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【Bリーグ】島根スサノオマジック堅守と連携で7連勝でA千葉との接戦を連日制す

【Bリーグ】島根スサノオマジック堅守と連携で7連勝でA千葉との接戦を連日制す

りそなBリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは、11月1日・2日にホーム・カミアリーナで東地区のアルティーリ千葉と対戦。2戦とも守備を軸に粘り強く戦い抜き、69−66、68−62で連勝を飾った。これでチームは7連勝、通算9勝3敗とした。

 

【GAME1】堅守で主導権を渡さず岡田侑大の勝負強さが光る

11月1日
島根69−66A千葉

高さで優位に立つA千葉に対し、島根は終始粘り強いディフェンスを貫いた。岡田侑大が17得点を挙げ、要所でリズムを作り出したほか、ニック・ケイが15得点・11リバウンドのダブルダブル。
第4クオーター、ケイの3点プレーや北川弘の3Pなどでリードを広げた島根は終盤の猛追にも冷静に対応し6連勝を飾った。

試合を通してターンオーバーは島根9本に対し、A千葉13本。守備で相手の判断を狂わせ、そこからの速攻で得点を重ねた。特に岡田は相手のプレッシャーを受けながらも終盤まで集中力を切らさず、ドライブからのアシストやフリースローで試合をコントロールした。

ペータル・ボジッチ監督は「場面によって柔軟に対応できた。岡田を中心に冷静な判断があった」と評価した。

ニック・ケイが15得点・11リバウンドのダブルダブル

岡田侑大試合後インタビュー

J:前回ディフェンス面での課題についてお話ししていただいたんですが、そこを強化するために取り組んでいることとか、練習以外で意識している体づくりとかケアの面とか何かありますか

岡田: そうですね、ウェイトの量もシーズン中入って落とさずできていますし、 体のコンディションは結構今までの中でも良い方なのかなと思います。 ディフェンスに関してはチームで守るというのが自分たちチームのコンセプトなので、 チームルールのローテーションとかをしっかり自分の役割をやれば、 ボールマンのエースとかにハマさんみたいなディフェンスはもちろんできないですけど、 しっかりチームとして穴にならないようにはやっていけるのかなと思います。

J:今期はチームとしてもディフェンス面の課題がある印象なんですけど、 ディフェンス面として改善していきたいポイントとか、 岡田選手自身が意識して声掛けをしていることとか何かありますか?

岡田:ディフェンスに関してはあまり自分からは話はしないんですけど、 ニックであったりハマさんであったりヒロムさんとかがリーダーシップを取ってくれているので、 それに対してしっかりやるべきことをまっとうするのが一番大事なことなのかなと思います。

インタビュー🎥はAND1にて公開

 

【GAME2】新加入のオルジョビが躍動、横地聖真が攻守で存在感

11月2日 島根68−62A千葉

連戦2日目も、島根は集中を切らさなかった。前半を36−35と僅差で折り返すと、第3クオーターに岡田が2本連続で3点シュートを沈めて主導権を握る。第4クオーター、A千葉のインサイド攻勢で3点差まで迫られる場面もあったが、納見悠仁の3Pと冷静なフリースローで突き放した。

守備ではニック・ケイとマカドゥがゴール下を固め、相手の連続得点を許さず。さらに、この試合で光ったのが横地聖真の存在だ。序盤から積極的にドライブを仕掛け、ボールの流れを作りながら守備でもチームを鼓舞。得点面では目立たないが、リズムを生むプレーでチームに勢いを与えた。

また、新加入のオルフェミ・オルジョビが攻守で躍動。加入2戦目にして14得点・3本の3Pを決め、守備でも相手エースのアシュリーを封じる活躍を見せた。

ボジッチ監督は「短期間でこれだけチームに馴染める選手は稀。経験の深さが大きい」と称賛した。

【横地聖真インタビュー】

J:今シーズンは昨年よりプレータイムも役割も増えていると思いますが、ここまでの試合で手応えやご自身の中で成長を感じる部分はありますか

横地:昨季と比べてプレータイムも増えてきましたし、シーズン前から「3ポイントを打っていこう」と言われていたんですけど、それよりも自分の強みを活かしてプレーした方がいいとヘッドコーチから言われていました。今日の試合でもドライブでそれを出せた場面があったので、そういうプレーをもっと増やしていければ、さらに成長できると思いました。

J:その上で、今季に向けてオフシーズンや日々の練習の中で意識してきたこと、変えたこと、準備してきたことはありますか

横地:そうですね。オフシーズンには初めてアメリカでワークアウトをしましたし、それまではあまりシュートのことを深く考えたことがなかったんですけど、その期間はフォームや感覚についてかなり考えたり、悩んだりもしました。同時に、自分の体の強みを活かすことにもフォーカスしていて、アメリカで学んだことを日本に戻ってからも継続して取り組んでいます。また、体重管理などのコンディショニング面もかなり意識してきました。

J:今季は新加入選手も多いですが、特にコミュニケーションを取るようにしている選手はいますか

横地:飯尾選手とは高校生の時から仲が良くて、チームに来る前から連絡も取り合っていました。アウェーの遠征でも車で一緒に行ったり、ご飯に行ったりしています。
他にもエイチ(岡本飛竜選手)ともよく話しますし、チーム全体でのコミュニケーションもすごく取れていると思います。特に一番話すのはフミヤ(飯尾選手)かもしれません。

 

オルフェミ・オルジョビ(新加入)

Q:本日の試合を振り返っていかがですか?

#0オルジョビ:今日の試合は、厳しい展開になるだろうとあらかじめ予想していました。その通り、簡単な試合ではなかったと思います。特に、ニックが早い段階でファウルトラブルになってしまったことで、チームとしても少し難しい状況になりました。彼はチームの要であり、チームのケミストリーの部分でも大きな存在なので、自分自身がその中でどう動くべきかを考える必要がありました。
早い段階から自分の力を発揮しなければならない場面でもありましたが、それが良い経験になったと思います。

それでも、他の選手たちが最後までしっかり守り抜き、戦い抜いてくれたことで、最終的に勝ち切ることができました。そのことをとても嬉しく思っています。

 

次節に向けて

島根はこれで9勝3敗・7連勝とし、西地区上位をキープ。
守備からリズムを作る“島根らしさ”が形になりつつある。次節は5日、アウェーのひがしんアリーナ(東京都江東区)でサンロッカーズ渋谷と対戦。好調の流れを維持し、真価が問われるアウェー3連戦に挑む。

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