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【男子日本代表】比江島慎 中国にリベンジして勝利「誰が出ても自分達のペースに持っていける所が成長している」/FIBAアジアカップ2025予選

【男子日本代表】比江島慎 中国にリベンジして勝利「誰が出ても自分達のペースに持っていける所が成長している」/FIBAアジアカップ2025予選

男子日本代表は有明コロシアムでFIBAアジアカップ2025予選window1、グアムと中国に勝利して2連勝した。中国にはFIBA公式発表では88年ぶりに勝利したと発表された。男子日本代表は、今年初の国際試合でタフな試合を勝ち切れた事がパリ五輪へ勢みをつける為にも大事な試合となった。

88年ぶりの勝利と騒がれるなか、ワールドカップまでの歓喜は比江島には見られない。2試合通して、試合途中ベンチでの表情も堅かった。グアム戦の前半と同じ自身のゲームの入りで、「僕個人としては圧倒的に勝ちたかったと正直思ってます。出だしの所とか、ワールドカップのように40分間出来たかといえばそうではないし、五輪では18点ビハインドとかどうしてもキツいと思いますし、ホームでもないですし、出だしから40分間僕たちのバスケットが出来るように自分も含めてやっていきたい。」と勝利出来たことには及第点も、課題部分もあげた。

ゲームは中国がイニシアチブを取り3-12でランして11点差までも広がってから更に点差が開くも前半38-38で同点で折り返す事が出来たがホームでのアドバンテージは五輪にない。

それでも前半に同点にして、後半、逆転する事ができた。日本がなんとか逆転したい場面、ペイントにいける選手の安定感は、比江島や馬場が作っていき、河村がスピードで引きつければ、アウトサイドの武器がある。どの選手が出ても外から決められるのが日本の強みだ。後半も比江島は中国のフィジカルや、ディフェンスにもアグレッシブに攻めて、リバウンドやルーズボールに泥臭く絡んで勢いつけた。ベテランらしいプレーで経験豊かな選手として存在感を存分に発揮した。

プレータイムでみてもトム・ホーバスHCの信頼度は高くグアム戦に続きスターターとして出場。そして、その意味する事への責任感も感じられるプレーに観客の声援が一層大きくなる。ワールドカップと同じく、それ以上にパリ五輪には“マコの経験が必要”とホーバスHCもファンも信じている。

 

試合後インタビュー

J:強い日本を見せてもらえました、どんな所を楽しめて、次にどんな思いで向かおうとしているのか教えて下さい

「しっかり勝ち切れた事がいい事だと思うし、プラスに捉えることはいい事なんですけど、内容という部分では、僕個人としては圧倒的に勝ちたかったと正直思ってます。出だしの所とか、ワールドカップのように40分間出来たかといえばそうではないし、五輪では18点ビハインドとかどうしてもキツいと思いますし、ホームでもないですし、出だしから40分間僕たちのバスケットが出来るように自分も含めてやっていきたいと思ってます。」

「信頼は少し勝ち得ているとはおもいますが、正直言うと自分が出ている時間帯流れを掴んだかと言われるとそういう手応えはないですが、勝ち切る事が大事なので良かったです。
最初は向こうのリズムでしたけどそこから修正して自分達のペースで持っていけるという所は慌てる事なくどんなシチュエーションでも対応出来るのはワールドカップからしっかり自身も得てやれていると思います。それが誰がが出てもそれが作れるので成長を感じてます。」

色んな選手が活躍していることについて

「昔は打開出来る選手は限られていたこともありましたが、ドライブ、アシスト、速い展開に持っていけるのでプレーの幅が広がっているなと感じてます。」

 

12名ロスター

2 富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
5 河村 勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
6 比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
7 テーブス 海 (PG / 188cm / アルバルク東京)
10 今村 佳太 (SG / 191cm / 琉球ゴールデンキングス)
17 須田 侑太郎 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
18 馬場 雄大 (SF / 195cm / 長崎ヴェルカ)
24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
25 川島 悠翔 (PF / 200cm / NBAグローバルアカデミー)
75 井上 宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
91 吉井 裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
99 川真田 紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)

平均191.9cm、26.5歳

 

FIBAアジアカップ2025 予選window1

2/22(木)
日本(26位)🇯🇵77-56 🇬🇺グアム(76位)

2/25(日)
日本(26位)🇯🇵76-73 🇨🇳中国(29位)

会場:有明コロシアム (東京都江東区)

ラウンド1組み合わせ
グループA:タイ、オーストラリア、韓国、インドネシア
グループB:チャイニーズ・タイペイ、香港、フィリピン、ニュージーランド
グループC:中国、グアム、日本、モンゴル国
グループD:イラク、ヨルダン、パレスチナ、サウジアラビア
グループE:イラン、カザフスタン、インド、カタール
グループF:バーレーン、シリア、レバノン、アラブ首長国連邦
※各グループの上位2チームが、FIBAアジアカップ2025に出場が確定。3位のチームは、2次ラウンドで2グループ3チームずつに分けられ総当たりを行い、各グループ上位2チームが、FIBAアジアカップ2025への出場が確定。(合計16チーム)

公式サイト
https://fibabasketballasiacup2025-qualifiers.japanbasketball.jp/

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