1月21日都内にて「JAPAN2024 TASK FORCE」の終了が発表された。2015-2024、この10年間に渡って日本のバスケットボールのどん底からオリンピックで戦うまでになった日本代表、日本バスケット界を支えてきたのがこのタスクフォースになる。2015年に立ち上げて、2つのリーグを統一してBリーグを開幕させる、協会のガバナンスを改革、日本代表の強化、この3つが至上命題で、この命題を改革してきた。7回に渡るタスクフォース会議、7回のモニタリング、それ以外にも多くの尽力があって改革が進み、そしてこのタスクフォースが終了となり、その発表が1月21日に行われた。今後は三屋会長を中心に、FIBAインゴ・ヴァイス氏が年に2.3回来て日本バスケット界のさらなる発展に向けて協力体制を図っていくと力強く発言した。
川淵氏からもこれまでの経緯を話してくれた。2つのリーグの統一が1番の難問題だったこと。FIBAからオリンピック予選出場停止処分、対外試合への参加ができなくなるとの発表されても、改革は進まず各方面から反対されて、JBAも全く変わろうとしない、頭に来ることもたくさんあって、これではもう制裁されてもいいと思ったが、パトリック・バウマンFIBA事務総長から立て直して欲しいと言われ、自分しかいないと思って、本気で一気に改革に進むことができたと話し、もう1つの問題だったスポンサー集めが大変だったとも話した。この時は本当に情けない状況だったと言い、この10年間で画期的に日本バスケットボール界は変わったと、この進化に関わった全ての人に感謝の想い伝えた。本当にこの10年間のタスクフォースが日本のバスケットボールを変えたことは間違いない。
FIBA インゴ・ヴァイス氏からFIBA女子ワールドカップ2030日本開催について
インゴ・ヴァイス氏から前向きな発言が飛び出し、三屋会長がJBA100周年で何か大きな大会を招致したいと考えていたこと、今年ここから準備して開催に向けて本格的に始動したいとコメントした。また男子のアジア大会も日本開催にも前向きでいることを言及した。2023年ワールドカップ沖縄開催の時の話をして、招致活動には約6年かかってきたこと、インゴが今回言及してくれたたことで手応えもを感じていると話した。
メディアへの質疑応答で八村選手の発言について、川淵氏が個人の見解として発言した。「八村選手はBリーグが開幕した時に、VIPルームにきて”川淵さんBリーグを作ってくれてありがとうございました” と伝えに来てくれた。以降、彼をリスペクトしてきた。(トムさんへの意見について) 協会の決定した内容、HCを拒否した発言は、僕個人の意見としては許さざるを得ない」とコメントした。インゴ・ヴァイス氏が最後に「補足として、私は中立的立場で、40年50年と選手、コーチ、役員として、世界中のコーチを見てきました。トムは素晴らしい活動といい結果を出した。獲得出来るなら即獲得している方だ。プレーヤーはあくまで素晴らしいプレーを見せるものであり、それ以上でも以下でもありません。以上です」とコメントした。
最後に、川淵氏はBリーグの今後について、NBAで日本人選手が活躍するのが1つの指標となり現在、河村勇輝選手がBリーグで育った選手で、これからNBAで活躍する選手が4人、5人と出てくるようなBリーグになってほしいとコメントした。