Bリーグ

川崎10勝目到達して東地区3位に浮上、富山に逆転勝利にニックがチームを牽引


川崎10勝目到達して東地区3位に浮上、富山に逆転勝利にニックがチームを牽引

B.LEAGUE 2020-21SEASON 第9節
川崎ブレイブサンダースvs富山グラウジーズ
2020年11月14日(土)18:05~@川崎市とどろきアリーナ
入場者数:2424名
○川崎 84-78 富山●

#0 藤井祐眞 7pts 3as
#4 青木保憲 2pts
#5 マット・ボンズ 11pts 5reb
#7 篠山竜青 6pts 4reb 8as
#11 増田啓介 6pts 2reb
#14 辻直人 12pts 6as
#22 ニック・ファジーカス 25pts 13reb 6as 2st
#24 大塚裕土 2st
#34 パブロ・アギラール 15pts 2reb

東地区3位につける富山と同4位の川崎の今季初対決。
1Q、川崎は#22ファジーカス・#34アギラール、富山は#13前田・#32マブンガをそれぞれ得点の中心に据えて試合を進める。21-18で2Qに入ると、この日が川崎の選手として初出場となる#5ボンズが攻守に躍動。さらに富山の攻撃的司令塔#11宇都の得点を0に抑え、川崎が優位に試合を進めていく。残り3:02には#22ファジーカスの3Pシュートで40-27と川崎が13点までリードを広げるが、ここから富山が#31城宝の連続3Pシュート、#0ソロモンのダンクで点差を縮め、43-35で試合を折り返す。
3Qに入っても川崎が富山に自由なオフェンスを展開させず、#22ファジーカス・#5ボンズの得点などでリードを広げていく。富山#34スミスの体格を生かしたインサイドアタックを許すも、66-53で最終クォーターへ。
4Q、ここまで沈黙を続けていた富山が猛攻をみせる。#21橋本の3Pシュートを皮切りに、#0ソロモン・#77岡田らがシュートを沈め、残り6:07には67-63の4点差に。川崎もここで#7篠山がドライブやアシストから#11増田の得点をクリエイトし決め返すと、#14辻󠄀の2本の3Pシュートで残り1:37には82-74と川崎が再びリードを広げる。最後までアタックを続ける富山に対し川崎は冷静に試合を進め、84-78でタイムアップ。
この試合で初めてブレイブレッドのユニフォームに袖を通した#5ボンズが大きな存在感を発揮してMVPを獲得。この勝利で川崎と富山の順位が入れ替わり、川崎は東地区3位に浮上した。

 

ニック・ファジーカス選手コメント
今日は最初からハードに行こうというゲームプランでした。
それがうまくはまって相手のやりたいことをやらせなかったことがいいスタートにつながったと思います。自分たちのやりたい方向に仕向けたことで今日の勝利をつかめました。
事前に映像を見てピックアンドロールを使ってしっかりと攻めれば得点が取れると確認して試合に臨みました。シュート力がある選手とピックアンドロールをすることで攻めやすい形を作れたと思います。
(ボンズ選手について)チーム練習も数回しかやれていなかったので未知数なところはありましたが今日の試合を見て、彼はエナジーを持っているし、ボールプッシュもできる、チームに必要なピースだと思いました。
彼はチームプレイヤーだなと感じていてセットの仕組みを覚えてチームのためにしっかりとプレーしてくれています。

 

佐藤賢次HCコメント
ディフェンスをしっかりやりきれた時間帯はいい流れを作れていたと思います。それができていない時間帯は相手に勢いを持っていかれましたので、そこは明日修正して臨みたいと思います。
マット・ボンズ選手が加入して、チームにエナジー、勢いを与えてほしいと彼と話していましたが、その通りのプレーを見せてくれました。ルーズボールに飛び込んだりリバウンドに絡んだり、色んなところで手を出して数字に現れない部分でも貢献してくれましたので、彼のデビュー戦としてもいい試合になったと思います。
明日はまた違った試合になると思いますので、もう一度やることを整理して、我々ができることを40分間やり抜くことにフォーカスして、またいい試合ができればと思います。

 

マット・ボンズ選手コメント
今日は試合前に、自分たちから積極的にアタックしていこうと話していましたが、しっかりと相手に衝撃を与えられたと思っています。ハーフタイム後、富山さんも連続得点で試合を繋いで来ましたが、それでもなお自分たちがそれを耐えて乗り切れたのが今日の勝利に繋がったと思います。

僕はエナジーを持ってプレーするというスタイルが、自分の長所だと思っています。川崎にはまわりに素晴らしい選手たちがいますので、自分ができることと周りが僕を生かしてくれる両方が噛み合って、今日の結果になったのだと思います。
(B1での初戦を終えて)B1でプレーする手応えはしっかりつかめたと思っています。身長やフィジカルの差でリバウンドは少し難しいなと感じたところもありましたが、しっかりこのレベルで戦っていけると思いますし、アジャストしていきたいです。
僕自身チームにフィットできることが長所だと思っていますので、いいスクリーンをかけたりピックをかけた後にしっかりダイブしたり、細かいところでチーム力の底力を上げていくというのが僕の役割だと思っています。

 

篠山竜青選手コメント
外国籍選手が怪我人が続出している状況の中で、前節はニック(・ファジーカス)が40分間出なければならなかったりと苦しい状況ではありますが、パブロ(・アギラール)や新たに来てくれたマット・ボンズ選手も含めて、なんとかエナジーを出して頑張ろうと臨んだ試合でした。佐藤HCのゲームプラン通りにしっかり激しいディフェンスから自分たちのリズムでやりたいバスケットが出来たと思いますので、今日の勝利はすごく手応えのあるいい内容の勝利だったと思います。
(ディフェンス面について)川崎ブレイブサンダースが大切にしている「Be Ready」という言葉通り、常に相手より早く準備して、相手より自分たちがやりたい方向に仕向けていくことが、今日はチーム全体で体現できたと思います。
今年のチームはディフェンス力もさることながら、オフェンス力という点で色んな個性的な武器を持っている選手たちがいますので、皆をしっかり生かすというPGとしての腕の見せどころに関してはきちんと磨いていければと思いますし、その上で自分のスタッツをもっともっと向上させていきたいと思います。

 

Bリーグニュース
Jbasket

Jbasketライター

-バスケットボール 専門メディア

twitter : @jbasket_web
Instagram : @ jbasket_web