セミファイナル
GAME2
5/18 (SUN) 浜松アリーナ
三遠 98-100 琉球
1Q 15-14
2Q 20-29
3Q 22-17
4Q 22-19
OT1 9-9
OT2 10-12
激戦を制した三遠、そして負ければシーズンが終わる琉球。GAME1での桶谷HCは、昨日の敗戦は三遠の戦いを讃えたが、振り返って琉球の4Qの出来に手応えを掴んでいた。GAME2では入りから、昨日の流れのままを見せる様に琉球はインサイドで得点を重ねていく。三遠は吉井の2本の3ポイントでチームを引っ張るなど、両チーム得意のオフェンスで動かしていく。三遠は、佐々木が1Qが始まると、足の負傷で会場を後にした。ここから、メイテン、大浦が試合に出られるかの状態ではあったが、2戦目ホームで次へ進みたい気持ちが現れる満身創痍で戦う。対して琉球は脇の得意のペイントへドライブしてしっかりと得点して一進一退の展開、お互いメンバーチェンジして、琉球は一気にロー、脇で連続得点して12点のランで引き離す。43-35琉球リードで折り返す。三遠はローテーションが厳しい中で引き離されるもなんとか返していく。ディフェンスを苦しんでいた津屋の3ポイント2本フリースロー2点とチームを力をここで与える。そして最大12点差を三遠が詰め寄り60-57と琉球が3点リードで最終へ。お互い総力戦となり、吉井の3ポイントで1ポセッション差とする。吉井が止まらない。引き離す琉球に喰らいつく三遠。そして、若手のポイントガードで、ずっと三遠にエナジーをもたらせてきた、根本大の思い切った3ポイントや、津屋のコーナーからの3ポイントで逆転するが、琉球がここで粘りに粘り延長へ突入した。
これぞチャンピョンシップの戦いを魅せてくれる三遠と琉球のオーバータイム1で、三遠はダジンスキーの3ポイントで決めたと思いきや、最後に、0.1秒にローのスリーポイントで弾かれたボールを松脇が右手でタップしてそのままボールはネットに吸い込まれていった。一瞬の静けさの後、琉球ベンチも詰めかけたファンが立ち上がりアリーナの空気が一変した。
そのままオーバータイム2まで進むのは、2年前の千葉J戦とのファイナルを思い起こす粘り強さだ。この勢いはこのまま続き、どちらが勝っても良い素晴らしいゲームだった。三遠は3Pで決め切る。だが、粘り強く、我慢強くチーム全体でインサイドの強さを見せて最後はGAME2の勝利を掴み取った。
お互い3時間の激闘、24時間経たずにファイナルを決める試合が始まる。そして佐々木隆成のアキレス腱断裂の報告がされた。
どちらも負けられない最後のGAME3が始まる。
桶谷大HC(琉球) Jbasketインタビュー
「自分たちがね、アンダードッグっていう部分もありながら、ずっとシーズン戦ってきた」
「もうね、前半戦のことあまり覚えてないです。正直ずっと頭の中をクリアにして、次、次ってやってたんで、前半のことは何日前の話やったろうかなっていうぐらいちょっと覚えてないんですけど(笑顔)。昨日よりも自分たちが強みにしてるところ出していこうっていう話をしてて、そこは良くなったかなって思いますし、ハンドラーのところがやっぱりバックコードで厳しくなる分ね、今日はビッグマンのジャックもアレックスも相当しんどかったと思いますし、やり遂げてくれたなって思います。40分コートに出ているメンバーみんなよく戦ってくれたと思います」。
J:CSに入るまでとCSに入ってからと今シーズン強調してきたところをやりきる、こういう場でもやり切れたインサイドをどう感じてますか
「今シーズンほんとに、なんて言うんすかね、やっぱりエゴが少なくなったっていうか、フレッシュな選手が多くなって、脇も新人で、今自分に合うバスケットっていうか、自分がどうしたらこの答えができるかっていうところを試行錯誤しながら今シーズンやってくれてて、その中でキングスにはジャックとアレックスのビッグマンがいて、アルマっていう、ほんとに素晴らしい外国人選手がいる中で、どういう風にして彼を活かすかっていうところをほんと今、理解してやろうとしてくれてるなって思っています。今シーズンほんとに1番相手にとって脅威な部分っていうのを、みんながそれを理解してプレイしようとしてると思ってて。なぜこれができるかって言ったら、やっぱり自分たちがね、アンダードッグっていう部分もありながら、ずっとそれでシーズン戦ってきて、隆一が怪我したところから、ほんとにそのアドバンテージのあるところで勝負しないと簡単には勝てないよねって。自分たちが今ね、すでにトップにいるチームじゃなくて、これからどんどん、まだまだ成長していこうっていう雰囲気があるのが、今シーズンに強みが出せてるところじゃないかなって思います」。
J:GAME2は激闘、死闘以上の言葉がちょっと見つけられないのですが、日本中でバスケットを初めて見る方、ずっと見てる方も含めて、ものすごい感動もあったと思うんのですが、そういう方々にメッセージをもらっていいですか
「やってた自分がね、言うのもあれなんですけど、もう皆さんが見ていたことを伝えていただいたら嬉しいなっていう風に思いますし、僕たちは今日みたいなゲームができたら、ほんとうに勝っても負けてもね、なんかな、、納得感があるっていうか。
お互い、三遠さんもすごい素晴らしいチームで、粘りに粘って、キングスも粘りに粘ってっていう、本当にお互いいいゲームだって、もう最後、大野とハグして、、また終わってへんけどと思いながら、はい、ハグしちゃいましたね。はい」。
松脇圭志(琉球)コメント
0.1秒を諦めないメンタリティ
勝利に導く劇的なタップシュートが決まりオーバータイムへ突入させたシーン
「両チームとも怪我人が出て、すごい厳しい状況で、前半と後半はあんまり覚えてなくて、ほんとに最後はオーバータイムの部分で自分たちが我慢して気力で戦い抜いた結果がこうやって勝ちにつながったと思っています」。
試合にどのように臨んでいるかという問いに対して
「僕に限らずですけど、チームとしてほんとに今日負けたら終わりという試合だったので、そこはチームとしても個人としても、もう悔いが残らないようにというか、もうやるしかないっていう状況だった。 アルマが試合に出れなかったので、やっぱりそこで2ビックになる部分が多くなると思ってたので、自分がボール持った時はどんどんシュートを打っていこうと思ってました」。そして最後にGAME3に向けて「両チームともフルタイムの選手が多かったので、チーム一丸でやるしかないなっていうのと、出た人出た人がもう勝つっていう意識だけです。そうすればおのずといい結果に繋がる思っています」。

「ほんとに信じられないぐらいのレベルのとエフォートと努力をみんなでできたと思っています。両チームが本当に素晴らしいファイトをした。ほんと素晴らしいファンタスティックな試合で、ハードに最後の最後まで戦い続けて良い試合になったと思います。
本当にハードには戦わないと、三遠さんのような素晴らしいチームには勝てないので、フィジカルに最後の最後まで戦い続けることができた。明日の試合もとても楽しみにしてます。ありがとうございます」。
大野篤史HC(三遠)試合後Jbasketインタビュー🎙️
J:死闘 激闘し、GAME3となりました。試合後にチームみんなと明日に向けてどんなことを共有して大事にしていくのか教えてください
「うん。今日最後に言ったのは、もう1回立ち上がらなきゃいけない、ヘッズアップしなきゃいけない、もう1回明日全員でファイトして横浜に行こうっていうことは話しました」。
会見で大野篤史HCからは
「本当に勝たせてあげたかった。それにつきます」と、悔しさを滲ませていた。
本日三遠から公式で佐々木選手が左アキレス腱断裂、全治6~8ヶ月と発表があり、昨夜無事に手術を終えたとのこと。今夜のセミファイナル GAME3はチームに帯同しベンチから共に戦う予定と発表があった。チーム一丸となって挑む。
柏木真介(三遠)試合後Jbasketインタビュー動画🎥
CS 柏木真介(三遠) セミファイナルBリーグのCSで語り継がれだろうGAME2ダブルオーバータイム後Jbasketインタビュー
大浦颯太(三遠)試合後コメント
「すごくタフな試合でしたけど、やっぱりリバウンドが全てだったかなと思うので、それまでのいろんな過程だったりはありますけど、本当にリバウンドっていう、この1つにつきるかなって思います」。
琉球のリーグ屈指のリバウンド力とインサイトワークについて
「やっぱり琉球のセンター陣がすごく強力なので、全員で行くしかないと思いますし、自分たちはチームで戦うので、そこはチームで助け合いながら、40分間やっていければなって思います。GAME3でも、やるべきこと変わらないですし、ずっとやってきたことの中からオープンを作れたりだとか、シュートを打って決めきるっていうところは良かったと思いますし、自分たちのシュートボールであれば積極的に打っていけばいいと思います。
そこで迷ってしまってミスするよりかは、しっかりと自信を持ってシュートを打っていければなってチームでも話しています」。
佐々木選手の怪我についての問いに対しては
「やっぱり影響はすごくありますが、やることは変わらないと思いますし、隆成の分までとか、ヤンテが昨日の怪我もありましたし、自分たちがその影響を言い訳にするんじゃなくて、チームで戦って行かないといけないと思います。
GAME3もタフになると思うので、しっかりと自分たちのバスケットやれれば勝てると思うので、怪我人を言い訳をせず、最後まで戦い抜きたいと思ってます」。