとしてるだとか、選手1人1人がいろんな思いを持ってやってたので、そこをやっぱり練習からだったりだとか、より練習ができない期間でどう変わっていくかってのは重要だと思うので、今日は確かに悪かったですけど、そこをもう少し全員が変えていけたらいいなと思ってます」。