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【Bリーグ】群馬がアウトサイドから3ポイントを炸裂/北海道の勢いを止めてホームで初勝利を飾る中村拓人 藤井祐眞 富永啓生Jbasketインタビュー🎙️🎥

【Bリーグ】群馬がアウトサイドから3ポイントを炸裂/北海道の勢いを止めてホームで初勝利を飾る🔥中村拓人 藤井祐眞 富永啓生Jbasketインタビュー🎙️🎥

第3節 10/15(火)
📍オープンハウスアリーナ太田
群馬 99-72 北海道
1Q 19-16
2Q 27-12
3Q 29-23
4Q 24-21

藤井・ジョーンズ4本、辻・細川3本 15/30(50%)

<群馬>
ジョーンズ22得点6アシスト
ティーマン16得点、藤井祐眞12得点、細川一輝11得点、辻直人、ブラックシアー9得点
<北海道>
富永啓生17得点、ハーラー12得点11リバウンド

群馬がホームの熱気を背に、今季のベストゲームとも言えるパフォーマンスを披露した。序盤は互角の展開だったが、第2Qで一気に流れをつかむ。藤井祐眞、辻直人、細川一輝が次々と3ポイントを沈め、会場の空気を完全に変えた。藤井のテンポあるゲームメイクに、ジョーンズの多彩なアタック。ティーマンもインサイドで力強くフィニッシュを決め、16得点で勝利に貢献した。
富永啓生が17得点、ハーラーが12得点11リバウンドで奮闘した北海道だったが、群馬のハードワークと連動性の前にリズムをつかみきれず。
この日の群馬は、全員が“自分の役割”を全力で遂行し、3ポイント11本を沈めるチームバスケットを体現。第3節にして見えたのは、個の力と組織の融合、そして“群馬が進化したチームである”という確かな証だった。

 

 

試合後Jbasketインタビュー
富永啓生、藤井祐眞スペシャル動画🎥
Jbasket AND1にて公開中

Jbasket AND1
「Jbasket AND1」はバスケットボール専門オンラインマガジン「Jbasket (ジェイバスケット)」がプロデュースするオンラインコミュニティサイトです。国内外、最新のバスケット記事を始め、選手への特別インタビューや対談、会員向けの限定イベントの企画なども発信しています。

 

カイル・ミリング HC(群馬)
「今シーズン4試合アウェーゲームが続いていたんですけど、今回本当にホーム戦を心待ちにしていたので、勝利で終えたことはすごく良かったと思っています。遂行をチームとしてできたかなと思っていますし、ディフェンスからオフェンスっていうところにつながったと思うので、ディフェンスが今回は良かったかなとは思っています。」

3ポイントが15/30の評価について

「日頃からの努力は練習からしてたので、そういったことが3ポイントを決めた要因でもありましたが、試合の中でパッシングゲームがうまくいったかなと思っています。ビッグマンのケリー、JT、AJ合わせて17アシストあるので、いいクリエイトができて、うまくボールシェアできたことが今回スリーポイントを決められた要因だと思います。」

富永選手に対するディフェンスの評価を

「試合前にも多くの人からどうやって富永選手を守るんだという質問は多くきたんですけど、富永選手は本当にいい選手だとは思うんですけど、チームでしっかり守ろうというのは言ってまして、個人的にそこを守るのではなくて、チームとしてしっかり自分たちのディフェンスをしようというところで、しっかり遂行できたことが今回止められた要因の一つだと思っていますし、もちろんガードのところ、スイッチも多かったですけど、そういったところでしっかりガード陣が止めてくれたっていうところは評価したいと思います。」

J:今年も群馬一丸が盛り上がっていましたね。

「引き続きやらせていただきます(笑顔)。ただ、勝たないといけないので、勝ってもっと”群馬一丸” を見せられるようがんばります。」

 

中村拓人(群馬)
「全体的に今日の試合はディフェンスを40分間しっかりと遂行できましたし、そこが結果的にこういう点差にもつながったと思うので、ディフェンスからオフェンスにいい流れを持ってやれたっていうのが今日試合を通して良かった部分かなと思うので、そこがチームとして準備してきたことをしっかりやれたのが一番良かったなと思います。」

J:中村選手自身はどんなプレーを目指していますか

「今シーズン、すごいタレントのあるメンバーが揃っていると思いますし、今日のゲームでいえば非常にシューター陣が当たってたので、そういったところが入ってくればチームとしてもより良いリズムに乗れると思いますし、逆にそれがなかなかリズムをつかめない時こそ、やはり全員でディフェンスしないといけないというのは僕の中でも思ってますし、それをチームとしても掲げているところでもあるので、それが今日のゲームでは良い方向に転がったので良かったです。

僕自身コートに出てる中でなかなかチームとしてリズムに乗れない時は、やはり自分がクリエイトして、よりチームとして打ちたいシュートを作るのが僕の仕事だと思うので、そういったところを一つ考えながらプレーしてますし、それがより試合の中でシチュエーションが多くなっていけば、群馬としてやりたいオフェンスができますし、いい流れを作るためには、今日みたいなチームディフェンスっていうのは非常に鍵になってくると思うので、それを今シーズンこれからやっていきたいなと思います。」

J:アンダーで共に代表で戦った富永選手と対戦しての感想を教えてください

「個人的に彼とは中学校ぐらいから同じ地区で戦ってきましたし、高校ぶりに今日対戦したんですけど、やはりそういった選手と戦えるのは、もちろん彼も彼のストーリーがあって、僕も僕のストーリーがあって、この舞台で戦えるっていうのは個人的にすごい楽しかったです。

やはり彼を乗らせないことが一番のキーだったと思いますし、もちろん彼にやられた部分もありますし、でも僕も負けてない気持ちもありましたので、そういったところでやりあえたことは非常に楽しかったので、今日のゲーム楽しかったというのが一番です。」

去年はアウェーでの開幕戦がオプアリでした。今回ホームとしての感じ方は。

「ホームの盛り上がりはやっぱり去年の開幕節で感じたように、今回は味方としてホームゲームで試合できるのはとても心強かったですし、何よりもやはりファンの皆さんの声援が非常に盛り上がりを感じるというか、とても熱狂してくださってるのはコートで出ていて非常に感じました。
やはりそういった応援してくださる方々のためにも勝ちたいなという気持ちはより一層感じることのできるホームなので、それはこれからのホームゲーム、ホームである以上負けたくないですし、ホームを守るのもそうですけど、本当にそういった気持ちがより一層高まるアリーナを作ってくださるファンのおかげだと思うので、それは非常に心強いなととても感じます。」

 

藤井祐眞(群馬)
」ホーム開幕戦ということで気持ちを込めてやっていましたし、昨シーズン水曜ゲームの成績がよくなかったのでしっかり今シーズン準備して臨んでいきました。ファンの皆さんの待ちに待ったホームゲームでしたので、そういった意味でも僕達のやりたいディフェンスができ、いい試合ができたので良かったと思います。」

J:今シーズンの藤井選手の役割について

「自分の中でもさまざまなポジションをしていくことがあり、2番ポジションやツーガードなどの時間帯もありますが自分なりにボールを持たなすぎたらリズムが取りづらくなることもあるので、うまくポジションに応じてミックスしながらリズムを掴んでいくことを探っていければと思います。」

ボールムーブメントが今日はうまく回ってたと思いますが、ご自身の評価は?

今日のムーブメントがやりたいバスケットボールだったと思います。全体でいいパスが回って、打つべきところで打って、決めるべきところで決めるのが僕達のバスケットボールだと思っています。ここ数試合は相手がゾーンの時間が長く、うまくリズムが取りづらかったところがあったので、今日のようなリズムが本来のリズムだとは思っています。」

 

トーステン・ロイブルHCコメント(北海道)

「今日の試合に関しては自分たちが求めていた内容ではありませんでした。群馬さんの方が試合の出だしからペイントアタックが機能しており、ボールムーブメントが良く、オープンのシュートにつながっていました。
スタッツを見ても30本近いアシストという数字がそれを物語っているかと思います。
自分たちのゲームプランとしては、相手シューター陣に簡単にシュートを打たせたくないと考えていましたが、そうなってしまっている場面も多くありました。
また、相手の方がディフェンスが機能しており、自分たちはオフェンスで良いスペーシングができておらず、各Qの得点が伸びず、
今日の自分たちの課題は、ディフェンスだけではなく、オフェンス面にもあったと捉えています。

良いオフェンスをするには、良いディフェンスからオフェンスにつなげなければならないと自分たちは考えていますが、
今日は試合の入りが軽くなってしまっており、そこから良い試合をすることができませんでした。」

J:群馬の高確率のアウトサイドシュートに対する自分たちのディフェンスについて

「いろいろなディフェンスを試しましたが、最終的に何も効きませんでした。
プレスやゾーン、トラップなど、いろいろ試しましたが、相手の方が我々のディフェンスに対して答えを持っており、しっかり遂行していました。群馬さんの今シーズンここまでのベストゲームではないかと思いますし、敬意を表したいと思います。」

富永選手に対する群馬のディフェンスについて

「どのチームも富永選手にはベストディフェンダーをつけてプレッシャーをかけてきます。彼はそこまでスペースがなくてもシュートを打てる選手ですが、今日はアウトサイドシュートが入っておらず、フリースローにつながる機会も少なく、あまりリズムを作れていませんでした。
ただ、今日は富永選手だけではなく、他のキープレーヤーたちもオフェンスのリズムがなかったので、一人だけで何とかするというのは難しいことですし、チームとしてお互いのサポートも必要だと思います。ただ、今日は幾つか無理をして打っていた場面もあったので、そこはしっかり我慢をしないといけないです。とは言え、今日はオープンのシュートも入っていなかったので、前節入っていたシュートが今日はリングに嫌われていたのかなと思います。」

 

富永啓生(北海道)
「相手の3ポイントにやられてはいけないと試合前にチームで話して臨んだ中、前半から気持ちよく打たせてしまい、
前節と同様に前半から点差をつけられる展開にしてしまいました。前回の試合のように巻き返すことができず、情けない試合をしてしまったと思います。」

J:自身のプレーの状態について

「良い状態に徐々になっていると思います。今日の試合に関しては、チームとしてオフェンスもディフェンスも自分たちのリズムを作ることができなかったのですが、
そこさえうまく作ることができれば、自分たちの武器をもっと発揮していけると思っているので、試合中に、早い段階で長い時間、もっと出していけるようにしなければいけないと思っています。」

J:中村拓人選手など、アンダー世代で一緒にプレーしていた選手との対戦について

これまでの6年間はアメリカにいたので、このような機会がなかったですが、今シーズン日本に帰ってきて、一緒にプレーしたことのある選手との対戦はすごく楽しみにしている部分もありますし、負けていられないという気持ちも強いので、プライドを持って臨んでいます。」

AWAY5連戦を3勝2敗で終えたことについて

「AWAYでいずれも強豪チームとのタフな5連戦でしたが、その中で3勝をもぎ取れたことは自分たちとしては良かった部分であるとは思います。
チームとして目標にしていた5割以上の勝ち星は悪くはないと思いますが、今日のような試合内容に関してはしっかりと改善しないといけないです。ここからホームに戻っての戦いとなりますが、絶対に負けられないですし、チームで改善して、準備したいと思います。」

北海道を勝たせることを目の前の目標として考えているとは思いますが、自身の夢であるNBA挑戦についてどのように繋げていきたいなど考えていますか

「今はこのチームで戦うことに集中しています。自分のキャリアどうこうに関わらず、まずはレバンガをCSに連れて行くこと、そのためにチームを勝たせることに集中して、それを実現することができれば、そこからいろいろなことが起きてくると思っています。そのためにも、まずは自分がチームにできることを考えて、目の前の試合に臨んでいます。」

 

群馬の遂行と進化
今シーズンの群馬クレインサンダーズは、“遂行”と“進化”をキーワードに、新しいステージへ踏み出している。藤井祐眞がテンポを刻み、ジョーンズが攻守をつなぎ、若き中村拓人が流れを変える。全員が自分の役割を理解し、ボールも意志も止まらない。ミリングHCの描く「群馬一丸」はスローガンではなく、チームの呼吸そのもの。ホームの熱と共鳴しながら、勝利を積み上げていく。ここから群馬が描くのは、“本気で強い”チームの物語だ。
ホームでつかんだこの勝利は、ただの1勝ではない。磨かれた遂行力、連動するチームの呼吸、そして群馬一丸の証。
第3節で見えたのは“強さの形” 守って走り、つないで決める。
ここから群馬はさらに加速する。進化の先にある景色を、このチームとともに見に行こう。

 

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Jbasketライター

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