【Bリーグ】千葉JがA東京を圧倒してシーズンタイ記録52勝をあげる富樫勇樹「チームとして最高の状態で後2試合終えてCSに入りたい」

4/30(日)船橋アリーナ
ホーム最終戦 4,538人完売

千葉J 94-66 A東京
1Q 26-15
2Q 26-6
3Q 18-19
4Q 24-26

<千葉J>
#34 クリストファー・スミス 26得点
#4 ヴィック・ロー 17得点 6AST
#2 富樫勇樹 13得点 (3P4/7)

<A東京>
#11 セバスチャン・サイズ 11得点

千葉はゲーム入りからしっかりオフェンスしてA東京にオフェンスさせない。特にコブスへの原のディフェンスの強度が高くマッチアップして、富樫がスリーポイントを撃ち抜いていく。両チームお互いディフェンスの強度の高いので見応えあるゲームになる。西村、小川と２ガードでボール展開よくして西村、スミスがスリーポイントを決めて千葉の得意なプレーが出てきて徐々にリードを広げて26-15千葉Jリードで１Q終える。

2Qも果敢にペイントにアタックして得点していく千葉J。A東京の起点になるコブスへ原のディフェンス強度は変わらずA東京のリズムにさせない。そして千葉のディフェンスに対応できずに、原が自身もドライブして得点して一気に千葉がA東京を引き離す。富樫のスリーポイントでA東京相手に20点差以上にする。
A東京はボールブーブがうまく回らずに苦しい展開になり中々ないシーンで我慢の時間帯になってしまった。52-21で３０点差と大量リードして折り返す。審判の笛にもストレスを感じていたA東京はリズムを変えられない。

後半仕掛けていきたいA東京は、千葉のどうディフェンスを崩していくか。２メンゲームからフリーを作って富樫がスリーを決めきり千葉の勢いを止められない。ディフェンスでブロックも連続で出て、ブレイクでエドワーズが決めて千葉の流れで進めていき30点差を詰めることが出来ないA東京。ローテーションも強く深くなっていっている千葉の強さが一切流れを変えずに70-40で最終へ。

千葉のディフェンスからオフェンスにつなげる力はゲームを通して見せて、A東京にバスケットをさせなかった。終盤には小川、高橋など若手が千葉の強度を変えずにリードをしっかり守り攻撃してA東京相手に94-66という圧倒的な展開で試合を勝利した。ここからシーズンもあと２試合で両チームはCS出場するのでここからの２試合も重要になる。

またこの日は男子日本代表HCトム・ホーバス氏も船橋アリーナでワールドカップに向けて会見を開き、試合も視察した。その模様は次の記事にて掲載予定。

試合後コメント

富樫勇樹 (千葉J)
J：記録もかかってますが今シーズンあと2試合で終わってしまう気持ちを

「長いシーズン後2試合の所まで来たなぁとチームとして最高の状態で後2試合終えてCSに入りたいという気持ちです。常に成長出来ていると思ってます。最高な状態でCSに臨めます」

J：今日はトムさん、渡邊雄太選手も来ていよいよという雰囲気になってきました

「凄くチームとして対戦相手が決まれば明確な準備が出来てくるので、そういう意味では徐々に準備していかないといけないと思ってます。でもまずその前に、Bリーグでしっかり優勝してその後に代表活動出来ればと思っているのでしっかりまず集中したいと思ってます。渡邊雄太選手も2日間も観に来てくれて気持ちとしても嬉しいですし、来シーズンは観に来れないくらい長くシーズンを送ってくれるのがベストだと思います」

小川麻斗 (千葉J)
J：チームに入った時の気持ちと今ローテーション深くきてこのチームでの自身のプレーで感じることを

「DFでジョンさんが求めているのはファウルを上手く使いながら、相手がオンボールで思い切ってプレーしないようにやれている所が評価されているのかなと感じてますそれが出来ていないとジョンさんも試合に出してくれないですし、求められていることをしっかりやっているからこそプレータイムを貰えているのかなと思います」

J：そのOFとDFをどのようにバランス持ってプレーしてますか

「他の先輩達が得点能力が凄い高いので、自分は速い展開に持っていったりシュートが得意なので、ズレを作ってアシストしたり、思い切って打てる所を打っていく意識をもってやってきます。OFも伸び伸びとやらせてもらっているので自分の持っているのを出せていると想います。」
小川選手にコメントをアドバイスする優しい西村先輩

パトリック HC (千葉J)

「今日は昨日よりDFの集中力が最初からあって特に前半OFリバウンドが2つしか取られなくて、点差が開いた。ボールもよく動いていてミスマッチを上手く見つけて、ユウキ、スミス、ビックにしても得点してゲームをオーガナイズしてくれた。うちのカギはDFなのでハーフタイムでは、いいDFして最後は若い選手のアサト、カツミがやってくれてDFのプレッシャーがそのまま続けられてよかったと想います。
後1つ勝利でリーグの記録を超えますが、バランスもあって試合に勝ちたいもあるし、リスクマネジメント、怪我も考えながら最後の2つを頑張りたいです。」

吉井裕鷹 (A東京)

J：このゲーム4Qではどんな思いでプレーされてましてか

「4Qでも選手達がコーチのブランをしっかり遂行した上で、、やられっぱなしなのは嫌なのでしっかり押し上げていくのを意識してやってました。守りたい所を守りきれず、攻め切りたい所を責めきれず、、いわゆる完敗という感じです。」

J：今日はトムHCや渡邊雄太選手が来ていて会話やどんな思いがありましたか

「今はチームを信じてやっていく事、それだけです。そこは変わらずまだまだシーズンあるので切らさずに頑張っていきたい、、それだけです。何もプレーは変えてないです。抽選会がありましたが、試合に全集中してました。
日本代表の選考に残れるなら日本の為に尽くそうという気持ちはもちろんあります」

アドマイティス HC(A東京)

「今日は非常にフィジカルなゲームでした。千葉は強い当たりで我々は逆に対応出来なかった事が敗因です。特にレフリーの笛もあってファウル取られなかった戦い方を作るべきだったですが最終的にこのような形になってしまって負けてしまいました。千葉さんは現在リーグでベストなチームなのでこの2つの負けをしっかり受け止めて、次の最後の2試合、名古屋D戦に向けてしっかり修正していきたいです」