
ホームでリベンジ
終盤の強度が勝敗を分けた千葉ジェッツがアルバルク東京との接戦を制した。
2026年2月8日、LaLa arena TOKYO-BAYで「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON」B1第22節GAME2が開催され、千葉ジェッツが72―64で勝利。前日のGAME1で73―75と惜敗した千葉Jが、ホームで借りを返した。
スタッツ
立ち上がりから主導権掌握
前半は千葉Jペース
1Qから千葉Jは高い強度で試合に入り、ディー・ジェイ・ホグの3ポイントやナシール・リトルのファストブレークなどで主導権を掌握。守備でもA東京を10得点に抑え、23―10と理想的な立ち上がりを見せた。
2Qも流れを渡さず、ホグが前半だけで17得点を挙げる活躍。41―26と15点差をつけて前半を終えた。
後半はA東京が反撃
一時逆転も最終Qへ
後半、A東京が反撃。3Qはマーカス・フォスターを起点に攻勢を強め、千葉Jは10分間で27失点。一時は逆転を許すも、55―53とわずかなリードで最終クォーターへ。
原修太が勝負を決める
勝負の4Q、千葉Jは再びディフェンスの強度を引き上げる。残り4分20秒、同点の場面から渡邊雄太のフリースローで流れを引き寄せ、原修太も勝負どころで得点。
終盤にA東京の小酒部泰暉に連続得点を許したものの、富樫勇樹が冷静に試合をコントロールし、最後は原が3ポイント、フリースローを沈めて試合を締めた。4Qを11失点に抑えた千葉Jが、ホームの大声援を背にリベンジを果たした。
原は試合後、
「今日も3ポイントは4本中1本でしたが、その勝負どころの1本を決めてチームを勝たせてきた自負はあるので、何と言われようと打ち切りたいと思っています。
新加入のジェフ(ギブス)からも『お前は本当に入るんだから打ち続けろ』と改めて言われて、より自信を持って打てるようになっています」
と語った。


試合後コメント🎙️
アドマイティスHC(A東京)
J:ローテーションが9人と非常に厳しい人数でゲーム展開をしていると思います。怪我人が多い中でガードをうまくコンビネーションさせている印象です。今後どのようにチームを底上げしていくか教えてください。
アドマイティスHC
「小酒部選手が今、ローテーションの中でメインポイントガードの役割をしていますが、大倉選手、福澤選手も出た時にインテンシティのレベルをプラスアルファで上げること。それが一番大事です。
あとは、ファウルで止めるべき時は、しっかりと体を張ってファウルで止める。そういうことをやってほしいと思います。今日に関しては、前半のファストブレークで千葉さんにかなり走られ、早い展開での失点をしたイメージがあります。その中で止めきれなかったところもありますので、今後はファウルを使ってでも相手の流れを切ってほしいと思います。
メンタル的な部分ですが、例えばプレータイムが10分であれば、個人ファウルを5つ使い切るくらいの覚悟でやってほしい。いかにイージーな得点を止めるか。もちろんマッチアップで色々工夫はしますが、千葉ジェッツさん相手にはなかなかマッチアップも苦しい状況です。そういった意味では、今日はファウルで止めきれなかったところが残念な点です。今後の試合では、そういった細かいプレーも堅実にやってほしいと感じます。」
グリーソンHC(千葉J)
J:渡邊雄太選手の件ですが、昨日は5分、今日は17分。プレータイムの調整の理由と、期待していることは?
グリーソンHC
「プレータイムに関しては、コンディションの部分があったかと思います。ただ、彼は今日、本当に素晴らしかった。フリースローを最後にしっかり決めて勝利につなげた部分もありました。
渡邊選手だけでなく、スタートでもベンチから来る選手でも、エゴなしに「自分の役割(ロール)」を全うすることが大事です。彼もそれをしっかりやってくれました。最終的には(コンディションも)多分大丈夫だと思いますので、今後に期待しています。」
J:勝たなきゃいけない試合の中で、メンバー構成などを「試している」という今の心境と展望は?
グリーソンHC
「私の信念としてあるのは、5人それぞれがチームのために犠牲心を払い、ボールを回せること。特定の5人に固執するのではなく、その時「ゾーン」に入っている5人、チームとして機能している5人を長くプレーさせたい。毎回同じ5人である必要はなく、試合ごと、時間ごとに変わるものです。チームとしてゾーンに入ることが重要なので、そこに向かって作っていければと思います。」
原修太(千葉J)
J:スターターではなくバックアップからの出場となっていますが、貢献度の高いプレーをされて視点が変わった、あるいは感覚が軽くなったなど、感覚的な違いがあれば教えてください。
原
「正直、スタートかベンチかというのは、僕は昔からどちらの経験も多かったですし、特にそれによるやりづらさや、それでプレーが良くなったとは思いません。
ただ、スタートを変えたのは、正直、琉球戦で大差をつけられて、「何かを変えなきゃいけない」というところでした。僕としてはディフェンス重視でもいいので、マイナスに捉えることなくやれています。
メンバー構成として、スタートで出ている時は他の4人が点を取れる選手が多い。そうなると自分はボールを持って何かをするより、スクリーンをしたり、スペースを作ったり、カットしたりという「数字に見えない部分」をやるしかありません。全員が点を取りたがったら勝てるリーグではないので。
そういった意味では、ベンチから出た方が、自分自身がハンドル(起点)になっていけるので、そこは変わったところかなと思います。
J:代表でも常にそういう動きをされていますが、どのカテゴリーでも自分のスタイルを変えずにいられるのが強みでしょうか。
原
「基本はディフェンスから入るマインドでいるので。もちろん、前半ずっと休んで後半から出るというのは(ベテランの)荒尾さんにしかできない芸当かもしれませんが(笑顔)、それ以外は特にペースを乱すことなくできていると思います。」
この勝利で千葉ジェッツは、CS本拠地開催へ向けて重要な一戦を確実にものにした。立ち上がりの強度、苦しい時間帯での我慢、そして終盤での遂行力。そのすべてが噛み合ったからこそ掴んだ72―64だった。
「ららアリーナ」を舞台に、勝ち切るチームへ。この一勝は、シーズン終盤に向けた千葉Jの現在地を、はっきりと示すものとなった。




