大濠を破って勝ち上がって来た藤枝明誠の力はトップチームを追い込んでいく、最後は開始国際が勝利した。最後の最後まで本当にわからない息をのむゲームを両チームが展開してくれて、これぞウインターカップというゲームをしてくれた。
2022.12.28 男子準決勝②
東京体育館
藤枝明誠 76-78 開志国際
1Q 21-15
2Q 14-15
3Q 19-29
4Q 22-19
<開志国際>
#5 武藤俊太郎 23得点 21Reb
#7 介川アンソニー翔 22得点 10reb 7AST
#15 バシールファイサルモハメッド 17得点 18Reb
<藤枝明誠>
#12 赤間賢人 25得点(3P4/7)
#23 霜越洸太郎 15得点
#99 ボヌロードプリンスチノンソ 10得点 23Reb
ゲームはお互いに中々点が入らない中で、藤枝明誠の赤間がこのゲームも得点を決めてチームを引っ張る。開志国際は武藤、介川の両エースがペイントにアタックして得点しいく。平のドライブから武藤がペイントにダイブして得点と得意なプレーを見せれば、霜越がスリーポイントを連続で決めてお互い譲らない最初から激しく熱い展開になり21-15と藤枝明誠がリードして1Q終える。
2Qに入っても、藤枝明誠の勢いは止まらずスリーポイントが決まり、上野は2本目を決めて、更に2桁得点差に一気にする。ブレイクから介川が得点していくが、藤枝明誠はディフェンスの強度は高くリードを続ける。開始国際もディフェンスから徐々にリズムをつけて追い上げていき、35-30藤枝明誠がリードして折り返す。
後半になってインサイドから得点する介川に、藤枝明誠は霜越、赤間のスリーポイントが出て点差が中々つまらない。ここで離されたくない開志国際は平が決めて食らいついていく展開に。それでも藤枝明誠のアウトサイドは止ままらない。我慢の時間が続く開志国際はリバウンドでハッスルしてインサイドで徐々に得点して1点差まで追い上げて、そして怒涛のラッシュで遂に捉えて逆転する。59-54開志国際リードで最終へ。
一気に引き離しにかかる開始国際に対して、粘り強く戦い赤間がスリーポイント決めて1点差に追いつく。介川も得点してここから終盤に入っていく。赤間が再び得点して同点にして一進一退が続き、再び藤枝明誠が逆転したら、すぐさま開始国際がインサイドで得点して逆転という会場のボルテージもマックスに。
残り31秒で2点ビハインドの藤枝明誠は赤間のドライブからファウルをもらいフリースローを2本決めて同点にする底力を見せてエナジー全開の藤枝明誠。残り17秒で開志国際ボールから、介川のインサイドでの押し込みの得点で逆転する。最後のタイムアウト後の残り5秒、藤枝明誠ボールで上野が放ったスリーポイントは僅かに外れゲーム終了して78-76で開志国際が勝利して決勝進出を決めた。
決勝は12.29 13:00から夏のインターハイの同じカードで福岡第一と戦う。
富樫HC(開志国際)
J:今日の接戦でのポイントはどこにありましたか
「我々はインターハイでああいう負け方をしたので、接戦の時の勝ち方はビハインドでも慌てなくなりました。それが自信になっていると思う。武藤とアンソニーいるので最後任せる事が出来ました。武藤のスリーで大きく変わりました」
J:あと1つで念願叶う想いを 「今年選手達の目標が最初からウインターカップ優勝にしていました。決勝に来ないと優勝出来ないのでここで負けられないという最後意地が出たと思います。今日は決して内容はいい内容ではなかったけど、勝ち切れたのが良かったです」
介川アンソニー翔(開志国際)
J:接戦の中で勝利へ導いたプレーについて
「レイアップは行けたんですけど、3Pやジャンパーが決まってなくて自分がまだスキルが足りてないなと感じてます。そういう時は切り替えてインサイドでやって勝負に行きました」
J:念願の目標であったウインターカップ制覇まであと1つです
「最高です、、最高ですね! 明日はファストブレイクをどんどん決めて、ワイドオープンも決めて、DFを粘り強くやって、Rebもみんなでやって飛び込みたいです。福岡第一を倒して優勝したいです」
武藤俊太郎 (開志国際)
J:アンダー含めてこの1年間経験してきて念願まで後1つですね
「自分としてはアンダーカテゴリーの経験だったりを存分に活かして絶対明日は勝ちたいと思います!インターハイで負けた福岡第一さんにリベンジして優勝したいです」
J:チームでの役割について
「自分の役割はチームが苦しい時にスコアする事、リバウンドやルーズボールなど泥臭い部分なので明日は徹底してやりたいと思ってます」