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【Bリーグ】北関東ダービー茨城が群馬に快勝 /タプスコットが今シーズンB1個人最多45得点

【Bリーグ】北関東ダービー茨城が群馬に快勝 /タプスコットが今シーズンB1個人最多45得点

4/20(水)アダストリアみとアリーナ
茨城96-78群馬
1Q 27-20
2Q 28-24
3Q 18-12
4Q 23-22

≪茨城≫
チェハーレス・タプスコット 45得点(3P 7/10)10リバウンド
エリック・ジェイコブセン 14得点、9リバウンド
鶴巻啓太 11得点(3P 3/5)

≪群馬≫
オンドレイ・バルヴィン 18得点、10リバウンド
トレイ・ジョーンズ 16得点
ジャスティン・キーナン 10得点8リバウンド

今シーズン共にB1昇格組の茨城と群馬の第2ラウンド。1月の第1ラウンドでは茨城が接戦で群馬に勝利している。
残り少ない今シーズン、両チームともにひとつでも多く勝って終わりたいところ。

1Q序盤は両チームなかなか点数が入らない中、茨城が開始2分で6-0とリードする。たまらず群馬がタイムアウトを取り立て直しを図ると、五十嵐の連続スリーポイントで同点とした。
それでも茨城は、タプスコットとジェイコブセンを中心にインサイド攻撃で点数を重ね、さらにディフェンス面では群馬のインサイド攻撃を封じ27-20とリードする。

2Qは、開始から群馬のバルヴィンが高さを活かしスリーポイントを含む5得点を奪うも、茨城も遥のインサイドアタックとタプスコットのスリーポイントで取り返し一進一退の攻防戦。
その後、群馬は茨城の堅守にインサイドを封じられながらも、バルヴィン、ジョーンズ、キーナンのスリーポイントなど外からの攻撃で得点を重ねる。一方の茨城はタプスコットがこのクオーターにひとりで16得点を奪い、茨城がわずかにリードを広げ55-44と11点差で折り返す。

第3Qは、パーカーのインサイドで幸先よく得点し、反撃開始したい群馬だが、前半大きくリードした茨城がすぐに鶴巻のスリーポイントで点差を広げる。
しかし、このクオーターは両チームともにシュートが決まらず点数が伸びない。その中でも、茨城はジェイコブセン、群馬はキーナンとインサイドにボールを集めて得点する。
ここでも茨城が群馬に反撃を許さず、さらに点差を広げ73-56の17点差と大きくリードする。

4Q序盤、群馬はキーナン、バルヴィンの得点などで一時は10点差まで縮める。その後も、出場10選手中8選手が得点するなど、攻撃の幅の広さを見せた。それでも、茨城のタプスコットは得意のインサイド攻撃に加え、効果的にスリーポイントを決める。このクオーターでも、ひとりで17得点を奪い群馬の反撃を許さず96-78で茨城が快勝。

茨城のチェハーレス・タプスコットが、今シーズンB1個人最多の45得点を記録しチームの勝利に貢献、ゲームMVPを獲得した。

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終わってみれば、チェハーレス・タプスコット選手が45得点と、独壇場となった試合だった。それでも、茨城は途中出場の高橋選手の献身的なディフェンスであったり、要所での鶴巻選手のスリーポイントが決まったりと、出場選手がそれぞれの役割を果たせた試合だった。
一方の群馬は、序盤から茨城のディフェンスに苦しめられ、なかなかインサイド攻撃が見いだせなかった。終盤にようやくインサイド攻撃が効果的に決まりだすも、第3Qまでに17まで広がった点差をひっくり返すことは出来なかった。

八村阿蓮(群馬)の今後にも注目

 

 

試合後コメント

リチャード・グレスマンHC(茨城)
「自分たちは38分40秒リード出来た。群馬は一回もリードすることが出来なかった。タプスコット選手は素晴らしい活躍をして驚くべき得点だった。
また、高橋選手や遥選手といった途中から出てきた選手も、素晴らしいディフェンスをしてくれた。引き続き積み上げてビルドアップしていきたいと思う。
今日の勝ちを喜んで、今週末からの北海道戦に向けて準備していきたいと思います。
アウェイ5連戦が続く前にホームで勝利出来て良かったと思う。」

 

チェハーレス・タプスコット(茨城)
「チームとして出だし良く入れた。彼らの戦いを誇りに思う。群馬相手にアタックするのは簡単ではないが、中に侵略出来たりシュートを決め切ることが出来た。チームとしても良いエクスキューション出来た。リバウンドでも相手より上回れたし相手の3Pも33.3%に抑えられた。
自分にとっては学ぶシーズンであり、アジャストしていくシーズンと思っている。今は自信をもってプレーが出来るようになってきた。」

 

トーマス・ウィスマンHC(群馬)
「自分たちの気持ちが見えてないところがあって負けてしまった。自分たちが戦えてなかった。相手が戦ってプレーしていて、称賛したい。
特にタプスコット選手が45得点、スリーポイント7本とゴール全体でも77.3%と高い確率で決められてしまった。逆に自分たちのディフェンスがそれを許してしまった。」

 

オンドレイ・バルヴィン(群馬)
「茨城はすごく走って自分たちのオフェンスをしていたし、自分たちより努力していた。ただ自分たちの出来るプレーが少なく相手にやられてしまった。
ジャスティン(キーナン)選手にダブルチームで来ることも、自分たちがスペースのないところでプレーすることも分かっていた。その中でも、スペースを見つけてプレーすることはできていた。」

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