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【男子日本代表】日本代表を支える2人の存在感と挑戦 比江島慎、西田優大 /Jbasketインタビュー

【男子日本代表】日本代表を支える2人の存在感と挑戦 比江島慎、西田優大 /Jbasketインタビュー

男子日本代表はワールドカップに向けて国際強化試合を行なっている、タイペイ、韓国に続き8月2日、4日(群馬県太田)にてニュージーランドと戦うことになっている。この日7/30にメディア向けに公開練習と会見が行われた。

7月28日に渡邊雄太(NBA フェニックス・サンズ)が約1年ぶりに日本代表合宿に遂に合流し、ワールドカップまでいよいよ1ヶ月を切った。韓国遠征を1勝1敗の結果を経て今回の合宿で新たな15人が発表された中で、予選からPGは3名とずっと固定されていたメンバーの中で、テーブス海が外れた。そして更にここから3人がメンバーから外れて12人を選考して本番に挑む。

このメンバーの中でオールラウンダーとして日本代表の中で大事な役割を期待されて、全うしている選手がいる。日本代表を長きにわたって牽引してきた、比江島慎。そして、このワールドカップに向けてトム・ホーバスHCがWindow4から1番としても試してきている西田優大だ。トムHCは選手たちの隠れた才能を引き出す名監督でもある。

今回の合宿で、比江島は、実は1番ポジションもやっているとの話を聞く事が出来た。2人共に190cmを超えるサイズがありながら、フィジカル強いディフェンスがあり、長年のキャリアで自チームではPGではないが、ボールが中々回らない時、チームが停滞している時にプッシュし打開するドライブがあり、フィニッシュ力を持ちあわせているので得点力、そして大事な場面でのスリーポイントの決定力とオールラウンダーだ。これからサイズアップする対戦国に対して必要不可欠なり日本代表には重要な存在になる。

今現在の日本代表候補の中から12名に絞られるという厳しい競争がある中で、それでもこの2人のポテンシャルと経験、試合を中から外からしっかりと状況を判断する力は日本に不可欠になる。
そんな2人にJbasketインタビューに応えてもらった。

 

比江島慎(宇都宮ブレックス)

比江島慎 (宇都宮ブレックス)

J:今日は練習で5対5凄い試合だったそうですね

「雄太が参加したばかりで少しのアップダウンだけですが強度は高くある程度メンバーも固定されてきてる中で、雄太と逆のチームでしたけど、まぁハイ、勝ってというか最後盛り上がりました。笑」

J:今日は、ドライブやアシストもスリーなどもありですか?

「一番もちょろっとやってクリエイトしながら、シュート、ドライブする事も忘れずにという感じです」


J:これまでの試合でも持ってるスキルを短い時間で全部出し切れるパフォーマンスを見せてもらってますが変えたり意識したりは

「特に変わらず試合の状況みながら控えから出る事が多いと思うし限られた時間に自分のプレーを出しながら周りをみて、行く時はいく、点を取りながら。変えたは無いですが、そこは意識して、浜松は良くもなく、悪くもなくですが、韓国も悪くなかったです。笑…満足は出来てないですけど、はい。笑」


J:韓国戦でマイキーが素晴らしいパフォーマンスを見せて、比江島選手からもベンチで凄く良い笑顔みせてもらえましたが、新しいストーリー聞かせてください


「彼が良いプレーするとチームが盛り上がるムードメーカーな所もあるし彼も当落線上にいながら自分の持ち味を出しながら頑張っているんで、率直にチームメートとして嬉しいなと、、2人でも話します。今日オマエがMVPや、みたいな、笑
お互い褒めあってます。」


J:前回、マイキーが“あの比江島選手が頑張ってるから俺は絶対頑張ります”と言ってました

「え?初めて聞きました。笑
普通はありながらあり得ないじゃないですか!笑笑 こんな年齢差ありながらもフランクに出来るのがこのチームの良さだと思います。お互い高め合いながらいきたいと思います」

練習後はリラックスしつつ、この間もしっかりとコミニケーションを取っている川真田との時間


日本代表でも⁡過去無いポジション争いのなか、日本代表を牽引してきた比江島慎の存在がある。その中で今はレベルもあがり熾烈な競争の中で自分の強みに磨きをかけるコメントに闘志が伝わる。

 

 

西田優大 (シーホース三河)

西田優大(シーホース三河)

J:韓国戦、1Qから4Qまで魅せてもらえましたが、感触として見えていたものが出来たのか?気付いて遂行できたのか見えていた景色は

「慣れもありますが、やろうとしてる事が少し慣れてきた事でより自分の形で遂行出来るようになってきたという感じです」

J:両方ですね、自分のポジションではないところで凄く伸びしろだと思うのですが

「やりがいみたいな事を凄い感じてきて、試合の流れじゃないですけど、1Q、特に2戦目は悪い流れから、それをセカンドチームでカムバック出来たのは凄く追い上げる時間や、3Qゾーンの苦しい時間帯も耐えしのげたのもあったので、やりがいというか、慣れて来たのは自分でも感じました。」

J これからの試合や第1戦目などドイツのシュミレーションなどは

「求められているのはオフェンスどうこうって言うよりディフェンス頑張って、トランジションで、ディフェンスの強度がグッと上がるのが僕の時間帯では求められると思うので、どこの国相手にも出来るようにやっていきたいです」

J:オールラウンダーとしてファンの皆さんの反応は?

「それこそ高校の同級生〇〇からまだガード始めて1ヶ月半の僕のプレーを参考にしてるってLINEがきたりしてるんですけど、、、誰を参考にしてんねん。みたいな感じですが、そう言ったメッセージを貰えたり、少なからず評価してくれてる人がいるんだという事で嬉しいです」

J:西田ファンに一言メッセージを

「新しい一面をドンドン見せていけているオフシーズン、代表期間になるので、また自チームとは違う西田優大をみせられていると思うので、ハイ!また色んな一面を見てください」

 自分の本来の強みでもあるシュート練習にも最後まで余念がない。この熾烈な競争にも常に楽しんで居る笑顔がみえる。

渡邊雄太曰く、NBAでもこの競争の中で楽しんでいる選手たちが強いという。


 

日本代表候補15名

比江島慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
須田侑太郎 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
原修太 (SF / 187cm / 千葉ジェッツ)
渡邊雄太 (SF / 206cm / フェニックス・サンズ)
ジョシュ・ホーキンソン (C/PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
馬場雄大 (SG / 195cm / -)
吉井裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
川真田紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)
渡邉飛勇 (C / 207cm / 琉球ゴールデンキングス)
西田優大 (SG / 190cm / シーホース三河)
井上宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
富永啓生 (SG / 188cm / ネブラスカ大学)
河村勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
金近廉 (SF / 196cm / 千葉ジェッツ)

平 均 193.2cm、 26.0歳

 

日本代表試合スケジュール

◉国際強化試合 太田大会
8月2日(水)19:00 tipoff、4日(金)19:00 tipoff
オープンハウスアリーナ太田
日本 vs ニュージーランド

◉国際強化試合 東京大会
有明アリーナ
8月15日(火) 19:00 tipoff 日本 vs アンゴラ
17日(木) 19:00 tipoff 日本 vs フランス
19日(土) 15:00 tipoff 日本 vs スロベニア

◉FIBAバスケットボールワールドカップ2023
8月25日(金)〜9月10日(日)
沖縄グループステージ :沖縄アリーナ(日本)
決勝ステージ;マニラ・フィリピン

日本戦スケジュール
8月25日 (金) 21:10 tipoff 日本 vs ドイツ
8月27日 (日) 21:10 tipoff 日本 vs フィンランド
8月29日 (火) 20:10 tipoff 日本 vs オーストラリア

 

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