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【Bリーグ】横浜ホーム開幕は齋藤拓実が20得点 7アシストで横浜との接戦を制した/河村勇輝「齋藤選手に今日は完敗」

【Bリーグ】横浜ホーム開幕は齋藤拓実が20得点 7アシストで横浜との接戦を制した/河村勇輝「齋藤選手に今日は完敗」

横浜ビー・コルセアーズのホーム開幕戦は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのGame1。
オフェンス、ディフェンスと強度が上がっている横浜は、名古屋Dに対して引き離されても追い上げを見せ最後まで接戦をして名古屋Dに対して力を見せた。
名古屋DのデニスHCが試合後に横浜はスタッツ以上のチームになっているとコメントしていたように、明らかにチームが変わっている。その横浜に対して、決め切って勝ち切る名古屋Dはコートにいる全員で得点する強さを見せた。

10/15(土)横浜国際プール
横浜 84-91 名古屋D
1Q 21-24
2Q 22-21
3Q 20-27
4Q 19-19

<名古屋D>
#2 齋藤拓実 20得点 7アシスト
#43 スコット・エサトン 18得点
#4 コティ・クラーク 11得点 7アシスト
#12 中東泰斗 10得点

<横浜>
#10 チャールズ・ジャクソン 21得点 14リバウンド
#30 須藤 昂矢 14得点
#5 河村勇輝 7得点 12アシスト

スターター、横浜は#5河村、#9森川、#10ジャクソン、#15オリバー、#30須藤
名古屋Dは#2 齋藤、#4クラーク、#11須田、#12中東、#43エサトン

満員の国際プールでホーム開幕の横浜は河村が積極的に打っていき、ジャクソンがリバウンドとって得点していい入りをする。河村と齋藤のPGマッチアップは見応え満載で注目の中、齋藤もスリーポイントで返す。エサトンが連続でインサイドから得点と名古屋Dの今シーズンの強さを見せる。
横浜もセットプレーから須藤が連続でスリーポイントを決めて速い展開で進む。それでも、名古屋は齋藤を中心にコントロールして逆転する。
引き離す名古屋Dに河村のドライブから須藤へ3ポイント3本目を1Qで決める。名古屋Dは中東がスペースを上手く使い得点して、21-24で1Q終える。

2Qに入って、名古屋Dはパークスジュニアがしっかりと連続で決め切って流れを呼び込みディフェンスのギアが更に上がっていき、インサイドでの強さを見せて得点を重ねる。横浜はボールムーブを止められず、2ケタ得点差になりそうになると、スティールから河村のレイアップ、森川、須藤のスリーポイントで一気に追い上げを見せ同点にする。明らかに昨シーズンとは違う横浜がいる。45-43名古屋Dリードで前半を折り返す。

後半、いい流れを持って来たい横浜は、ボールを展開してフリーを作りブレイクも出して逆転する。河村のドライブからジャクソンへスラムダンクと横浜らしいプレーが出るが、名古屋Dはリバウンドに絡み、コーナーからスリーポイントを決め切り追いつく。
そして齋藤は大事な場面でスリーポイントを決めて河村からファウルを取って4点プレーをしてリードを広げる。決め切る力、決定力が2ケタ得点差に広げる名古屋Dは72-63で最終クォーターへ。

横浜はキング開のディフェンス、大庭のスリーポイントで点差を詰める。インサイドでも横浜がリバウンドに絡み、繋げていき3点差にして、会場も一気にボルテージ上がる。そこに須田のスリーポイントが出て横浜に流れを渡さない。インサイドでエサトンのダイブから得点、河村も連続スリーポイント決め2ポゼッション差で試合は進み、横浜は速い展開で2ケタ得点さを詰める。そして残り2分切って2点差に。名古屋Dはここで齋藤がしっかりシュートを決め、1分切って更にフリーを作ってスリーポイントを決める、ここぞの勝負強さを見せつけた。

最後の攻防が、勝利、CSしいては優勝を決めるチームとなる。
両チームとも、パフォーマンス高いチームだが、接戦の制する名古屋DにGame1は軍配が上がった。

 

 

試合後コメント

ショーン・デニスHC(名古屋D)

「最初から苦しい試合になると思っていた。横浜は若いチームでスタッツ以上のチームだ。リバウンドで苦しんで3Pを与えすぎた。ベストを尽くさないと倒せない、それを出来た。チャンピオンになりたいので、波を乗り越えないといけないディフェンスは規律よくやらないといけない。
一貫性をもって、琉球、千葉、宇都宮みたいに高いレベルのディフェンスをやらないといけない。
セカンドチャンスを止められなかったのが課題、リバウンドも取られれたのでなんとかしないといけない。TOを誘うチームなのでそれがうちは出来ている。今日は、チェンジングディフェンスでもう少しアグレッシブに行ってよかった。
1番の課題はリバウンド、ここを乗り越えないといけない。」

 

齋藤拓実(名古屋D)

「僕たちのバスケットをやってるとスタッツでも分かる様に全選手ボールに触っていて目の前に起きている事に判断する中でコーチが常日頃から言っている通り、今日は僕が調子が良かったんですが、平均的にみんなが得点を取れるチームでやってる、選手たちも楽しんで見てる人達も楽しんで貰えてると思ってやっています。」

 

青木HC(横浜)

「名古屋Dがバランス良く得点を取るチームとわかっていて、それに対してどれだけミスを少なくDFを遂行出来るか、点差が離れている時にコントロールのミス、そこをもう一度修正できれば10点差でも追いつく力を証明できた。後ORを止めていればと勿体なかった。OFはFTと3Pの確率が少ない中、ホームでアテンプト増やしてリングにアタックしていったと思っている。
まだ%は上がって来ないけど打ち続ける気持ちは進歩があると思う。名古屋Dに90点取られては勝ち目がないので、DFでもう少し抑えて明日修正していきたい。」

 

河村勇輝(横浜)

「ホーム開幕でファンの皆さんに来てもらって満席という中、ホームを感じられたんですが結果を出す事が出来ず、ウィング、ビックマンも頑張ってくれたんですが、チームのトランジションディフェンスなど何個か課題があった。ステップアップしていかないといけない。PGのコントロール不足として勝たせてあげられなかった僕の責任だと思います。

齋藤選手には今日は完敗です。齋藤選手はコントロールして名古屋に勝利をもたらせ、やっていて素晴らしい選手だと思う。過去マッチアップした選手の中で一番大変だった選手で初めてマッチアップした高校3年生ぶりで、気を抜いたらやられてしまうと思っていた。明日はやり返してチームに勝利をもたらせるPGでありたいです。」

 

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Jbasketライター

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