神奈川ダービーは川崎が勝利/ニック 6本のスリーポイントでチームを牽引
お互い中地区、21勝18敗で4位の川崎、一方横浜は17勝22敗で6位につけていた。CSに向けて負けられない両チームの戦いは、川崎が今季22勝18敗として中地区単独3位になり、6位の横浜BCは17勝23敗となった。
第24節 3/2(土)
川崎市とどろきアリーナ
川崎 83-67 横浜BC
1Q 24-23
2Q 17-13
3Q 26-14
4Q 16-17
<川崎>
#25 ロスコ・アレン 29得点(3P3/5) 10Reb 2AST 2STL
#22 ニック・ファジーカス 26得点 (3P6/10) 13Reb 8AST 2STL
#0 藤井祐眞 12得点 5Reb 4AST
<横浜BC>
#5 河村勇輝 17得点 4AST 4Reb
#11 カイ・ソット 14得点 8Reb
お互い積極的にシュートを打っていき、起点となる河村と藤井のマッチアップは見応えあり、早々に河村が引き付けてインサイドにダイブするソットに渡り得点といいプレーが出ていた。藤井もすぐに2本のスリーポイントを決めて熱い展開が続いていく。
お互いハイパフォーマンスの中、篠山が得点とコントロールして追いつき逆転する。横浜はソットのインサイドの強さ見せてフリースローもすべて決めていく中で、川崎はボール動かしてアレンがペイントにアタックして横浜をリードする。どちらのペースとも行かず拮抗した展開で、41-36川崎リードで折り返す。
後半は川崎がペイントへ1対1から打開して得点とファジーカスの4本目の3ポイントで2桁得点差13点差にして横浜のオフェンスを停滞させる。更に5本目のスリーポイントを決めて点差を広げていく川崎は止まらない。アウトサイドの次は藤井のドライブも決まり、オフェンスがしっかりハマって、17点差をつける。それでも河村は前半はボールムーブしていくが、後半は追いつく為に個人で打開して得点を重ねていくが、決定力の差は中々埋まらず83-67で川崎が勝利した。
横浜は3ポイントが生命線の1つのなのだが、8/27とこの試合は29%と振るわなかった。川崎は12/29で41%となりスタッツがそのまま勝敗に出たかたちとなり、人気カードの神奈川ダービー、Game2は必ず1勝を取りたい。そして、ここから終盤に向けて熱い戦いは続く。
佐藤賢次HC
「バイウィーク明けの久しぶりの試合でしたが、またこことどろきで、そして対戦相手が横浜BCさんという中で良い試合が出来て良かったです。
(バイウィーク中に取り組んだことが今日の試合で出せていたか)なかなかパーフェクトな試合はないですが、バイウィークに皆で一生懸命練習してきたことがしっかりと出せたかなと思います。とにかく一つひとつやっていくしかないので、また明日に向けて良い準備をしたいと思います。
(明日に向けて)今日は67失点ということで、ディフェンスをチームとして集中し続けた結果だと思います。本当にみんな集中して良いプレーをしてくれました。明日(横浜BCは)しっかり対応してくると思うので、その上を行けるようにしっかり準備をしてもう一度良いゲームが出来るようにしたいと思います。」
ニック・ファジーカス
J:6本の3ポイントのハイパフォーマンス、ファンも盛り上がり、それでもここから残り試合が少なくなっていきますが、どう挑んでいきますか
「僕自身の持っているもの全て出してやっていきたいと思ってます。今このチームはここ1ヶ月僕がいない時に凄く低迷してしまった所もあるので、ここで負けたまま引退するのは僕のプライドが絶対許さないので、絶対CSに行くと思ってやってます。最後まで自分の強い気持ちを持って、ここが最後だから、バスケットボールはコートで魅せるのが大事だと思っています。
本当にここでコートに全て出し切るからこそ、ファンの皆様にもその姿を見てもらいたいと思ってます。」
J:ファンの声は熱いですね
「もちろん!3ポイントが入った後の歓声も全員が理解しているのは、僕が最後のシーズンだという事、僕がいいプレーすると喜んでもらえるので、今日はインサイドのシュートが入らなかったけど(笑顔)、勝ちは勝ちなのでそれが1番大事だと思います(笑顔)。」
6本の3ポイント シーズンハイについて
「今日は10本打つ事が出来ました、もちろんアグレッシブにシュートを打ち続けたいと思っています。それは僕達の武器になってチームの成長に繋がると思ってます。
バイウィークで自分の調整をしっかりできましたし、コンディションを上げる事に着目していたので今日は天皇杯と比べると違う出来になりました。しっかり練習出来る時間があるかないかというのが大きなポイントだと思います。」
篠山竜青(川崎)
藤井祐眞(川崎)
河村勇輝(横浜BC)
青木HC(横浜BC)
「シュート成功率で、2Pシュートも3Pシュートも上がらず、得点の部分で苦しんだ。ディフェンスで抑えている時には点差が離れず食らいつけていたが、ターンオーバーから24失点、セカンドチャンスでは21失点、これで得点を与えてしまったことで差が出た。守りに守った上でセカンドチャンスを与えてボールを失い、イージーな得点を与えてしまったことが、相手のペイント内での得点確率の高さにつながった。
ディフェンスで遂行出来ていた時間帯では相手を苦しめていた。どうやってこのディフェンスを終えるのか、どうやってオフェンスを終えるのか、これらが出来れば、あの点差は必ず変えられるものだと思っている。選手たちも自覚しているはず。明日はこの部分を修正し、もう一度勝負に持っていけるようにする。」