Game1.2と共に点の取り合いになる熱い戦いになった今カードは2連勝したい思い、また絶対2連敗はできない思いのぶつかり合う試合になり、Game2はSR渋谷が4Qで競り勝った。
11/27(日) 青山学院記念館
SR渋谷 90-85 北海道
1Q 16-16
2Q 22-22
3Q 28-17
4Q 24-30
<渋谷>
#34 ライアン・ケリー 22得点 4AST
#14 ジェームズ・マイケル・マカドゥ 14得点 12Reb
#5 ケビン・ジョーンズ 13得点
#9 ベンドラメ礼生 13得点 6AST
<北海道>
#21 ショーン・ロング 23得点 9Reb
#12 ブロック・モータム 17得点
#0 橋本竜馬 15得点 7AST
渋谷は得点してから直ぐに前線から激しくディフェンスで当たり試合を通して1対1での強度の高いディフェンスを見せる。
北海道の橋本とベンドラメの日本代表経験のマッチアップも見応えあり、ボールを速くプッシュしてインサイドに回し得点する北海道。ターンオーバーも取りしっかり作ってスリーポイントを中野が決め、ハードにディフェンスする渋谷にしっかり対応していく北海道は落ち着いて展開する。渋谷のディフェンスは1対1の寄りが速く、オフェンスではインサイドにアタックして得点していき、16-16で1Q終える。
2Qが大事な北海道は、渋谷のオフェンスをどう凌ぐか。渋谷はディフェンスから、アウトサイド、インサイドと得意の流れで、連続でケリー、ベンドラメとスリーポイントを決め切って離しにかかる渋谷。
スペースを大きく上手く使う渋谷にアジャストしていく北海道は、高橋がスペースを作ってスリーポイント、モータムも決めて渋谷を捉える。渋谷は石井のスリーポイントと、ケリーのビッグショットが出てリードを広げる。こういう展開で北海道は粘り強くフリースロー、オフェンスファウルを取り、1ポゼッションで試合を進めて38-38と同点で折り返す。
後半、渋谷は石井のスリーポイントで入り、フリーの石井は今シーズン特に各チームから見ると脅威になる。北海道は前半同様に橋本が牽引して、しっかりディフェンスして落ち着いてペイントにアタックし得点。前日のGame1同様、一進一退の攻防になる中、関野のスリーポイント、ベンドラメのスティールから得点と一気に渋谷が勢いつける。
北海道は細かいミスが出て、フリーからショットが打てず、どう修正するのか。ジョーンズがブザービーターで66-55と2桁得点差をつけて最終クォーターへ。
4Q、北海道はどうボールプッシュして展開させていくか、メンバーが変わると厳しい局面になってしまう、渋谷はこのまま一気に引き離すか。
お互いディフェンスで読み合ってスティールして入る。追い上げる北海道は、ターンオーバーを出し、渋谷はケリーが連続得点で勝負強さを見せる。
北海道の橋本は、絶対離されたく無い所でバスカン3点プレーで追い上げる。離されそうで離されない展開に持っていく北海道は、またまた2ポセッションの4点差まで追い上げる。残り1分19秒でお互いの攻防の末にケリーのここぞのスリーポイントが決まり点差を開く。
1分切って5点差、残り47秒橋本プッシュしてファウルでフリースロー決めて3点差に、その後ファウルゲームに行くが渋谷がしっかりリードを保ち90-85で勝利して1勝1敗にした。
伊佐HC(SR渋谷)
J:接戦の戦いについてどんな事を意識してますか
「点取の試合になってますけど、失点を減らしてディフェンシブなプレー、うちはDFのチームだという事にプライドを持ってやりたい。今日のプライドは、DFで相手と1対1のバトルで勝つ事を伝えました。OFはどことやっても80点は取れる自信があるので、目標にしている77失点以下が限界でそこに向けて、引き続き抑えれば勝てると思ってます。DFの更なる向上があると思ってます。今年取り入れた2種類がまだ浸透していないので、プレッシャーかけて40分間チャレンジしていきます」
「スティールした後の処理がまずくて2回乗り切れなかったけど、スペーシングが良かった。他の中地区にプレッシャーをかけられる。今日負けたらシーズンがおかしくなる、それくらい大事な試合とみんなにどんな形でも勝とうと伝えた。」
ライアン・ケリー(SR渋谷)
今日は積み上げられた。いいチームは2連敗絶対しないので、負けない事が大事。
J:怪我からの復帰でバスケットをどう楽しんで戦ってますか?
「自分が本当に大好きな事を奪われる怪我だったんですけど、そういう時に思ったのが感謝の気持ち。あとは自分が好きな事で生活出来る、それがどれだけ素晴らしい事なのか本当に思い知りました。チームメイトには、今バスケット出来る事に感謝しながら、一生懸命やって楽しむ事をシェアしているし、今シーズンやっていきたい。
夏からしっかり取り組んでいて、上手くなる事、プレーヤーとして全てに関して向上心もってやっています。成長、上達する事はSR渋谷に来てもその姿勢を保ってますし、後はチームの目標にコミットしてる。プレーオフを目標、そして優勝にコミットしてやってます。」
ベンドラメ礼生(SR渋谷)
J:チームの雰囲気はどうですか?
「悪くないです。負けても次に繋がる意識が凄くあるし、その日に修正する意識があるので凄くいいと思います。」
「昨日DFでやられたのでそこを修正して臨んで85点取られたけどDFは良かった。1人1人がプレッシャーをかける事が出来ました。OFではアタックを心掛けました。去年あと1勝で上に行けなかったので2連勝しないといけない。」
佐古賢一 HC(北海道)
J:接戦でのミスを今後どう変えていきますか?
「打ち切っていたシュートをドリブルしてからのTOが出てるから、シュートを入る入らない関わらず仕事として、空いてたらシンプルに打つ!
これでTOも必然的に落ちてくる。シンプルにプレーを完結させていく事。プレータイムを貰ってる選手がやっちゃうと苦しくなってしまう。
昨日今日はチームとしてしっかり戦えてるが、負ける時はかなりひどい、いい時と悪い時の差を安定させていく事。我々がしっかり見つけて選手達に伝えて良くなっていきたい。」
橋本竜馬(北海道)
J: 自身でも得点取りいくがチームが取れない時のバランスは?またDFは?
「佐古さんがHCになってから、ガードがもっとしっかりしないといけない事が明確化されていて、ハンドラー、色んな責任を負う事が大きくなっていて、全員が積極的に攻めるバランスを取る事が個々の選手が難しくなっている。ただそれが上手くいっている時は昨日みたいに全員が7.8点を取っていったりそのバランスを見つけていきながら、僕自身もプレーしていきたい。その日の最善を瞬間に認知してプレー出来るように心掛けていきます。
DFに関しては、チームで6割位の出来になっている。OFに多くを取られてしまって、勝つ為にはRebまで抑えないと勝つことは難しいので、”しつこさ””食らいつく気持ち”を1試合通じて出していきたい。」
高橋耕陽(北海道)
「2日間いい試合出来てよかったです。ミスが多く出てしまったけど、それも反省に入れて次に活かしていきたい。1勝は絶対にしたかった。いい恩返しというか、敵チームになってもいいプレーできたんじゃないかなと思います。」