WORLD UNIVERSITY BASKETBALL SERIES、WUBS-2023
第2回大会が8/10に代々木第二体育館でいよいよ開幕する。
“Sun Chlorella presents World University Basketball Series (WUBS)” は、アジア大学バスケットボールがより高みを目指すために2022年に新設された国際大会。
昨年に行われた第1回大会は、日本の東海大学を含む、世界4つの国と地域のトップ大学が来日し、フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学が優勝に輝いた。
そして今年の第2回大会は、日本は白鷗大学が新たに参加し、アメリカのD1のラドフォード大学を含む、7つの国と地域から8チームが参加し、チャンピオンを争うチーム数も増えて、レベルも上がった大会に期待される。
その大会初日8/10にエキシビションでアテネオ・デ・マニラ大と対戦する、日本学生選抜チームの公開練習が行われた。松藤貴秋HCを中心に、WUBS、そしてその後にタイペイで行われるウィリアム・ジョーンズカップに挑む事になっているチームは8試合連戦になっている。
松藤HC、このチームを牽引する小澤飛悠、介川アンソニー翔、月岡煕に今大会や今後についてJbasketインタビューで応えてくれた。
また松藤HCには、中国で行われたFISUユニバーシティゲームスの日本代表チームリーダーも務めていたので、その大会も振り返ってもらった。残念ながらU22男子日本代表は1勝5敗の悔しい12位で終わり、その前に男子U19日本代表はワールドカップにてベスト8と過去最高のランクをあげた。
そしてこの日本学生選抜は新しいチームを作って、松藤HCがこの世代の選手達をA代表に繋げるという思いがあり、新しい道のりへのチャレンジになる。
松藤貴秋 HC
J:ユニバの感想、手応えを教えて下さい
「昨日戻って来ました。本当に色んな事が勉強になりまして、網野HCと行ってきたんですけど、課題が山ほどあるんですよ。それはフィジカル、決定力、バスケットの質、全然差はある。だけどその基準でちゃんとやっていけば、日本の学生もベスト8は行けると思いました。女子のようにファイナル4はまだ時間がかかりますが、ファウルを貰おうとしても笛は全然鳴らないんですね。よほどの接触がない限り鳴らないのでファウルを貰いに行くプレーは全然通じない。だから強くいかないといけない。
他チームはOFが上手くいかなくても最後フィニッシュは決めてくるんです。後はターンオーバーが本当に少ないです。ボールを失わない。この3つは全然差がありました。日本学生は国内でもファウルに関しては変えていかないといけないです。最後シュートを決め切るのは本当に大事な所だと感じました。
日本は綺麗過ぎます。
J:選手に伝えていたと思いますが、実際試合やってギャップを感じてましたか
「言われていてもまだ本当にわかってなかったと思います。実際に、チェコ、アメリカ、ポーランドとやって段々とわかってきたと思います。削られて削られて疲れてきて最後は落ちしまいました。台湾に最後負けてしまったけど、いい状態でポジションニングよければ勝てていたと思います」
J:今回の収穫はどうでしたか
「選手達も、私達もありました。選手達が次にどうやって繋げていくかだと思ってて、今回は全員大学生なので次の2025年ドイツ大会で出場権利持っているので、今回からどう繋げるかです」
J:WUBSはどうですか
「WUBSも準備している所です。WUBSで終わりではなくジョーンズカップもやる事になったので、求めるレベルも一段上げて、WUBSで1試合、ジョーンズカップで8連戦あるので、最後ユニバの反省でチームが落ちていってしまうではなくて、少しずつでもステップアップして終わらせる。体力的、コンディショニング、レフリー、食事、環境、全部変わるので、その中でモチベーションを毎試合高く保っていきたいです。最終戦が1番いいチームになったという形にしたいです」
J:この世代は期待も大きいのでどんなことを求めていきますか
「繋がっていってほしい。例えば小澤くんはU19で結果出してくれたのでU22でもしっかり育てて、A代表に送り込むように繋げる、繋がっていく事を意識してます。選手たちには次はユニバだよ、その次はA代表だよ!ていう自分のキャリアのステップが見えるようなそういう引っ張り方をしていきたいと思ってます」
小澤飛悠 (日本学生選抜🇯🇵)
J:ずっとタイトなスケジュールですね
「大学入ってから春のトーナメント、U19ワールドカップ、インカレ新人戦とあっていい経験できてるので嬉しいです」
J:インカレ新人戦から新しい事や進化はどうですか
「ワールドカップで世界との差を痛感したので、練習で常に世界を意識して3ポイントやドリブルを重点的にやったので今回はドライブも含めて頑張っていきたいです。3ポイントなど世界だと打てる間合いでも打てない事もあってフラストレーション溜まったりしたので世界での経験を活かして3ポイントの確率も上げていきます」
J:WUBSではアテネオと対戦ですね
「相手の強さを意識せずに自分の頑張りたいプレーをどれだけ出来るかを確かめる一戦にしたいと思ってます」
J:新しいチームで意識する事は
「チームメイトの得意、やりたいプレーを聞いてそれに対して自分がどうアプローチ出来るのか考えてやる事と常にミスが起こった時に自分からそれに対してコミュニケーション取ることでチームプレーを上げていくこと、これを意識してやってます。
また大会通して、秋のリーグ戦に向けて成長して帰って来たいです」
J:日本代表に向けての思いを
「今ユニバやワールドカップがある中で、自分がいずれそこでエースとして活躍出来るようにこの大会で成長出来る場所として頑張っていきたいと思ってます」
介川アンソニー翔 (日本学生選抜🇯🇵)
J:WUBSでの戦いについて
「このチームで初の試合なので自分が出来る限りは頑張ります。相手も凄い強いチームなので、自分的にはこれはチャンスだと思ってるので、ビビらないで思い切りぶつかりたいです」
J:その後ジョーンズカップですがチームでの役割を教えて下さい
「今は3ポイント、アタックなど自由にやって、DFは前から頑張って小さい選手、デカい選手も全部守っていきたいです」
J:サイズが大きい選手に対しての対策は
「大きい選手はいますが、自分のスピードだったりスペース空いた時のシュートを打つ事、大きい選手より速さは自信があるので、スピード使って自分のバスケットをしたいです」
J:フィジカル面はどうですか
「日本ではフィジカルとかは負けないですけど、海外選手は強いので、しっかり低くして下から押し上げる感じで、思い切り体幹使ってやっていきたいです」
J:すぐにリーグ戦も控えてますが目標はどうですか
「コーチと話して、膝とかもしっかり完治しながらケアもしてリーグ戦に臨みたいです。大学に入ってから3ポイントがあまり上がってなかったですが、最近はタッチが戻って来たのでしっかり3ポイント決める事でプレーを幅を広げていきドライブ、ジャンプシュートとオールラウンドなプレーをしていきたいです」
J:リフレッシュはどうしてますか
「ワンピース観てます笑笑。
今状態も上がってるのでしっかり代表で活躍して、自チームでも1年生ですけどプレータイム獲得して活躍したいですね!」
月岡煕 (日本学生選抜🇯🇵)
J: 日本学生選抜のPGとして短時間でチームを作る事に対してどうですか?
「本当に楽しみにしています。自分達がどこまで出来るのか、自分達の持っている力を発揮したいと思っています。即席のチームで練習期間も短く自分はガードとして、其々の特徴を練習で理解したので試合で活かせる様にパス捌きだったり、やらせる所などは任せたり意識していきたいと思ってます」
J:期待される日体の今シーズン、タイトなスケジュールですがどんなプレーで挑んでますか
「この大会が終わってリーグが控えてますが自分は今大会も日体の試合もプレースタイルを変えず自分の持ち味を活かしてスピードやブレイクを多く継続していきたいです。シュートも積極的にやっていきたいと思っています」
J:今大会、ジョーンズカップ8試合あって小澤選手たちや、他の選手たちと24時間バスケ漬けですがどんな会話や楽しみがありますか
「普段は敵で相手になったら嫌な選手たちが集まってるので、そういう選手たちとプレーするのは楽しみがあるので、相手になるのは厄介な選手たちを味方になった時にどう活かすかも考えたら楽しみで上手くやっていけたらと思います」
J:今後U22やA代表だったり目標や今考えてることはありますか
「今回は第一ステップとして学生選抜に選ばれて、ここで自分の持ち味を出して多くの人に見てもらえるので、この機会を逃さずここで活躍して来年、再来年、代表に関われる様にまず今大会自分の成績を残せるように頑張りたいです」
J:最後、月岡ファンへ一言
「大会通して自分が出来る最大限の力を発揮出来るように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
アテネオ・デ・マニラ大学 “BLUE EAGLES”
(フィリピン)
国立政治大学 (NCCU) “GRIFFINS” (チャイニーズ・タイペイ)
高麗大学校 (韓国)
シドニー大学 “LIONS” (オーストラリア)
東海大学 “SEAGULLS” (日本)
白鷗大学 “SOLDIERS” (日本)
ペルバナス・インスティテュート “RHINOS” (インドネシア)
ラドフォード大学 “HIGHLANDERS” (アメリカ)
DAY1/2023年8月10日(木)
Opening Night
エキシビジョンマッチ
19:00〜 アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン) vs 日本学生選抜(JUBF選抜)
※アテネオ・デ・マニラ大学はWUBS 2022王者
DAY2/2023年8月11日(金)
<1 回戦>
2023年8月11日(金)
Game1 11:00tipoff
国立政治大学 ‘NCCU’(チャイニーズ・タイペイ) vs 東海大学(日本)
Game2 13:30tipoff
ラドフォード大学(アメリカ)vs 高麗大学校(韓国)
Game3 16:00
白鷗大学(日本) vs ペルバナス・インスティテュート(インドネシア)
Game4 18:30
アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)vs シドニー大学(オーストラリア)
DAY3/2023年8月12日(土)
<準決勝、他2試合>
Game5 11:00tipoff
Game2の敗者 vs Game 1の敗者
Game6 13:30
Game 4の敗者 vs Game 3の敗者
準決勝① (Game 7) 16:00
Game 2の勝者 vs Game 1の勝者
準決勝② (Game 8) 18:30
Game 4の勝者 vs Game 3の勝者
DAY4/2023年8月13日(日)
<決勝、各順位決定戦>
7位決定戦 (Game 9) 11:00
Game 6の敗者 vs Game 5の敗者
5位決定戦 (Game 10) 13:30
Game 6の勝者 vs Game 5の勝者
3位決定戦 (Game 11) 16:00
Game 8の敗者 vs Game 7の敗者
決勝 (Game 12) 18:30
Game 8の勝者 vs Game 7の勝者
大会公式サイト