史上初3カ国開催しているワールドカップ2023はいよいよ各国予選最終戦に入ってくる。次のラウンドに進めるかどうか、グループEの1次ラウンド日本代表は、第2戦で世界ランキング格上フィンランド相手に初めてヨーロッパ代表チームから勝星をあげる快挙を成し得た。”クレイジーゲーム”とトム・ホーバスHCが試合後にもコメントしたように日本中に感動を与えてくれた。
そしてグループE突破をかけて世界ランキング3位の強豪オーストラリアと対戦する。そのオーストラリアは、ドイツに敗戦した為に2戦を終えてお互い1勝1敗。この最終戦で勝った方が2次ラウンドへ進み、更に日本はアジア1位の目標にも大きく繋がる勝利を勝ち取りたい状況での大きな戦いになる。
オーストラリアにはNBAで活躍し、チャンピオンにも輝いているパティ・ミルズ、そして20歳のNBA選手ジョシュ・ギディーがいる。もちろん他にも9人NBA選手がいてアメリカに次ぐNBA選手を多く抱えていて、またBリーグ島根スサノオマジックでチームを牽引する、ニック・ケイもスターターでオーストラリアの中心部選手として活躍している。
そんなオーストラリアに対して、日本らしい、激しいディフェンス、速い展開からシュートを決め切るバスケットをしてオーストラリアに勝利したい。もちろん簡単ではない相手なのはわかっているが、日本の持っている力を最大限発揮する事を、”信じている”。
そしてオーストラリア戦当日午後、公開練習が行われた。前日の河村、当日の馬場から話を聞けた。
馬場雄大
オーストラリア戦へ
「いったん勝った事は忘れて今日の試合にチーム全員で全力を注ぎたいと思ってます。オーストラリアのギディーに対しては、依然にマッチアップした事もありますし、彼のしたい言葉、オーストラリアがやりたいバスケットを他の選手よりわかっていると思うので、僕が経験値を使って他の選手に伝えていかないといけない。オーストラリアは力があるチームなので、簡単にはいかないですが、前回の試合のようにチーム一丸、会場一丸となってやりたいと思います。
今日試合は最高のシチュエーションですね。ここで勝てば、ほぼパリ五輪が決まるという事で、望んでいたシチュエーションなので、楽しんでやりたいと思います。僕達のスピード、DFでのアグレッシブさは武器にして、フレッシュな選手達がチームに新しい風を吹き込んでくれてるので楽しみです」
河村勇輝
「まずはオーストラリアに勝つことが出来れば、他のアジアの結果もありますが、2勝すればパリオリンピックの出場権がほぼ決まる状況にあるので、それだけを目指して絶対勝ちにいきたいと思ってます。
オーストラリアはドイツ相手にもいい戦いをしているチームだと思うし、FIBAランキング、パワーランキングも上位のチームですし厳しい戦いになるのはわかっているので、フィンランド戦後半や4Qのようなバスケットを40分間やり続ける事が本当に大切になってくると思うので一人一人が100%以上の力を、それ以上最大限発揮して、自分達が持っている以上の力を出す準備をしておく事が大事だと思ってます」
また公開練習後にシューテング最中にゲインズコーチと河村が談笑している所に、富永が来る。
トム・ホーバスHC
コーリー・ゲインズ アソシエイトヘッドコーチ
2 富樫勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
5 河村勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
6 比江島慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
12 渡邊雄太 (SF / 206cm / フェニックス・サンズ)
18 馬場雄大 (SG / 195cm / -)
19 西田優大 (SG / 190cm / シーホース三河)
24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
30 富永啓生 (SG / 188cm / ネブラスカ大学)
31 原修太 (SF / 187cm / 千葉ジェッツ)
75 井上宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
91 吉井裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
99 川真田紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)
Game3
8月29日 (火)
日本🇯🇵 vs 🇦🇺オーストラリア
20:10 TIP OFF
放送
19:54 テレビ朝日系(生中継)一部地域を除く
配信
DAZN、TVer (生配信)
変更等は要確認