AsiaCup

【男子日本代表】日本を支える 富樫勇樹キャプテン、比江島慎、河村勇輝 パリ五輪に向けてアジアカップ予選 初戦勝利後コメント

【男子日本代表】日本を支える 富樫勇樹キャプテン、比江島慎、河村勇輝 パリ五輪に向けてアジアカップ予選 初戦勝利後コメント

日本の難しい初戦を立て直しチームで勝利🔥
FIBAアジアカップ2025 予選window1
2024年2月22日(木) 19:05 tipoff @有明コロシアム

日本🇯🇵 77-56 🇬🇺グアム
1Q 17-12
2Q 18-24
3Q20-8
4Q 22-12

<日本>
#5 河村勇輝 15得点 6AST 5Reb 3STL
#6 比江島慎 12得点 3AST
#55 ジョシュ・ハレルソン 11得点 21Reb 2AST

トム・ホーバスHC率いる日本代表再始動とアジアカップ予選Window1グアム戦、パリ五輪までの道が始まった。昨年の夏ぶりの日本代表は、ワールドカップから引き続きBリーグで集まった常連選手と、最後まで名前があったがワールドカップには参加出来なかった金近、須田、テーブス、今村がロスターに入り、最年少18歳の川島や帰化選手のハレルソンと新しいチャレンジも含めた試合となる。

トムHCは試合後の会見で「ターンオーバーやオープンショットを外すなど、ワールドカップの時と同じ問題を繰り返している。今、このチームとして8、9日ほど一緒にいて他のチームとの試合がなかった中、誰がどのポジションに当てはまるか、どのコンビが上手くいくのか良いタイミングはいつなのかなど、パズルを解いている段階です。」と言う。

グアム戦は、ホーバスHCが目指している“綺麗なバスケット”とは違う前半になったが河村のブザービーターで1点ビハインドの後半から、河村のディフェンスや、パス捌きからの流れを引き寄せるハイパフォーマンスは会場を沸かした。

ホーバスHCは「相手に良いプレッシャーを与えていたね。いつもボールにプレッシャーを与えるように指示している。例えるなら“鮫のように血の臭いがしたらアタックするように”後半は血の臭いがしたんじゃないかな。笑」と会見でも評価した。

そして、しっかりフロアをみて落ち着かせる富樫への信頼は不動となる。ワールドカップ後から、ホーバスHCがもっとも信頼しているのが比江島慎だ。

この試合で最年長ながらプレータイムは一番長く、ディフェンス、ルーズボールもチームを鼓舞するかの様なアグレッシブな場面をみせてくれたが、絶対不可欠な決定力のアウトサイドやオープンで入らない場面もあり全体的なスリーポイントが課題にもなっている。

日本代表がパリ五輪で1勝する為には、スリーポイントの確率を40%近くにする必要がある。先ずはアジアの壁、次の中国戦に期待したい。

富樫勇樹キャプテン

J:1戦目というので難しい事もあるんでしょうか

「シュートに関してはこういうゲームはあるので、その中で今日は馬場選手が居なかったりと、いつもペイントにアタック出来る選手が少なかったので、3ポイントに頼る試合になってしまうのはしょうがないかなと思います。ハレルソンとホーキンソンの違いもありますし、その中で決めきれなかったので、こういう難しい試合になってしまったと思います。」

J:今日の富樫選手はベンチからでしたが、どんな役割を持って臨んでいましたか

「後半は前半のあれだけシュートが入らない中で、もう少しペイントに行って、2ポイントやフリースローを増やしたいと話があったので、僕も後半最初出てスリーポイントが外れたのでかなり意識や考えすぎた所もあったと思います。」

J:まず勝利した事について

「どんな試合であれ勝つ事が大事なので、まずそこは良かったですけど、かなり課題の残る試合だったと思います。」

 

比江島慎

J:今日の難しい試合での展開で役割は明確だったでしょうか

「調子が上がらない割に最低限やるべき事はやらないといけない状況の中でやっていました。そこが収穫でした。」
「僕たちのバスケットはディフェンスから仕掛けてオールコートで崩していくのを目指しているので、そこの再確認はみんなで共有して早い展開にして、相手が疲れた時は畳み掛ける事は出来たのかなと思います。」

J:瞬時のプレーの中でどう判断していますか

「明らかにペイント内タッチする回数は少なかったので意識しないといけないと思っていました。もちろん他の選手もペイントアタック出来る選手もいますが、僕の強みはシュートも打てるし、ペイントにアタック出来るのでそこ強みをアピールしないといけない場面なので、いいシューター揃っているのでその役割をしっかり見極めながら、前半はあまり上手くいかなかったですけど、前半からしっかりやっていけるようにしたいですね。」

「またサバイバルも始まっていると思いますし、その中でも経験を出していかないといけないという所はアピールが出来なかったです。ワールドカップでミスをしているようなミスをしてしまったので、しっかり中国さん切り替えてやっていきたいです。
リーチの長さやフィジカルは僕らより優れている所はあったのでそこに戸惑ってしまいました。スリーポイントに偏っている時はしっかりドライブを仕掛けていかないといけなかったです。」

 

河村勇輝

J:後半はどうコントロールやパスの配分をしていこうと思っていましたか

「とにかくペイントアタックしてキックアウトの形を作っていくというのを意識していたので、誰が当たっている所よりは試合に出ているメンバーみんなスリーポイント決められる選手がいるので、状況においてキックアウトする事を意識してました。」

「今日の課題を持ったら突き詰めていかないといけないですしスリーポイントが入らなかったときは後半ではなく、次のクォーターですぐに修正する事、強豪国相手だと前半に大差をつけられて終わってしまう可能性もあるので、そこは早くポイントガードが気づいてコート内で直ぐにアジャストする事が必要だと思います。」

「まず勝ててなりよりだと思ってます。必要なことだったので、勝って反省できる事は僕達にとって良かったと思ってます。
こういうバスケットをつづけていると目標であるパリ五輪ベスト8だったりは難しい戦いになると思います。ただ今日で良かったなと思っていて、これをチームの成長の糧にしたいと思います。」

 

日本代表選手12名

2 富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
5 河村 勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
6 比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
7 テーブス 海 (PG / 188cm / アルバルク東京)
10 今村 佳太 (SG / 191cm / 琉球ゴールデンキングス)
13 金近 廉 (SF / 196cm / 千葉ジェッツ)
17 須田 侑太郎 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
18 馬場 雄大 (SF / 195cm / 長崎ヴェルカ)
25 川島 悠翔 (PF / 200cm / NBAグローバルアカデミー)
55 ジョシュ・ハレルソン (C / 208cm / 佐賀バルーナーズ)
75 井上 宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
99 川真田 紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)

馬場雄大がコンディション不良で試合欠場となった

 

FIBAアジアカップ2025 予選window1

2/22(木)
日本(26位)🇯🇵77-56 🇬🇺グアム(76位)

2/25(日) 14:00 tipoff
日本(26位)vs 中国(29位)

会場:有明コロシアム (東京都江東区)

ラウンド1組み合わせ
グループA:タイ、オーストラリア、韓国、インドネシア
グループB:チャイニーズ・タイペイ、香港、フィリピン、ニュージーランド
グループC:中国、グアム、日本、モンゴル国
グループD:イラク、ヨルダン、パレスチナ、サウジアラビア
グループE:イラン、カザフスタン、インド、カタール
グループF:バーレーン、シリア、レバノン、アラブ首長国連邦
※各グループの上位2チームが、FIBAアジアカップ2025に出場が確定。3位のチームは、2次ラウンドで2グループ3チームずつに分けられ総当たりを行い、各グループ上位2チームが、FIBAアジアカップ2025への出場が確定。(合計16チーム)

公式サイト
https://fibabasketballasiacup2025-qualifiers.japanbasketball.jp/

 

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