
島根14節は広島とのホーム2連戦を1勝1敗
島根スサノオマジックは13、14の両日、松江市のカミアリーナで広島ドラゴンフライズとホーム2連戦を戦い、1勝1敗とした。前節の京都戦で退場処分となった岡田を欠いたホームGAME1最後に逆転惜敗を喫した島根は、GAME2にエース岡田の復帰と修正力を示し、96-88で島根が勝利。通算成績を13勝10敗とし、西地区順位を5位に戻した。
GAME1 島根 71-73 広島
終盤のミスが響き惜敗
13日の第22戦は、エースガード岡田侑大を出場停止で欠く中での一戦となった。島根はコティ・クラーク、ジェームズ・マイケル・マカドゥを軸に攻撃を組み立て、第3クオーター終了時には7点のリードを奪っが、第4クオーター序盤にターンオーバーが続き、出場した9選手全員が得点を挙げるなど粘りを見せたものの、勝負どころでのミスとフリースロー成功率が響き競り負けた。
GAME2 島根88-86広島
岡田侑大1Qでスリーポイント8本含む17得点でチーム勝利を牽引
一夜明けた14日の第23戦は戦列に戻った岡田侑大が、試合の入りから強烈なインパクトを残した。立ち上がりから積極的に仕掛け、第1クオーターだけで17得点。3点シュート8本を含む今季最多30得点を挙げ、エースとしてチームをけん引した。
ニック・ケイも17得点11リバウンドのダブルダブルを記録。第3クオーターには守備強度を高めて広島を10失点に抑え、逆転に成功した。終盤はクラークや岡田、ケイがフリースローを確実に沈め、接戦を制した。

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岡田侑大Jバスケインタビュー🎥
「外から見た時間」を力に岡田侑大が語る
前日の欠場を経て臨んだGAME2。岡田は試合後、こう振り返った。
「昨日はチームに迷惑をかけて試合に出られなかった分、今日は自分がファーストパンチで仕掛けて、チームに勢いをもたらしたいと思って臨みました」。
外からみていた景気は、自分が出場できなくて負けた試合でもある。
「1試合休んで、自分が一番体力もあり元気だったので、始めから攻めました。後半は、セルフィシュにならずにチームとしてボールを回せたことが良かった」。
と、語る岡田は島根のエースとしての存在、責任をみせた。
J:改めて、1試合、外からチームを見て感じたことはありますかそして、今日の試合はどんな気持ちで挑みましたか
J:実際に今日コートに戻ってみて、外から見ていた時間がプレーに活きたと感じる場面はありますか。
そして、岡田も名前をあげるなど、特にインパクトを与えてくれたのは、プロ2年目の介川アンソニーだ。広島のエース、スミスとのマッチアップは島根アリーナを沸かせた。

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【Jbasket AND1】
介川アンソニーの現在地とは成長を示した若きインサイド
さらに深掘りJbasketAND1にて公開https://jbasket.bitfan.id/contents/331772
アンソニーの現在地とは相手エースとのマッチアップ、プロ2年目の今を語る。
今シーズン2年目となる島根で存在感をみせている。2試合を通して相手チームのエースとマッチアップした。
アンソニーが泥臭いプレイもみせて、着実にステップアップを感じさせた介川アンソニー。プレータイムを伸ばし、インサイドで体を張り、攻守にエナジーをもたらした。一つ、一つ難しいマッチアップにも高い集中力で、島根のアリーナも盛り上がる。

プロになって成長したところとは
オフコートでのアンソニーのチャームポイントの笑顔も健在

インタビュー動画は 🎥 JbasketAND1 にて公開
ボジッチHCが語る成長への評価
試合後の会見で、ペータル・ボジッチHCは介川について次のように語っていたボジッチHC(島根)「彼は(アンソニー選手)は、ここ最近は特にその成長が著しく、難しいマッチアップにも高い意識で向き合い、安定してコートに立っている。オフェンスでは積極性を持ち、インサイドで主導権を握りながら、状況判断もスマート。重要な場面でも迷わずシュートを選択できており、着実な成長を見せている選手だ。彼の成長に関しては、非常に満足している」
次節は、島根は次節、19、20日の両日、アウェーの東急ドレッセとどろきアリーナで川崎ブレイブサンダースと対戦する。
修正力と成長を示したこの2連戦を糧に、上位浮上を狙う戦いが続く。