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【Bリーグ】Game1激闘は宇都宮/ 比江島慎「自分でアタックする、先ずは自分」安齋HC「マコが帰ってきた」

【Bリーグ】Game1激闘は宇都宮/ 比江島慎「自分でアタックする、先ずは自分」安齋HC「マコが帰ってきた」

CSカード注目の対戦は、昨シーズンのファイナル第3戦にまでもつれ死闘を繰り広げた千葉ジェッツと宇都宮ブレックス。2021-22レギュラーシーズンでは2勝2敗で入った一戦は熱い戦いになった。

CS クォーターファイナル
5/14(土) 船橋アリーナ
千葉 70-81 宇都宮
1Q 22-21
2Q 15-20
3Q 18-23
4Q 15-17

<宇都宮>
比江島慎 21得点 5アシスト 3スティール
荒谷裕秀 14得点(3P4/4)
ジョシュ・スコット12得点 9リバウンド

<千葉>
富樫勇樹 18得点
ジョン・ムーニー 11得点 8リバウンド

ゲーム早々に比江島のスリーポイントが決まり宇都宮がブレイクを出していきなり9-0でランする。更にドライブからキックアウトして比江島2本目のスリーポイント決めて闘志みなぎるプレー、更に比江島ステップでドライブからファウルもらうなど宇都宮を牽引する。
千葉はスミスがジャンパー、ドライブと一気に決めて点差を縮めて2点差にしてスミスが集中力と決定力を見せて逆転する。また宇都宮は、荒谷が2本スリーポイント決めて、すぐさま富樫が終わり際スリーポイント決め1Qから熱い展開22-21千葉リード。

2Qでも宇都宮は荒谷が炸裂する。スリーポイントをタフショットも決めて千葉の勢いを切る。千葉も一つ一つ得点していくが荒谷の連続スリーポイント、遠藤の得点と合わせてアウトサイドの得点9点が大きく宇都宮リード。追いつく千葉に比江島のアタックで広げる。それでも千葉は富樫が終わり際にスクープショットを決める勝負強さを見せて41-37宇都宮リードで折り返す。

後半に入って宇都宮はまたしても比江島が積極的に得点して入る。この試合は比江島がリズムを作って展開する。それに対して
千葉の富樫がドライブからレイアップ、スリーポイントを2本決めれば比江島も返し両エースの痺れる対決になってくる。

ルーズボールも激しくファイナルの様子を呈して、スリーポイントの入れ合いになる凄い展開に会場は最高潮に盛り上がる。64-55宇都宮リードで最終クォーターへ。

残り5分を切って73-64の展開。千葉のディフェンスがヘルプも間に合わなくフリーになり宇都宮はスリーポイントを決めて2桁得点差に、そして比江島がコントロール、アタックしていく。千葉は残り時間もなくなっていき、アウトサイドからフリーにするもシュートが決まらない厳しい展開になり、点差を宇都宮が守り81-70で宇都宮がGame1を制した。

 

 

試合後コメント


安齋HC(宇都宮)

「選手たちが出だしから40分間準備した事をやってくれて遂行してくれた。CSアウェイでの戦いは難しいことで覆していくことは僕達のチャレンジだった。終わった瞬間から明日の準備をしないといけない。前半はタフショットも打ってスリーポイントを荒谷が決めてくれた。
千葉のホームで戦うという事を選手たち、みんな分かっていたのでその準備は出来ていたんじゃないかと思う。準備したものは、ほぼほぼ出来たと思っています。富樫選手が後半乗ってきたとのろのディフェンスのアジャストも本当に遂行力高く出来たと思います。オフェンスは、アタックして欲しいと伝えて、外と中で散らせた事が千葉さんのディフェンスを守り辛くさせたんじゃないかと思う。正直ひとつ勝てたけど、明日は厳しい戦いになる。千葉とは、勝った記憶もないんですが、篤史さんとは、これまでも対戦して色んな思いもあるし、まだ対決出来る事を僕らも楽しみながらやって行きます。」

 


比江島慎(宇都宮)

「昨年の悔しさを全部出した。
相手ホームで、しっかり出だしの所でイニシアチブ取って激しく僕らのリズムで入れて良かった。セカンドユニットのメンバーも良いバスケが出来て先ず1勝出来て良かった。昨年の悔しい負けがあったので悔しさだけをぶつけた。
後は開き直って気負いせず良いバスケが出来た。富樫が乗ってきたらいけないと思っていたので相手に流れが行かないようリズムが作れたので良かった。自分でアタックすること、周りを活かすというより先ずは自分、という風に考えていた。」

 


荒谷裕秀(宇都宮)

「前半、苦しい時間帯もあったけどセカンドユニット含めてしっかり我慢して後半、ディフェンスからエナジーだして出来たのが今日の結果になったと思っています。シーズンから強いチームと当たってきて、CSに入るか事が出来て、一本目からコーナースリーが決まってその後も気持ちよくプレイ出来た。今シーズン取り組んできたアウトサイドシュートの結果が出て良かった。シーズン通してブレックスが大切にしているディフェンスから流れを作る事を意識してできた。フリーだったら積極的に打って行こうと思っていたので、何本も入ってくれたのは良かった。終盤戦に向けてチームディフェンスで崩れないローテンションが出来たのが今シーズンで1番の収穫だと思っています。」

 


大野HC(千葉)

「リバウンド、セカンドチャンスの所でポジェッションを増やされた。オフェンスでボールムーブ出来ない所は明日改善が必要。前半に宇都宮さんにスリーポイント、セカンドチャンス40点取られたのは痛かった。荒谷君に勢いをつけさせてしまった。それよりもセカンドチャンス、
ポジェッションの所で自分達が負けてしまった。CSとは結果を求めてますし、振り返りでなく結果を出す事で戦っていますので一番大事なのは頭の切り替えだと思っています。あと2つ勝たないといけないので “切り替えて戦って行こうね!” と選手たちに伝えました。」

 


富樫勇樹 (千葉)

「Game1落として後が無い状態ですが切り替えて、今日のゲームも中々、自分達のリズムでプレイさせてもらえない時間が多く、しっかり明日準備していきます。ボールが中々回す事が出来なかった、プレッシャーに押し出された印象があるので修正しないといけない。」

 

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