横浜ビー・コルセアーズはリーグ後半に入りホームゲームとなる19節、ここ7試合は勝ち負け交互と現在14勝17敗で中地区5位に位置する。対戦相手として対える島根スサノオマジックは、ここ5試合3勝2敗で19勝12敗、西地区2位の島根とのGame1はニカ(島根)が怪我で不在となるが、バランスのいいオフェンスで横浜を前半から圧倒した戦いになった。
第19節 Game1
1月27日(SAT) 横浜国際プール
横浜BC 86-98 島根
1Q 22-31
2Q 21-26
3Q 17-23
4Q 26-18
<島根>
#2 ペリン・ビュフォード 29得点 12Reb 9AST
#4 ニック・ケイ 21得点 9Reb 3STL
#3 安藤誓哉 16得点 5AST
#13 津山尚大 11得点
<横浜BC>
#1 ジェロード・ユトフ 19得点 6Reb
#5 河村勇輝 16得点 5Reb 5AST
#11 カイ・ソット 16得点 5Reb
#15 デビン・オリバー 12得点 8Reb 4AST
横浜はアウトサイドから得点していくが、島根はペイントとアウトサイドから決め返してリードを取っていく。横浜もカイソット入れて流れを変えたいがビュフォードはしっかりスペーシングしてダンク、ジャンパーと決めてリードし31-22で1Q終える。
2Qに入って横浜はペイントにアタックしてユトフ、杉浦と得点して追い上げて横浜がやりたいバスケットを展開する。島根は安藤、津山でコントロールしていき、ニック・ケイ、ビュフォードへとコンビネーションもしっかり刺さり得点を広げていく。横浜も得点していくが島根の得点が爆発して前半57-43で折り返す。先週の茨城戦の敗戦の悔しさがこの前半にぶつけてラッシュした。横浜も43点取っているが、島根のオフェンスに苦しんだ。
後半に入って連続得点して追い上げる横浜に対して、ニック・ケイがオフェンスチャージ取り、オフェンスではスクリーン当ててその後スペースを作りリバウンドに参加してファウルを貰い、空けばスリーポイントを決めてチームに貢献するプレーを魅せる。横浜が追い上げる大事な時間帯にチームを支えていき横浜を切っていく。そしてビュフォードの個人技でも魅せてリードを広げ流れをしっかり島根が持ちゲームを進めて80-60で最終へ。
横浜は森井のディフェンスも意地のプレーで泥臭く、青木HCもテクニカル取られて流れを変えようとなんとかプレー続けていき追い上げる。カイソットの出場時間もシーズンはじめて20分を超えてインサイドでも存在感をみせて後半は島根の得点を上回るが、前半の得点が大きく影響して98-86と島根がGame1を勝利した。
横浜の得点の割合に関しては、1Q 2P5/6 3P4/10とスリーポイントを多投し
前半終わって 2P 9/18 7/18、フリースロー 4/11となった。
試合トータルでは2Pは25/44、3P10/31、フリースローは6/16となった。点の取り合いになってスリーポイントが減った理由も試合後に青木HC、河村勇輝に聞けた。またヘレナHC、ニック・ケイに島根の修正力も聞くことができた。
ニック・ケイ(島根)
J:怪我人もいる中で、スクリーン当ててスペース作ってスリーを打ちリバウンドに絡み、チームを支えていて意識している事を教えてください
「ポジションとって、スクリーンアクションから関わる事によって、ペリン、セイヤがアドバンテージ作れてオフボールの所も良い選手たちが揃っているので、良いチャンスフォローを作りたいと思っています。」
J:いつも瞬間、瞬間の判断をする為に大切なことは何ですか
「毎日の練習を取り組んでいることをしているだけです。今はポジショニング、正しいスポットにいる事。勝ちたいなら明日はより良い内容でやらなければいけないと思ってます。」
河村勇輝(横浜BC)
J:前半のスリーポイントが後半は減っていきましたが、点の取り合いの中でどう判断してコントロールしていましたか
カイ・ソット(横浜BC)
「試合を追うごとによくなっていると思います。チームと連携、溶け込む為に引き続き取り組んで身体は問題ないのでいつでも試合に出られるのでHCが出してくれる時間帯は自分が出来る事を全うしたい。」
J: 怪我と向き合いながら、ハッスルプレーを魅せてくれてます
「自分のハッスルプレーに関してはディフェンス、ブロック、自分のアグレッシブなプレーはそれに値すると思っています。継続的に身体のケアをしています。特に怪我をしてからはトレーニングしかしてなくて結果的に身体も凄く強くなってきています。今日はファウルのところはしっかり明日にむけてアジャストしないといけないと思ってます。」
J:ビーコルファン、日本全国の楽しみにしているファンへ向けてメッセージもお願いします
「ビーコル、日本全国のファンの皆さんに対して“ありがとう御座います” やっぱり今日負けるってことは残念で悔しいこではありますけど、ここから学ぶ事は大事ですし、チームとしても個人的にもここから上向きになる事は間違いないですし、引き続き皆さんの応援をお願いしたいと思っています。」
ポール・ヘナレ HC(島根)
J:悔しい茨城戦の敗戦から、今日の前半のラッシュに至るのにどんな事をされてきましたか
「先週残念な負け方をしましたが、今週準備をする中で選手達が重く落ち込む事はなかったです。どちらかというと我々選手達は負けを喫した後、お互いに追求するものがありましたしスタンダードが高い選手達なので、我々から彼等に求めるというよりも、彼たちが高いモチベーションで臨んでくれていると思います。
でもまだ完璧な勝利ではないので明日またいい試合をしたいと思ってます。」
J:ニック・ケイ選手のスクリーンやスペーシング、リバウンドに得点力と怪我人いる中でオールラウンダーでプレーしてチームへの貢献度を教えて下さい
「ニック・ケイ選手は本当に賢い選手で、チームから求められている事を自分で気付く事が出来る選手で、いいスクリーンをかけてからいいスクリーンアングルをかける力をもってます。我々のチームの中でもコートのスペーサーとしての役割を担ってますので、ニカ選手がいる時は主に4番でプレーしてスペーシングやゲームメイクしてくれます。今は谷口選手が主に5番でプレーしてますが、いいスクリーンやピック&ポップして攻めてくれるので随時何をするか理解をしてくれている選手です。」
青木勇人HC(横浜BC)
J:後半3ポイントが前半より減りましたが、点の取り合いの中で青木HCの指示でそうなったのでしょうか
「3ポイントを積極的に狙わないと勝てないので指示はしています。オープンなら打たないといけないです。後半はペイントタッチも多くなってそこからのキックアウト、シュートを狙う事で相手が下がってくるのか、ハードにくるのか判断をこっちから仕掛けられるので、オープンで打つ事は言い続けています。
ペイントアタックして人が寄って来ればキックアウトが生まれる、2人引きつけないとオープンが出来ないのでここを常に意識してやってます。」
カイ・ソットについて
「8月に試合出てから実戦から離れていて怪我のリハビリから合流なので無理はさせられない。フィットするのに時間をかけて焦ってはいけないと思ってます。オプションが増えるのは感じてますので、今日はオフェンスでスタッツを出してくれて、ディフェンスでも存在感を出してくれました。もう少しファイトも必要です。ここから上がってくると思ってます。」