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【女子日本代表】3ポイントは20本打ち抜く/林咲希「全員バスケで100パーセントを出すことに今はやりやすいです」

【女子日本代表】3ポイントは20本打ち抜く/林咲希「全員バスケで100パーセントを出すことに今はやりやすいです」

三井不動産カップ2024 (北海道大会) 女子日本代表国際強化試合が開催された。パリ五輪に向けて世界ランキング9位の日本と同3位のオーストラリアと強化試合となり日本がGame1を勝利した。

三井不動産カップ2024 (北海道大会)
Game1
日本🇯🇵 96-85 🇦🇺オーストラリア
1Q 22-19
2Q 30-22
3Q 17-23
4Q 27-21

<日本>
#30 馬瓜エブリン 20得点 (3P4/5)
#27 林咲希 15得点 (3P5/10)
#23 山本麻衣 12得点 4AST
#8 高田真希 10得点
#88 赤穂ひまわり 10得点

スターター
馬瓜ステファニー、髙田 真希、山本 麻衣、林 咲希、宮崎 早織で入った。

オーストラリアは体のサイズが大きいのでインサイドにしっかり押し込んで得点していく。対して日本は山本のペリメーターや林のスリーポイントでしっかり対抗して得点をあげていく。日本の強度高いディフェンスが2本ターンオーバーさせて高田がインサイドで得点とバランスがいいバスケットを展開する。町田や赤穂もいい展開を続けて日本の流れで試合を作っていく。

日本のディフェンスはアグレッシブにいくがフリーを作られて連続で得点されるシーンがあり追いつかれてしまう。それでも日本の得意とする3ポイントで、平下、林、赤穂が決め切って流れを渡さない。
引き離す日本にしっかりついてくるのがオーストラリア。リバウンド取ってからセカンドチャンスをしっかり作り、オープンから決める強さをしっかり見せる。

後半は町田がそのままスターターで出場して、山本、林のスリーポイントを町田がしっかり演出して追い上げるオーストラリアからペースを掴む。オーストラリアもサイズを生かしてペイントから得点するが、日本はしっかり守って7点連続得点してオーストラリアの反撃を許さない。

最終クォーターではインサイドで得点するオーストラリアにコミュニケーションミスが出るが、逆転を許さなかった。リードをしっかり守り96-85で2桁得点差をつけてGame1を勝利した。

 

試合後コメント

町田瑠唯

J:3ポイントを52本という本数を打ち、チーム全員で打っていったことにどう感じていたのか教えて下さい

「3ポイントが入っていたのは良かったかなと思います。全然嫌なイメージはないんですけど、本数が多かったというか、打てるシュートではあったので、それが結果として入ったっていうのもありました。これは入らなかった時に、また2点が必要になってくると思うので、その2点の作り方をしっかりコントロールしていかないといけないなと思いました。
明日どういうゲームになるかわからないですけど、3点と2点のバランスをしっかり取りながら、ゲームコントロールできたらいいかなと思います」。

 


高田真希

J:3ポイントを52本という本数を打ち、チーム全員で打っていったことにどう感じていたのか教えて下さい

「そうですね、結果的に入ったことは良かったかなと思います。打ち切ることの結果だと思うんですけど、 もう少し2点を取りに行く場面もあってもよかったです。取りに行けた部分あるかなと思うので、個人的には相手に対して最後までアジャストしきれなかった部分、自分たちがオンボールに行くときに相手にクラッシュされたりだとか、アンダーされてちょっと動きが止まってしまった部分があったので、そこをもう少し改善できると2点も取りに行ける場面あるのかなと思っています。

3ポイントが逆に入らなかった時にやっぱり停滞してしまうことが多いと思うので、2点を取り切れるような動きを自分自身今日学んだので、しっかり課題としては得れたと思います。
恩塚さんも言ってる通り、走り勝つシューター軍団ということで、打てる時にはしっかりみんなで打つことを心がけてる結果だと思うので、これに慢心せずにできることはもっとあると思うので、日々成長していければと思います」。

 

林咲希

J:久々の代表での試合はどうでしたか

「久々に日本代表での試合で皆さんの前でのバスケットをするのはやっぱり期待感も強いですし、自分たちのバスケットをしっかり出さなきゃいけないっていう気持ちで入りました。いい流れもあったのですが、課題もあったので、しっかり次に繋げていきたいなと思います」。

J:大きい相手にディフェンスでスイッチなど手ごたえはどうでしたか

「ガード陣が出していたパスセンスというのは、パリでは絶対当たり前だと思うので、そこをどうやって1つずつ潰していくかというところが大事になりますね。
ローテーションの部分とか色んなディフェンスのフォーメーションがあるのですが、そこにフォーカスしすぎてプレッシャーをかけれなかったりした部分があったので、前半から当たってる時はすごい良かったんで、それを続けてやっていきたいと思いました」。

J:チームでほとんどの選手がどんどんコートに出ていく中で、今はチームとしてプレーがやりやすくできていますか

「だいぶ慣れてきたというか、最初は難しかったんですけど、あれだけ激しく動いてると結構消耗するので、私的にはありがたいです。でも最後の方でやっぱり10分出なきゃいけないとかありますが、100パーセントを出すっていうところでは今はやりやすいですね。理にかなってるのかなって思って、今プレーしています」。

 

山本麻衣

J:ディフェンスでヘルプなどチームで色々仕掛けてプレーされていましたがチームディフェンスをどう感じていますか

「ディフェンスも色々と変えて試しながらやっているところで、アジャストも必要ですし、ローテーションがどんどん変わってくるので、そこはもう少し練習が必要かなと思います」。

J:チームで3ポイントを20本決めてますが、今までやってきたものが出ている感じですか

「前半は特にそうなんですけど、日本のリズムでバスケットができたので、そこでみんなが気持ちよくシュート打ってた結果が20本になったのかなっていう風に思います」。

「オーストラリアは体が大きくて、ディフェンスでプレッシャーかけてても、パスが上手くてスリーポイントを決められたので、本当にレベルの高いチームですし、オリンピック前にいいゲームができていると思っています」。

恩塚HC

J:52本に対して20本決めて約38パーセントの成功率でした。この試合での本数についてと試合展開をどう感じていたのかを教えて下さい

「打てる手段を打っていきつつ、ただ早打ちになってしまうってところは、私はちょっと考えていった方がいいかなとは思っています。ファーストチャンスのところでは、リバウンダーがいないトランジションの中で打ってるところは、もう少し選択した方がいいかなというのは反省として思ってるところです。スリーポイントとツーポイントのバランスは考えていった方がいいとは思いながらも、私たちの1番を避けたいストーリーは、難しいペイントショットを打ってそれが外れて走られることを1番避けたいことで、そうならないようにペイントタッチした後に効果的にサポートしたり、 ダメでも次の手を打っていく。その次の手を打つ時にシューターが空くようにデザインしてるので、難しいツーポイントを選ばない結果、オープンのスリーポイントの打っているので、この数値を基にして、もう1回ゲームを見て、 どうするべきかなっていうのは、こう方向性考えたいなと思ってるところです』。

 

女子日本代表候補メンバー

吉田 亜沙美(PG / 165cm / アイシン ウィングス)
髙田 真希(C / 185cm / デンソー アイリス)
町田 瑠唯(PG / 162cm / 富士通レッドウェーブ)
宮澤 夕貴(PF / 183cm / 富士通レッドウェーブ)
本橋 菜子(PG / 164cm / 東京羽田ヴィッキーズ)
林 咲希(SF / 173cm / 富士通レッドウェーブ)
馬瓜 エブリン(PF / 180cm / デンソー アイリス)
宮崎 早織(PG / 167cm / ENEOSサンフラワーズ)
川井 麻衣(SG / 171cm / デンソー アイリス)
内尾 聡菜(SF / 177cm / 富士通レッドウェーブ)
赤穂 ひまわり(PF / 184cm / デンソー アイリス)
馬瓜 ステファニー(PF / 182cm / CASADEMONT ZARAGOZA)
山本 麻衣(PG / 163cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
東藤 なな子(SF / 175cm / トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
野口 さくら(PF / 182cm / アイシン ウィングス)
平下 愛佳(SG / 177cm / トヨタ自動車 アンテロープス)

 

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