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【女子日本代表パリ五輪】負けられないベルギー戦に悔しい敗戦でパリ五輪は予選ラウンドで終える/高田真希、林咲希、恩塚HCコメント

【女子日本代表パリ五輪】負けられないベルギー戦に悔しい敗戦でパリ五輪は予選ラウンドで終える/高田真希、林咲希、恩塚HCコメント

決勝ラウンドに進出するためにはこの予選ラウンド最終ベルギー戦にリードを広げて勝利したかった日本だったが、試合は終始ベルギーペースで進み、日本は後半一気に離されベスト8ならず 悔しい敗戦でパリ五輪を終える。日本の得点源の山本麻衣は7月29日(月)のアメリカ戦にて脳震盪を負ったためベルギー戦も欠場した。優勝候補でもあったベルギーとは東京五輪の準々決勝で対戦して、日本が86-85で大逆転勝利をした相手になる、ベルギーは、雪辱も含めて同グループ2敗している。ここで得失点差もあり、お互いに決勝ラウンドへ向けて絶対負けられない戦いでその想いも爆発させた。

予選ラウンド最終戦
8月4日(日)
日本(9位) 🇯🇵 58-85 🇧🇪 ベルギー (6位)
1Q 7-19
2Q 16-20
3Q 16-22
4Q 19-24

<日本>
#27 林咲希 13得点 (3P3/23 23%) 4Reb
#30 馬瓜エブリン 12得点 3Reb
#8 高田真希 7得点 3Reb 2AST
#15 本橋菜子 7得点 2AST
#13 町田瑠唯4AST #32 宮崎早織 4AST

チーム別主なスタッツ
日本
FG 19/61 (31%)
2ポイント 10/24(41.7%)
3ポイント 9/27(24.3%)
ペイントエリア得点 16
リバウンド 32(OR10 DR22)

ベルギー
FG 35/71 (49.3%)
2ポイント 26/47 (55.6%)
3ポイント 9/24 (37.5%)
ペイントエリア得点 48
リバウンド 45 (OR13 DR32)

町田瑠唯、宮崎早織、林咲希、赤穂ひまわり、高田真希がスターターで始まった試合は、高田の得点でいい入りをしたが、ベルギーが3本のスリーポイントいきなり決め切っていきリードを取られて流れを持っていかれてしまう。日本もしっかりフリーを作っていくがなかなかシュートが決まらず、フィールドゴールは2本となり7-19で1Qを終える。

2Qでは、赤穂が最初の3ポイントを決めて流れを持っていきたいところ、タイムアウトを挟んでエブリンと林が連続で3ポイントを決めて18-27と1桁の点差に詰め寄る。やはり林の3ポイントはチームに力を与える。ここから得点を詰めていきたいが苦しい時間が続いていく。ベルギーは3ポイントを決め切ってくる。それでも宮崎がベルギーのリズムを崩す強度高いディフェンスを見せていくが、点差は縮まらず23-39で前半を折り返す。

後半の大事な入りは、ベルギーが連続得点して22点差となり、日本は出鼻を挫かれてタイムアウトを取った後、本橋と東藤が躍動して得点とアシストでオフェンスの流れを変える。それでもフィジカルが強いベルギーにインサイドから得点を重ねられ点差を詰められず最終クォーターへ。

4Qで、町田が3ポイント決めていくが、ベルギーのオフェンスを止められず、日本は追いつくが出来ず点差は広がっていき、流れを取り戻す事はできずに58-85で悔しい敗戦となった。日本はベスト8に入ることは出来ずに、予選ラウンドでパリ五輪を終えた。

 

想像もしていなかった3連敗で終えたパリ五輪。ファンブースターも悔しい思いをしているが、選手は何よりも悔しい思いをしたはず、東京オリンピック後から追われる日本代表そして、恩塚バスケ“走り勝つシューター軍団”として選ばれた12人は苦しい中で戦い抜いて、ここまで戦った事を誇りに思う。
ただ、日本らしいバスケット、速さや3ポイントをもっと遂行していきたかったが、相手国のフィジカルの強さや高さを打開できなかった。それを上回って越えることができなかった。特に、ドイツ戦とベルギー戦は日本の強みを出しきれなかった。もちろん東京五輪で銀メダルなので徹底的に世界から警戒され分析と対応もされたことは確かだが、試合展開は、これが今の現実として受け止めることなのかもしれない。
戦術や選手起用には、たくさんの色んな意見がある。それも受け入れて、新しい女子日本代表を作って行くことしかない。日本の選手の能力は素晴らしい。世界に勝つためにどんなバスケットを、どんなチームを構築するのかここから注目していきたい。まずは選手たちには次なるアクションまでゆっくり体を休めてもらいたい。

 

試合後コメント

林咲希

「今日の試合でも勝利への思い、1つになって戦おうという気持ちは切らさずに最後までやりきれたと思いますが結果が出なかったのは本当に悔しいです。
東京オリンピックが終わって3年間タフな練習をしてきました。金メダルという目標を信じてチーム一丸となって戦うという事は最後までブレずに出来たと思います」。

 

高田真希

「(予選敗退という結果は)すごく悔しいですけど、この3年間自分もチームメイトも苦しい状況の中でも頑張ってきました。これがすべて無駄になることは無いと思いますし、この先の人生の中で大切な3年間だったと思います。この経験を生かしていくことがバスケット、これから先の人生の中でも生きてきてそれぞれの財産になると思います」。

 

恩塚亨HC

「まずはこのチームを応援してくださったファン、関係者の皆さま、そして最後まで戦い抜いてくれた選手たちは心から感謝しています。タフなディフェンスからトランジションで走ることやチームで戦い抜く日本のスタイルは世界を相手にダメージを与える部分もあったと思います。選手たちのこれまでの努力、チームへの愛情は金メダルに値するほど素晴らしかったと思います」。

 

女子日本代表12名ロスター

#3 馬瓜ステファニー(PF / 182cm / CASADEMONT ZARAGOZA)
#8 髙田真希(C / 185cm / デンソー アイリス)
#12 吉田亜沙美(PG / 165cm / 公益財団法人日本バスケットボール協会)
#13 町田瑠唯(PG / 162cm / 富士通レッドウェーブ)
#15 本橋菜子(SG / 164cm / 東京羽田ヴィッキーズ)
#23 山本麻衣(SG / 163cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
#27 林咲希(SF / 173cm / 富士通レッドウェーブ)
#30 馬瓜エブリン(PF / 180cm / デンソー アイリス)
#32 宮崎早織(PG / 167cm / ENEOSサンフラワーズ)
#52 宮澤夕貴(PF / 183cm / 富士通レッドウェーブ)
#75 東藤なな子(SF / 175cm / トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
#88 赤穂ひまわり(PF / 184cm / デンソー アイリス)

 

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Jbasketライター

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