AsiaCup

【女子アジアカップ】日本らしいバスケット展開したが僅差の惜敗も準優勝で終える/パリ五輪へ新たなスタート

【女子アジアカップ】日本らしいバスケット展開したが僅差の惜敗も準優勝で終える/パリ五輪へ新たなスタート

オーストラリアのシドニーで開幕したアジアカップ2023は6/26-7/2開催、最終日決勝戦は日本が中国と対戦、激闘の戦いになったが僅かのさ73-71で中国が勝利して6大会ぶりに優勝を獲得した。
日本の6連覇は残念だったが日本らしい素晴らしい試合を展開した。来年開催されるパリオリンピックに繋ぐ大きな大会になった。

また女子日本代表は今大会ベスト4に入っているので、2024年パリオリンピック最終予選進出を決めている。

7/2 ファイナル
中国🇨🇳 73-71🇯🇵日本
1Q 17-17
2Q 9-18
3Q 22-16
4Q 25-20

<日本>
#8 高田真希 17得点4Reb
#27 林咲希 12得点4Reb
#3 馬瓜ステファニー 9得点 5STL
#88 赤穂ひまわり 8得点6Reb
#99 オコエ桃仁花 8得点
#32 宮崎早織 8得点 4AST

高田、ステファニー、赤穂、林、山本のスターター。

中国のドライブから得点してはいる。林がすぐさまスリーポイントを1本目から決めて返してくる。高さに対してゲームを進めながらアジャストしていきたい所、日本は速い仕掛けをしてしっかり得点する。
そして高田がスリーポイントを決めてリードし日本はディフェンスからマッチアップ速くスティールを連続で取り得点して日本のリズムを作っていく。追いつく中国に、赤穂のアタック、オコエのスリーポイントで切っていく。17-17で1Q終える。

中国はWNBAの#15ハンシュのインサイド、アウトサイドと得点して逆転して0-7のランをする。日本はボールを動かして赤穂のペイントアタック、高田が、しっかりミスマッチついて得点して返す。カギはディフェンスで中国に対応していく。オコエも中国のフィジカルに当ててフリースローを貰いしっかり決め、星もドライブと波状かけて逆転。そして高田スリーポイント決め切り日本を牽引。日本は全員で激しくディフェンスからの攻撃が成功していく。

後半、中国はハンシュが連続得点、そしてスリーポイントで一気に追い上げる。日本は山本、オコエがやり返していくが中国もギアが上がってシュートを落とさず、中国が逆転する。流れは中国へ行きそうな時に、ここで高田がスリーポイントを決め切る。中国の高さとハードなディフェンスをなんとか凌いで宮崎が3点プレーで、51-48日本リードで最終へ。

強度が上がっている中国のディフェンスに対して日本はステファニーのフェイダウエイで連続得点して対応する。山本を起点にしっかりコントロールして各選手がポジション取っていく、そして宮崎のポンプフェイクから渾身のスリーポイントを決めて日本に勢をつける。
だが中国は連続でアウトサイドから決めて一気に逆転する。日本は6点リードされて、林のドライブから決め切ってバスカンで3点プレー。そして宮崎のスティールから林がスリーポイントで同点のビッグプレーを見せる。1分切って2点リード中国。日本のシュートが外れて残り13秒でフロースローリバウンド取れず5点差になる。
最後まで得点を取りに行く日本は高田が決めて3点差の残り6秒。ファウルゲームに行くが中国がフリースロー決めて、最後まで諦めないステファニーがスリーポイント決めたが、日本は間に合わず73-71で中国が勝利して6大会ぶりの優勝した。
日本は最期まで戦ったがあと僅かで6連覇ならず、負けを喫してしまったが、粘り強く日本らしい素晴らしい試合だっただった。

 

 

 

試合後コメント

恩塚HC
「優勝を目指してこの大会に臨んで優勝という結果は得られなかったんですが、選手たちの努力とチームへの貢献には心から感謝していますし誇りを持っています。私達は最後の最後まで戦い抜く、チーム一丸となって戦い抜く事を大切にしてゲームに臨んだんですが選手達がしっかり最後までやってくれました。
その中でうまく出来なかった課題に関しては、私がしっかり学んでチームの成長に繋げていけるようにしていきたい。中国は素晴らしいチームでこのゲームから私達はしっかり学んで次チャレンジしたいと考えてます。
1番準備したのは、相手よりも優位なポジションを先に取って優位の状態で戦える回数を増やす事でした」

 

林咲希キャプテン
「どっちに転ぶかわからない試合で、苦しい時間も選手みんなで乗り切れたのが凄く良かったのかなと思います。
本当にいいチームだしもっともっとスキルを上げてやっていければ世界と戦えると思うので、選手がまずスキルをアップする事、恩塚さんとしっかりコミュニケーション取っていいチームで次に繋げていけるような試合だったんじゃないかなと思います。
後半ハーフコートのオフェンスが多くなって、トランジッションが少なくなってきたので、準備してしてきたものは出せたんですけど試合状況にアジャストもっと出来たら勝ててたのではと思います」

 

大会結果

最終順位
優勝🏆 中国
準優勝 日本
3位 オーストラリア
4位 ニュージーランド

 

大会オールスター5
🇦🇺 Alice Kunek
🇨🇳 Li Meng
🇳🇿 Penina Davidson
🇯🇵 山本麻衣
🇨🇳 Han Xu🎖MVP

 

日本代表🇯🇵12名

#3 馬瓜ステファニー (PF /182cm /公益財団法人日本バスケットボール協会)
#8 髙田真希 (C /185cm /デンソーアイリス)
#12 朝比奈あずさ (C /185cm /筑波大学2年)
#15 本橋菜子 (PG /164cm /東京羽田ヴィッキーズ)
#23 山本麻衣 (PG /163cm /トヨタ自動車アンテロープス)
#27 林咲希 (SG /173cm /富士通レッドウェーブ)
#31 平下愛佳 (SG /177cm /トヨタ自動車アンテロープス)
#32 宮崎早織 (PG /167cm /ENEOSサンフラワーズ)
#59 星杏璃 (SG /170cm /ENEOSサンフラワーズ)
#75 東藤なな子 (SF /175cm /トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
#88 赤穂ひまわり (SF /184cm /デンソーアイリス)
#99 オコエ桃仁花 (PF /182cm /GEELONG SUPERCATS)

AsiaCup日本代表
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Jbasketライター

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