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【FIBAアジアカップ2022】渡邊雄太欠場の中追い上げを見せたがアジア杯ベスト8敗退/ 富永啓生33得点(3P8本)、張本天傑ダンクで日本を鼓舞

【FIBAアジアカップ2022】渡邊雄太欠場の中追い上げを見せたがアジア杯ベスト8敗退/ 富永啓生33得点(3P8本)、張本天傑ダンクで日本を鼓舞

7/12からインドネシアのジャカルタで開催されているFIBAアジアカップの準々決勝が7/21に行われた。
オーストラリアvs日本。
オーストラリアは現在世界ランキング3位、日本は38位、渡邊雄太が欠場しても、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。

オーストラリア🇦🇺 99-85 🇯🇵日本
1Q 33-22
2Q 16-12
3Q 26-20
4Q 24-31

<日本>
#39 #富永啓生 33得点(3P8/15)
#2 #富樫勇樹 14得点(3P4/7)5アシスト
#71 #井上宗一郎 11得点(3P3/6)
#33 #河村勇輝 6アシスト 5得点

スターターは、富樫、西田、須田、張本、ルーク。渡邊雄太は右足を前試合で痛めた為出場が出来なかった。

オーストラリアはいきなりフリーでスリーポイントを決めたが、日本は富樫のスリーポイントをすぐにお返ししていい入り。肝になるディフェンスでは張本が身体をはってフィジカルの強さを見せて繋げていく。
オーストラリアはピックからダイブしてバスカンのパターン、手足の長いオーストラリアにターンオーバーされるのを対応したい。
オーストラリアには香川ファイブアローズ所属の#25リース・ヴァーグ(19得点3p5/6)もコートインしてスリーポイントを決めてオーストラリアを引っ張る。
日本は富永がいきなり連続でスリーポイント決める。それでもオーストラリアはフリーを作ってスリーポイントを決めきって決定力の差を見せる。日本は得点されてからの展開をもっと早くしたい。徐々に日本らしいボールの展開を見せ、河村から富永のホットラインになって得点して日本を牽引。

バックアップメンバーのテーブスから富永へ、そしてバスカンを決めて、リバウンドも大きくパワーあるオーストラリアに気持ちで負けずフィジカルで戦っていく日本は、一桁得点まで追い上げて5点差まで詰めて日本らしいプレーを出していく。
オーストラリアのタイムアウト後はインサイド、アウトサイドと得点して一気に16点差まで広げる。張本もドライブしたり、ディフェンスで日本を鼓舞する。そこで富永のディープスリーを決めて繋げ、34-49で折り返す。

前半リバウンドオーストラリアは31(OR12)、日本は13(OR2)と改善しないといけない。
スリーポイントは、オーストラリア8/18(44%)、日本8/20(40%)と互角に戦っている。

後半西田、富樫がスリーポイント決める。勢い乗りたい日本はメンバー変えて、河村、富永のホットラインからまたしても富永のスリーポイント決める。富永のスリーポイントの脅威をオーストラリアに見せつけていくが、オーストラリアも決め返す世界トップチームの力を見せる。また河村のドライブからレイアップ得点でなんとか繋ぎ、スピードは全く負けない事を証明している。

最終クォーターで、張本のスラムダンクを見せて日本にエナジーを吹き込む。ここが前回のオーストラリア戦と大きく違うところになっている。そこから富樫の連続スリーポイント、そして須田のスリーポイントで最大21点差あったのを一気に12点差にする。井上のスリーポイントで9点差に追い上げてボルテージマックスに。
オーストラリアはしっかり得点を返してきて、残り2:08で14点差からの日本。
富永のロゴスリーポイントを打ち切って決めるハイパフォーマンスを見せる。アメリカディビジョン1ネブラスカ大学で激しくプレーして出場時間を勝ち取っていった昨シーズンの凄さ、爆発力を見せた。そして井上のスリーポイントで9点差にする日本はボルテージマックスに。それでもオーストラリアは変わらず得点を重ねていき85-99でオーストラリアが勝利した。日本は今大会のチャレンジは準々決勝、ベスト8で終わった。

スタッツ
オーストラリア🇦🇺 – 🇯🇵日本
リバウンド 51(OR16) – 29(OR5)
スリーポイント 16/34(47%) – 20/43(46.5%)
フリースロー 11/16(68.8%) – 5/9(55.6%)
ペイント得点 36得点 – 14得点
ファストブレイク 6 – 9
ベンチポイント 46 – 59

 

試合後コメント

富永啓生

「前回はオーストラリアに敗戦してメンバーは違うけど、今回は少し接戦に出来たのは自分達の自信にもなったし、負けたのは悔しいですが次はもっともっと成長して次に帰ってくる時は、もっとその差を詰めていきたい。

今日はシュートタッチも良くてディープからも入って、中も外からも入ったのも相手は嫌だったと思う。DFではスイッチ後のローテーション、ミスマッチ、もっとフィジカルを鍛えていきたい。

この1ヶ月半、5人制の日本代表ではいい成長が出来たと思う。今後、ワールドカップに向けてもフィジカルが必要でレベル高くなるのでこの自信を持って帰って戦っていきたい。」⁡

渡邊雄太

「嫌な時間があった中で誰も集中力切らさずに、最後まで格上相手にやりきって、とても3、4週間前に同じチームに40点差で負けたとは思えないくらいに素晴らしいパフォーマンスだった。これだけ若い選手がいいパフォーマンス見せてると、五輪時の選手や代表引っ張ってきた選手も確定してる選手は1人もいないくらいなので今後が楽しみです。」

河村勇輝

「前回のオーストラリア戦、自分は出場することは出来なかったけどベンチ外で見ていて悔しい敗戦で終わったので、今回はリベンジしてやろうという気持ちでした。特に渡邊選手の怪我でチーム的には厳しい状況ではあったけど、チーム1人1人がステップアップしようという気持ちで、結果は残念で悔しいけど自分達の有るべき事を体現できた試合でもあったと思う。

前回は、まだトム監督のバスケットが何なのか理解がまだで今回は認識出来たと思います。富樫選手には練習から刺激を受けてますし、今大会の試合で大事な時のスリーポイント、ゲームマネージメントなどずっとやってきた力と経験はベンチから見ていても勉強になった。ああいう選手になりたいと思うし、自分は富樫さんとは違った良さ役割もあるので伸ばしつつ切磋琢磨していきたい。富永選手とはアンダーカテゴリーでしか世界と戦う機会はなくて、3.4年ぶりに日本代表の一番上のカテゴリーで、戦う事が出来て一段レベルが高くモチベーションになった。」

 

スケジュール

準決勝
7/23(土)
19:30
オーストラリア🇦🇺 vs 🇳🇿ニュージーランド

22:00
ヨルダン🇯🇴 vs 🇱🇧レバノン

7/24(日)
19:30 3位決定戦
22:00 決勝戦

 

日本代表メンバー

#2 富樫 勇樹 (PG /167cm /千葉ジェッツ)
#3 エヴァンス ルーク (C /203㎝ /ファイティングイーグルス名古屋)
#12 渡邊 雄太 (SF /206cm / -)
#16 佐藤 卓磨 (SF /197cm /千葉ジェッツ)
#17 須田 侑太郎 (SG /190㎝ /名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
#19 西田 優大 (SG /190㎝ /シーホース三河)
#33 河村 勇輝 (PG /172㎝ /横浜ビー・コルセアーズ)
#39 富永 啓生 (SG /188㎝ /ネブラスカ大学)
#45 テーブス 海 (PG /188㎝ /滋賀レイクス)
#71 井上 宗一郎(PF /201㎝ /サンロッカーズ渋谷)
#88 張本 天傑 (PF /198㎝ /名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
#91 吉井 裕鷹 (SF /196㎝ /アルバルク東京)

 

AsiaCup日本代表
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Jbasketライター

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