激戦となった注目カード、天皇杯では宇都宮が勝利し、開幕後は好調8連勝中で勢いのある三遠は中地区1位、Game１は三遠の攻守に敗れた宇都宮だがブレックスホームでの2連敗を避けたい。Game2はアリーナもCSさながら様な空気となり予想通りの激しい熱戦となった。

三遠のPGで今やエースの佐々木隆成は、チームを活かしながら自ら得点してキャプテンとしてもインサイドのクラーク、ダジンスキー 、メイテン新加入の選手たちも引っ張り強さを引き出している。また宇都宮は比江島慎、ニュービル2人のエースがいる中で、鵤やエドワーズがチームを支えている中Game2はこの2人が魅せてくれた。この試合はBリーグでも見応え満載の試合になった。

11/5(日)第6節 Game2
ブレックスアリーナ
宇都宮 75-73 三遠
1Q 18-15
2Q 18-30
3Q 21-14
4Q 18-14

<宇都宮>
#34 グラント・ジェレット 16得点 6Reb
#25 ニュービル 13得点 9Reb 5AST
#6 比江島慎 11得点 4Reb 4AST
#33 ギャビン・エドワーズ 10得点 6Reb

<三遠>
#24 佐々木隆成 16得点 3AST
#4 コティ・クラーク 15得点 8Reb
#1 ヤンテ・メイテン 13得点 5Reb
#5 大浦颯太 10得点 3AST

三遠はオフェンスリバウンドも絡んでアウトサイドからクラークがスリーポイント決めて、厳しいディフェンスにズレを作って得点、佐々木のドライブはそのディフェンスを掻い潜ってバスカンとチームに力を与える。宇都宮も変わった高島がスリーポイント決める。その後三遠もボールを動かしてフリーを作るがシュートが決まらず接戦で進みジェレット、エドワーズアウトサイドから決めて18-15宇都宮リードで終える。

宇都宮はペイントアタックから得点して流れを掴みかけると、三遠はすぐにフリーを作って得点してディフェンスリバウンドからブレイクをしっかり出して宇都宮にリズムを与えずに引き離してリードする。宇都宮のターンオーバーからインサイドでコティのバスカンとしっかり決め切って流れを持っていき45-36三遠リードで折り返す。

三遠のクラーク、メイテン、ラベナとペイントアタックとフリースローを取り11/17で宇都宮は2/3と宇都宮のインサイドを三遠が抑えた前半になった。

兪 龍海のターンオーバーから佐々木のスリーポイントで入って宇都宮の出鼻を止めてディフェンスではゾーンとマッチアップ合わせて仕掛けていく。それに宇都宮もしっかり対応してアウトサイドから得点してディフェンスから流れを作り比江島がスリーポイントとドライブから得点し遂に追いつく。
三遠は前半にファウルをもらって後頭部を打ったラベナが出場出来なく、ローテーションを早くするが宇都宮が対応していく。共にスリーポイント入れ合う試合で進んでいき59ー57三遠リードで最終へ。

両チーム激し攻防の中、山内が3Q終わりから大事な流れで得点してチームを牽引、三遠はしっかりセットを作ってオフェンスしていくがシュートがリングに嫌われてしまう我慢の時間帯に、宇都宮はチームでオフェンスリバウンドに集中してボールを支配しこの間にニュービルがスリーポイントを決め切り終盤で遂に逆転する。ここから素晴らしい攻防が続き、1分切って佐々木のスリーポイントで同点にする。
残り24秒で比江島のドライブからエドワーズに渡りのバスカンで3点差になる。ここで決まったと思いきや、三遠最後のオフェンスでクラークが残り5.7秒でスリーポイントを沈め再び同点となる。宇都宮にアウトサイドから撃たせたくない三遠のディフェンスに対して、最後のオフェンスでジェレットがアタックしてギャビンがプットバックで決め切って75-73で逆転勝した。これぞBリーグの戦いという試合になった。

激しい戦いの後は戦い切った清々しい雰囲気も流れた。

今シーズンの三遠はチーム力が上がり、クロスゲームをこのように経験する事でリーグ通して終盤になるとこの経験が発揮する時が来る事は間違いない。また、宇都宮はホーム満員のファン達の力と共に一体感が出てCSのような空気になった。悔しい敗戦から勝ち切る大切さを宇都宮は痛いほどわかっているはずだ。選手達、チームはハードな2試合だったが見ているファンは手に汗にぎる熱い戦いを見ることが出来た。これがBリーグの試合というのを感じたに違いない。
結果、