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【Bリーグ】安齋竜三HC (越谷) 厳しく激しいB1で勝ち抜くためには、B1トップチームに勝つためには何が必要なのか

【Bリーグ】安齋竜三HC (越谷) 厳しく激しいB1で勝ち抜くためには、B1トップチームに勝つためには何が必要なのか

B1に昇格した越谷アルファーズが開幕した。記念すべきGame1は57-75、Game2は72-91とアルバルク東京に悔しい連敗スタートをきった。

越谷アルファーズの始まりは実業団の大塚商会バスケットボール部から始まり、越谷市をホームタウンに2019年にB2に昇格。昨シーズンはレギュラーシーズンで東地区2位になり、プレーオフに進出を果たす。アルティーリ千葉とシーズンでは1勝5敗と負け越したが、安齋HC率いる越谷は2連勝して初のB1昇格を勝ちとってB1に上がってきた注目のチームなのだ。その越谷の開幕相手は強豪アルバルク東京で、1万人集まる代々木第一体育館で戦い、試合を通してA東京が主導権を取って進んでいき2試合を連敗という形になったが、チームには、橋本竜馬というBリーグを代表するポイントガード、フィリピン代表のカイ・ソット、ブラジル代表で活躍したティム・ソアレス、LJ・ピーク、大ベテランのジェフ・ギブス、日本代表で活躍した井上宗一郎がいてどんなバスケットを見せたくれるかが注目されている。

厳しく激しいB1で勝ち抜くためには、若手選手の力が必要になる

四家魁人、松山駿、星川堅信
若手選手の力がとても大切になる。

勝つためにこの選手たちはトップ選手を相手に練習でやってきたことを遂行したいが、試合の流れで、波があることをまず直していかないといけないと安齋HCは話す。開幕節でも、何度も確認はしているがその遂行力が高い時と低い時の波が1試合の中であり、コートに出したいけど出しておけない状況があるが、安齋HCの星川や松山、四家への期待は大きい。
宇都宮ブレックスを年間王者に導いた安齋HCだからこそ感じるB1トップチームとの差をここからどう埋めていくのか。強豪と互角に戦うには、相手チームのエース、それぞれのポジションにいる選手を抑えていかないといけない。対戦相手はオフェンスやチームの決め事をしっかり抑えて潰しにかかってくる上で、しっかり遂行していかないと勝利に導けない。この若手選手たちに対して、得点面もあげていかないと、インサイド陣は強豪のインサイド陣と立ち向かっていくので、そこだけには頼れない。フィリピン代表のカイ・ソット、ブラジル代表で活躍したティム・ソアレス、LJ・ピーク、大ベテランのジェフ・ギブスと得点の占める割合は非常に大きい。そこも変えていけるのは、この若手選手たちの力が必要になる。もちろん、日本代表で活躍した井上宗一郎のシュート力とチーム全体をリードする闘将 橋本竜馬の存在は必要不可欠になる。

安齋HCはこう言う、「戦術面はもちろん僕の課題でもあるんですけど、チームとしての1つの突破口というか、チームが良くなるためには、彼らの成長、その得点力をどう伸ばしていくかっていうところはすごい重要なことだと思っています」。

 

Jbasketインタビュー

J:ガード陣のことについてお伺いしたいです。竜馬選手をはじめとするスモールラインナップで、松山選手や四家選手を使って2ガードをよくやられてると思うんですけども、手応え的なものや今後、竜馬選手を通しての学びや指導の細かいところを教えてください。

「そうですね。松山がやっぱり相手のフィジカルとかに対しての自分のプレーをどう出すかっていうところを、もっと伸びていってくれないと、やっぱりうちのチームとしては、そこの成長が鍵でもあるので、そういう意味で、本当はポイントガードではないっていう状況の中でそのポイントガードをやってると、やっぱりプレーを作る時に、自分がボールを持っていないことが多いので、2ガードも結構入れるようにはしています。逆に、アルバルクみたいなチームだとそこをディフェンスでついてくるという、当たり前のことをやられてしまうっていうところがあるので、そこのスモールラインナップをやる理由はあるんですけど、結局そこでディフェンスで簡単にやられてるのは、もうやれなくなってしまうっていうのがあるんです。ディフェンスもオフェンスも成長してもらわなきゃいけないっていうところがあります。
でも、 どういう状況になっても(橋本)竜馬のああいうキャプテンシーみたいな戦う姿勢は、 チーム全員がもっと学ばなきゃいけないところじゃないかなと思います。そういうのをしっかりコミュニケーションをとって伝えてくれてるんで、成長していってくれればいいんじゃないかなと思っています」。

 

得点力を期待していて、そのオフェンスを遂行する際に、アルバルクのような強豪チームは、そのやりたいプレーをする前に、強度を上げて潰してくることに対して、B1で勝ち上がって行くためには、その経験を次に繋げてチームに勝利に結びつけていかないといけない。

越谷はB1に昇格したこれからのチームではあるが、勝利や優勝とはどういうものかを達成している安齋HCがいる事が最大のチャンスとなる。次節も、昨シーズンBリーグファイナルまで駆け上がった強豪の琉球との対戦になる。ホームでの開幕に熱い試合に注目が集まる。

 

キャリア

選手
2003-2005 大塚商会
2005-2007 埼玉ブロンコス
2007-2013 リンク栃木ブレックス

コーチ
2013-2022 栃木ブレックス、リンク栃木ブレックス、宇都宮ブレックス
2022 越谷アルファーズ アドバイザー
2023- 越谷アルファーズ

 

 

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Jbasketライター

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