Bリーグが開幕して第2節に入った。両チーム開幕は好ゲームをしながら2連敗という結果で迎えた3試合目は、お互いどうしても初勝利が欲しい中、三遠がディフェンスからオフェンスに繋げる事を試合通して遂行して豊橋ホームで今シーズン初勝利をあげた。
また、佐古賢一HCと大野篤史HCという師弟対決が今シーズン早々に実現した。
両チームには、現在フィリピン代表の2人、北海道ラモス、三遠サーディとのマッチアップも見応えあってアジア枠の最大の魅力もあり、三遠特別指定の高橋(中京大1年)のパフォーマンスもチームにエナジーを与えた。
10/8 豊橋市総合体育館
三遠 76-57 北海道
1Q 23-15
2Q 18-13
3Q 16-21
4Q 19-8
<三遠>
#14 金丸晃輔 17得点
#1 ヤンテ・メイテン 15得点 9リバウンド
#4 アイザイア・ヒックス 13得点
#29 細川一輝 11得点
<北海道>
#2 ドワイト・ラモス 15得点
#21 ショーン・ロング 9得点 10リバウンド
スターター三遠は、#55コリンズワース、#14金丸晃輔、#8太田敦也、#1メイテン、#0サーディ・ラベナ
北海道は、#21ロング、#12モータム、#8髙橋耕陽、#2ラモス、#0橋本竜馬
北海道の入りは、いい動きとボールムーブして、ラモスもスティールしていく。三遠はインサイドにバックドアから金丸が得点して入る。北海道橋本も積極的にいきスリーポイントで得点とチームでのいい動きを見せる北海道。
すぐさまインサイドにアタックして得点する金丸は、積極的に得点してチームエナジーを与える。金丸の上手いジャンパーと両チームいい入りの1Qになる。フィリピン代表の2人、ラモスvsラベナのマッチアップも見応えあり、金丸は、ブレイクも走り得点と、北海道の勢いあるオフェンスを返していく。
1Qに三遠特別指定の高橋がコートイン。寺園からターンオーバーを奪うディフェンスを見せ、ブレイクでそのまま得点と素晴らしいパフォーマンスを見せて、三遠は徐々にリードを広げていく。
2Q北海道はインサイドからナナーダニエルの得点、三遠は開幕から絶好調の佐々木が得点して入り、高橋のボール展開から三遠はリズムを作りリードを2桁得点差に広げる。北海道は我慢の時間が続く。スターターでリズムを取り戻したい北海道は、橋本のスリーポイント、ラモスのインサイドで三遠の流れを切っていくが、すぐさまラベナもスリーポイントでお返しすると、金丸のコーナーからフリーを作って得点で16点差にする。
北海道はボールムーブを変えていき、シュートも狙うが最後決め切れなく、41-25三遠リードで折り返す。
北海道の3Pは3/15の20%、ターンオーバー9
三遠の3Pは3/9の33.3%、ターンオーバー 6
後半、三遠はインサイド、アウトサイドとボールムーブが良くなり、ペイントにアタックしていき、金丸も早々にスリーポイント決めて北海道に流れを渡さない。北海道はインサイドにアタック続けて、ターンオーバーももたらし、ロング、モータム、ラモスで6点差まで追い上げ、57-49三遠リードで最終クォーターへ。
最終クォーターで、入りはスリーポイント含む三遠から決め切り得点する。流れを掴んだ三遠は一気に得点を広げて力を見せて3分経たないうちに、13-0のランをしてこの試合最大の21点差に一気にする。三遠は全員バスケットで躍動してリードを保ち北海道に76-57で勝利して、今シーズン、地元豊橋ホームで初勝利をあげた。北海道は次戦10/9 Game2に初勝利をかける。
北海道は3Pは6/25で24%、三遠は8/23で34%と大事な場面での3Pもゲームに響いた形になった。ディフェンス、リバウンドを強く掲げている三遠はリバウンドもハッスルして北海道を上回った。
Game2では何としても勝利したい北海道に注目したい。
大野篤史HC
「選手達には、はじめは強めに伝えていたんですけど、上手くいかないから、コーチングは少し自分のスタイルを変えました。伝えている事は変わらないですけど、言い方、少しリラックスさせて、いい緊張もあり、どういうマインドでプレーするのが1番ベストかを探っていって、少し“笑い”が起きるが起きるくらいがいいと思って、前のチームではやらなかった事を挑戦してます。選手がイキイキとプレーしているとファンに思ってもらえれば喜ばしい事です
追いつかれて消極的になったので、ビビってんじゃねーぞと伝えて。笑みんながシュート決めみんなが持っているストロングポイントを活かしていこうと発揮できた。たまにはキツい言葉もかけつつ。昨日は、”リバウンドキング”というTシャツを着て行ったんですね。笑 みんなとこれでコミューケーション取ったり、試行錯誤しながら選手達が成長して行ってくれたら嬉しいです。
佐古HCと戦って
賢一さんの元で2年間働かせて頂いて、賢一さんのチームに勝ちたいと思ってますので、自分達のチームの良さを賢一さんに伝えられたと思うし、また明日やるべき事をやります。迷わないように選手達のためにどうしても勝ちたかった。いいスタートになればと思います。」
金丸晃輔(三遠)
「先週の川崎戦は悪かったという事じゃなくて、やれる事はやっていたけど、僕達のゲームクロージングが良くなかった。接戦で終盤にミスをすれば終わるのでそこが出来てなかったのかなと思います。プラスで言うと出来てたのであれだけ接戦に持ち込めた。それを今日上手く1試合を通して出来ていたので勝利に繋がったと思います。自分の得点は合格点ではないけど、3Pの確率が良くないので、今日は2Pに変えてみたんですけど、本来なら3Pの確率を伸ばしていきたい。」
佐古賢一HC
「1Qから重い感じになって、そのまま時間が進んでしまった。スティール10本奪っててブレイクが4と、テンポを上げられないという駆け引き、ハーフコートオフェンスに持ち込んでもボールムーブが遅い。インサイド、アウトサイドに引っ張るのかをやらないといけない。
1対1の展開になってマインドを変えられなかった。点が取れてないので我々のバスケットをやっていきたい。
ショーディフェンスやって、ダブルチームにいってどこも厚くなっている。外の人間も機能させないといけない。今、ローテーション、バランスがとれていないので、いい形で打っていきたい。
大野HCと対戦して
いいチームですね。インサイド、アウトサイドのバランスがいい。大野HCが好きなバスケットを形にしている。明日HCとして見習いたいと思います。個人的には楽しかったですよ」
ドワイト・ラモス(北海道)
「全体として雑になってしまった時間が長かった。自分達としては40分間諦める事なく最後まで戦い続けること、それをやり切ることご出来なかったのご非常に悔やまれます。追い上げるいいスパートの時間があって、40分間継続できなかった。
チームとしてカムバックする事が求められていると思います。」