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【Bリーグ】リーグ後半戦を三遠がSR渋谷に勝利/金丸晃輔「後半カムバックできる保証はない、ゲームの入りをしっかりしないと勝てない1Q入りが大事になってくる」

【Bリーグ】リーグ後半戦を三遠がSR渋谷に勝利/金丸晃輔「後半カムバックできる保証はない、ゲームの入りをしっかりしないと勝てない1Q入りが大事になってくる」

中地区同士の戦いは金曜開催で代々木第二体育館で行われた。SR渋谷はこのゲームまでに12勝16敗で5位に位置していて、三遠は14勝16敗4で後半戦に臨んだ。渋谷は、年末にHCが変わりチームを上げいてく後半は大事な一戦になり、一方、三遠はいいスタートを切った今シーズンは、途中怪我人が出てその中で厳しい戦いを続けてきた後半、戦大事な一戦を勝利で飾った。

1/20(金)代々木第二体育館
SR渋谷 63-74 三遠
1Q 21-13
2Q 20-18
3Q 9-21
4Q 13-22

<三遠>
#29 細川一輝 22得点(3P4/7)
#9 カイル・オクイン 19得点 17Reb
#4 アイゼイア・ヒックス 14得点

<SR渋谷>
#14 ジェームズ・マイケル・マカドゥ18得点 13Peb
#5 ケビン・ジョーンズ 11得点 9Reb
#10 小島元基 11得点

SR渋谷は積極的にオフェンスして、強度高いディフェンスから入り、三遠はブレイクを出しヒックスがダンクして入る。1対1でのディフェンスは厳しくウィイング陣がしっかり抑えていき、ロースコアで進んでいく。渋谷はスペースをしっかりついてインサイド、アウトサイドと連続得点してリードを広げる。この試合を通してNBAでプレーしたマカドゥとオクインのマッチアップも見応えある。1QはSR渋谷が流れを作って21-13とリードする

2Qは三遠の細川がボールムーブよく貰い、スリーポイントを決めていい入りをするが、渋谷はしっかりコントロールしていき、2桁得点差をつける。さらにルーズボールにハッスルする渋谷は、津屋、関野のスリーポイントで引き離していく。ここで三遠は細川が流れをきる連続得点で決め切って一気に行った流れを寄り戻すが三遠はミスも出て我慢の時間帯になり、ディフェンスからチームで立て直していく。41-31渋谷リードで折り返す。

三遠はオクインがこのゲーム初得点から入るが、渋谷マカドゥも返していく。三遠のオフェンスを抑えていく渋谷。オフェンスでのパスを渋谷が完全に狙っていくところをどう対応していくか。後半、三遠をしっかりコントロールしたのは山内だった。
山内からヒックスと粘り強くインサイドから得点、細川もダイブしてして5点差にしてカムバックし、コーナーから金丸が決め返して拮抗していく。さらにミスマッチからポストプレーでファウルでフリースロー決めて2点差に、金丸が勝負強さを見せる。そして、オクインがリバウンドからそのまま持っていき遂に追いつき、さらに逆転して52-50で最終へ。

点差が詰まった両チームはハーフコートバスケットから接戦が続く。SR渋谷は小島の値千金のスリーポイントが出て逆転する。このゲームでスペースが空けば打っていた小島が決め切ると渋谷ホームの代々木会場は盛り上がる。同点のまま残り5分を切り、ここから後半に完全ギアが上がった三遠、オクインのインサイド、アウトサイド3本連続得点でリードを広げて強さを見せつける。
終盤は渋谷もマカドゥのインサイドで追い上げ4点差にする。ここから三遠は細川のディープスリーを決めて7点差にして、リードをしっかり守り三遠が勝利した。

 

 

試合後コメント

大野篤史HC (三遠)
J: 前半と後半で変わりどんな事を伝えていましたか

「Play Your Role!
それぞれの役割をしよう。PG、インサイド、1対1で守るプライド、ヘルプに値するDF、自分達がやってきたRebでボックスアウトする、相手のブレイクのポイントを許さない、ヘルプに値するDFをする、全て用意して来た事と真逆になってしまったのでそれぞれの役割を果たす事。
その中でヒサ(山内)は前半良くなかったが、後半しっかりバウンスバックしてゲームをコントロールしてくれた。DFでもしっかり渋谷のエントリーを壊してやりたい所にボールを置かなかったのが良かったです。」

J: 接戦を勝ち切った事について

「やるべき事をやって逆転で勝つ事をできればいい経験になりますが、やるべき事をやらずしてビハインドになって最後勝ち切ったので学ばないといけない。 みんなに伝えたのは、先手に取るから成功する。後手後手で勝つ事はない。勝ち切っている間に学ばないといけない。
上に行くには、先手をとる、クロージングの所を学ばないといけない事を伝えました。」

 

金丸晃輔 (三遠)
J: 前半から後半に変わった事を

「前半の入り悪かったですね。DF、Rebやらないといけない事が出来ていないとこういう入りになってしまうので、OFも上手くいかずで前半はずるずる行きました。後半はそこをもう一回しっかりやったのでOFも自然と良くなっていくんですよね。
それが追いつけた要因だと思います。大野さんもそういう所をハーフタイムで話したのでみんなでフォーカス出来たと思います」

⁡J: 自身起点となってチームが変わった事について

「流れ変わりました?良かったです。スリーは全く入る気がしなくて、今日はそういう日かなと思いながらやってて、それで打たなくなって何もしなるのがチームには凄くマイナスになるんですね。そういう時は違うOF、チームを活かしたりして引き付けたり、何かプラスになる事をやるべきなんです。僕がスクリーン使うとスイッチしてきたり、ミスマッチついたり、パス回したり、地道にやってました。前半負けてて後半頑張ってカムバックできる保証はないので、足元掬われるのがゲームの入りをしっかりしないと勝てないので、もっと1Qの入りが大事になってくると思います」

 

浜中謙HC(SR渋谷)
J: これからSR渋谷が目指すバスケットを教えて下さい

「バスケットの前に選手一人一人100%トライし続ける事が大きなテーマとしてあって、DFに関しては前任の伊佐からベースの軸は変わってなく、アグレッシブにやってOFにプレッシャーをかけ続ける。その手法がフルコートなだけで、OFではアグレッシブOFでアップテンポなバスケットを展開して、速い段階で相手のDFにプレッシャーをかける、ボールラインを下げる、全員が走るバスケットをとみんなに話をしてます。
ここ数試合の反省が毎回同じになってしまっているのが問題だと思ってます。3Qまでいい試合をしたけど、雰囲気が変わってしまう。みんなで問題意識があるので流れを断ち切りたい。」

 

小島元基(SR渋谷)
「 シーズン後半戦、まだまだチャンスはあるので、皆んなでひとつになって、タフはタフで現実は受け止めています。それでみんなで落ち込む訳では無く、僕が見てきた渋谷はどんな状況でもチームカラー通り明るく戦ってきたチームで、自分もそのカラーになれる様に貢献していきたいし、最後まで戦っていきたいと思います」

 

また、ハーフタイムショーでは 「meiyo」が登場して会場を盛り上げた。数々のバズソングを生み出す、令和のポップマエストロ。
2021年夏、自身の”なにやってもうまくいかない”人生を歌った楽曲「なにやってもうまくいかない」を TikTok に投稿したところバズを巻き起こし、メジャーデビュー。 中毒性や哀愁のあるポップなメロディと、今の時代を生きる人たちの心情を汲み取った歌を届け続けている。
TikTok
https://www.tiktok.com/@meiyo_music

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