7月3日に有明アリーナにて男女日本代表のパリ五輪出場に向けての壮行会が行われた。男女日本代表は7月4日から強化試合を戦う。その前日に、日本一丸イベントが行われ新しいユニフォームで代表候補がコートに集まり、ファンの前でパリ五輪への抱負を語った。壮行会終了後に男子日本代表のトム・ホーバスHC、富樫勇樹キャプテン、河村勇輝、富永啓生、テーブス海、佐々木隆成から話を聞くことができた。
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トム・ホーバスHC
J：男女日本代表が集まってどんな想いですか
「代表メンバー全部で28人、その中で27人を自分が教えましたよ。山本選手以外はみんな教えたよ。すごくない！？(笑顔)。今日は男女で素晴らしいし、嬉しいし、最高だった！楽しかったです」。
J：国内組の日本人選手は、八村選手のスピードにペイントや色んなところで合ってきている感じでしょうか
「本当にそうですよ。多分、ルイもうちの選手たちの速さや努力とかに対して、すごくそう感じていると思います。はい。楽しみですよ。ユータが戻ってきて全員で一緒に早く練習したいです」。
「ルイがすごくいいエネルギーで練習をやっています。初めてルイと一緒に練習をやったから、どんな選手か想いとか、彼は明るいですよ。うちのバスケットの勉強したいから、練習の前に色々質問とかあるし、色々やっていて、本当にルイのエネルギーがいいです」。
J：練習も今追い込んでやっていると思きますが、みんなの表情や雰囲気はどうですか
「雰囲気がいいです。やっぱりサバイバルがすごい、ラストチャンスってみんなわかってる。だからこの2ゲームで勝負しようとしているからテンションが高いです。16人のメンバーをほんとに全員を使いたい。
例えばドイツにマッチアップする、誰がいいとか、フランスにマッチアップする、誰がいいかと、良くないとかじゃないんですよ。誰が1番いいかなと言うことなんです。色々考えてます」。
富樫勇樹キャプテン
J：国内最後の試合前の練習、かなり追い込んでると思いますが、キャプテンから見ても周りの選手も含めどうですか。
「いい練習はできてると思いますし、まだ雄太の怪我の状況と、塁のコンディションも含め、トムさんのバスケットというところで理解していかないといけない部分もたくさんある中なので、正直、本当これからなのかなという思います」。
J：その中で日本の強みである1つ速さの部分は、塁選手が合流して日本の速さもすごくクローズアップされていくと思います
「そのトランジションの部分はね、ワールドカップでもあったので、そこは本当にかなりチームとしては意識してやってるところです。本当に塁がこれから、どういうプレーをこのチームでしていくかというのは 楽しみでもあります。自分の想像を超えるものもあるのかなと、すごく楽しみですし、はい！ 皆さんにも楽しみにしていただけたらいいなと思います」。
J：今回も笑顔がすごく多く、このイベントも含めて笑顔を受け取ってる人が多いと思いますが、ファンの皆さんに対してはどうですか
「すごく期待や、応援をしてもらっているのを凄く感じています。その期待に応えたいという思いや、僕自身はやっぱり、このオリンピックの直前になって、本当にこの10年間を思うと、 ”2回目のオリンピック” がここまで近づいてること自体がもう本当に凄いなと、昔を考えると思います。この瞬間瞬間、この時間を思いっきり楽しみたいし、すごく幸せだなと思います。
そして、いいプレッシャーも、もちろん感じながら、このオリンピックを楽しめたらいいなと思います」。
河村勇輝
J：練習の時に新しいステップバックした形や、後ろに下がって新しいスリーポイントを打ってました
「ムービングでスリーポイント打つこと、特に世界レベルになると、スポットでワイドオープンで打つことってあまり多くはないと思いますし、 やはり、ムービングで打たなければいけないシチュエーションというのは、もしかしたら増えてくるかなって。それが増えないことが何より1番だと思いますけど、そういったシチュエーションになった時に決めきれることの方が、大切だと思ってるんで、そういったところも練習してます」。
J：先ほどのイベントの質問で３ポイント何本決めますか？と聞かれて3本って控えめな感じだったんですけど（笑）
「控えめでした？！（笑顔）
だいぶ高く設定したって僕は思って。
まず、3本も打てるのかなとか、僕の日本代表でのプレースタイル的にも、 日本代表だと僕がシュートを多く打たないっていう試合もあるかなって思ったりしていますし、僕としてはかなり高めに設定した、はい（笑顔）高めに設定して決めきることができれば、チームの勝利にも貢献できて、 質問してくれた子供達もすごく喜んでもらえるかなって思うので、頑張りたいなと思います」。
富永啓生
J：合宿に合流して、北海道大会の時なども、河村選手と何度もステップバックしてスリーの練習しているのを見ましたが仕上がりはどんな感じですか
「本当に、コンディションも良くなってきてると思いますし、大会に近づくにつれて、どんどん、どんどん上のレベルのとこに行けてるんじゃないかなと思います」。
Ｊ：練習を見る度に、2人で、すごく遠いところからも打たれてたと思うんですけれども、ああいうシーンも今後見られるんだなと期待してます
「もちろん！そういうのは機会があればやっていくし、いつも通り変わらずやっていきたいと思ってます。やっぱり試合の状況に応じて自分の役割の所は、必ず果たしていくのが1番の大事なことになるで、そこは意識してやってやっていきたいと思います」。
Ｊ：イベントで先ほどの子供たちの質問で、3ポイント何本決めますか？の質問ですが、河村選手は「自分は3本で富永選手が5本決めます」と、言ってましたが、富永選手は目標など決めていますか
「もちろん！何本っていうのはちょっと難しいですけど（笑）空いたら打つで、それを確率よく、45パーセント以上決めていけた本当にいいかなと思うので、その何本かはもちろんその試合により変わってくると思いますし、ディフェンスのつき方もありますが、本当にチャンスがあれば“全て狙って”いきたいですし、更に確率よく決めていければいいと思ってます」。
テーブス海
J：壮行会イベントはどうでしたか
「もうめちゃくちゃ楽しかったです。はい。
なんか男女ともになんて中々ないので、新鮮な感じでしたね」。
国内最後の強化試合になる韓国戦。昨年ワールドカップで最後の12人に残ることができずに悔しい思いをしてきたテーブス海。その時になぜメンバーから外されたのか明確にしてこの1年大きく変化して臨んでいる。
J：昨年のこの時期と今年とどう違いますか
「そうですね、去年のちょうどこの時期の韓国戦でメンバーから落ちているので、もう1年経ちましたけど、ほんとに自分の成長というのも実感してますし、今度こそ メンバーに残れるように活躍したいなと思っています」。
J：追い込んで練習されると思いますが、コンボガードという新しい形を日本に吹き込んでいて、今しっくりきていますか
「そうですね。練習でもたくさん試していますし、今回はやっぱりそこも1つこのチームの武器になったらなと思ってます。あとは、ディフェンスですね。このチームに必要なところだと思いますし、特にガード陣の中で大きいサイズにもマッチアップできるようなタフな1on1ディフェンスが絶対必要だと思うので、そこは自分がその役割を果たせたらなと思っています」。
J：日本の皆さんにメッセージを
「ほんとに皆さんの応援のおかげでこうやってバスケットの知名度が上がっていますし、パリ五輪という素晴らしい大会に向けて選手 一丸となって頑張っていますので、応援よろしくお願いします。
体調も怪我なくいい感じでバッチリです」。
佐々木隆成
J：代表イベント最後締めましたね
「もう完璧に僕の出番はないと思っていたので、喋ることはないだろうなと思ってたんですけど、まさか振られて焦りましたね(笑顔)」。
J：去年の今頃と過ごし方が違って、だいぶ追い込んでやっていると思いますが
「そうですね。ずっとバスケしてるので体的にはしんどいですけど、しっかり準備してやっていきたいなと思います」。
J：代表では慣れたり、自分の良さが出てる感じでしょうか
「慣れることはあんまないですけど。もういっぱいいっぱいです。はい」。
J：韓国戦はどんなプレーを意識してますか
「まずはもう自分の得意なプレーを出すだけだと思ってるので、そういうプレーを出せたらいいなと思ってます。怪我はぼちぼちでそんなに完治はしてないんですけど、80パーぐらいは治ったかなと思います。頑張ります。はい！」。
#2 富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉J)
#4 ジェイコブス 晶 (SF / 203cm / ハワイ大学)
#5 河村 勇輝 (PG / 172cm / 横浜BC)
#6 比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮)
#7 テーブス 海 (PG / 188cm / A東京)
#8 八村塁 (PF/203cm/ロサンゼルス・レイカーズ)
#12 渡邊雄太 (SF /206cm / メンフィス・グリズリーズ)
#13 金近 廉 (SF / 196cm / 千葉J)
#18 馬場 雄大 (SF / 195cm / 長崎)
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / SR渋谷)
#30 富永 啓生 (SG / 188cm / – )
#33 佐々木 隆成 (PG / 180cm / 三遠)
#34 渡邉 飛勇 (C / 207cm / 琉球)
#75 井上 宗一郎 (PF / 201cm / 越谷)
#91 吉井 裕鷹 (SF / 196cm / A東京)
#99 川真田 紘也 (C / 204cm / 滋賀)
男子・女子日本代表
国際強化試合（ヨーロッパ遠征）の実施および国内配信決定のお知らせ
男子日本代表
7/19（金）日本時間27時～
男子ドイツ代表（3位）vs 男子日本代表（26位）
7/21（日）日本時間27時～
男子セルビア代表（4位）vs 男子日本代表（26位）
女子日本代表
7/19（金）日本時間26時～
女子フランス代表（7位）vs 女子日本代表（9位）
7/21 (日）日本時間23時30分～
女子日本代表（9位）vs 女子ベルギー代表（6位）
配信
男女全4試合をバスケットLIVEにてライブ配信（見逃し配信あり)
