Bリーグ第12節が全国各地で開催されて、三遠は佐賀との2連戦を２連勝で2試合共に100点ゲームで勝利して4連勝。現在、平均得点90点以上のＢリーグでも圧倒的なオフェンス力を見せている。怪我人で厳しかった昨シーズンとは違い本来の三遠のバスケットを見せて18勝3敗の成績で中地区首位でリーグを牽引している。

12/17(SUN) 豊橋市総合体育館
三遠 108-77 佐賀
1Q 34-28
2Q 28-21
3Q 23-13
4Q 23-13

<三遠>
#24 佐々木隆成 20得点 5AST
#4 サーディ・ラベナ 19得点 7AST
#4 コティ・クラーク 18得点 14Reb 5AST
#1 ヤンテ・メイテン17得点
#デイビット・ダジンスキー 15得点

<佐賀>
#2 レイナルド・ガルシア 21得点 6Reb 3AST
#60 チェイス・フィーラー 16得点 5Reb
#23 ヨーリ・チャイルズ 13得点 8Reb
#20 岸田篤生 11得点(3P3/5)

試合の入りから三遠のオフェンスが爆発する。ダジンスキー と佐々木がペイントでしっかり得点し得意のアウトサイドからも佐々木やラベナ、クラークとスリーポイント決めて三遠がリードを広げる。佐賀も打ち合い決め切るも、三遠の破壊力のあるオフェンスは１Qで30点にいき34-28で終える。3ポイントは6/9で66%を超える。

2Q、スティールからドライブして得点する佐賀だが、佐々木が空いてるスペースにしっかり飛び込んで得点、リズムが良くなる三遠は細川がコーナーから3ポイント決めて再び引き離す。三遠はシュートが決まりまくり前半5分残して50点を超えていく。佐賀も返していき、いわゆるやり合いが続いていき、62-49三遠リードで折り返す。三遠のスリーポイントは前半だけで10/17の58%と決め切った三遠。

後半ラッシュをかけたい佐賀は得点していくが、ダジンスキーが2本のスリーポイントで佐賀のオフェンスを切っていく。アウトサイドの得点力は落ちずに勢いつく三遠は85-64で最終へ。

急ぐ佐賀に三遠はしっかりボールを回しクラークが3ポイントを決めていい入りをしてゲームをしっかり支配して進めていく。追い上げようとすると直ぐに修正して佐賀の勢いを潰していき点差は20点差以上つけ三遠が佐賀に連勝する。三遠は18勝3敗で中地区をしっかり首位を走り次節13勝8敗中地区3位の三河との中地区同士の対戦となる。

大野篤史HC(三遠)

Ｊ：2試合ともに100点ゲームのハイスコアでの勝利でここから中盤、後半へ向けても速いスタイルで突き進んでいくのでしょうか

「そうですね。それが僕らのスタイルなので、しっかりそこを強調していきたいなと思ってます。ディフェンスに関しては昨日の試合から今日の1Qまで全然アジャストが出来てなかったのかなと思ってます。ただ2Qからゲーム終わりまで自分達が、相手にやらせたくないプレーをしっかり止める事が出来たゲームかなと思ってます」

Ｊ：チームの雰囲気が最高になっている感じがしますが、どう感じてますか

「そうですね、彼らは本当に凄く仲が良いんじゃないかと思ってます。僕はあまり選手とは多くコミュニケーション取らないので。。(笑顔)
ただ選手同士ではよく話してますし、お互いコミュニケーションしている時間が凄く長いと思っていて信頼関係が良く構築されている。1番は”エゴがない”
それが彼らのチームワークや良さかなと思ってます。」

佐々木隆成(三遠)

Ｊ：起点となる選手が多い中で得点もあげて、ゲームコントロールもしっかりやっていく中で自身のプレーをどう感じてますか

「今はシュートが比較的に入っているので自分のプレーは出来ているのかなと思っています。1シーズン通してこのパフォーマンスが出来ればいいですけれども、おそらく調子の波もありますし、出来ない時も出てくると思うので、得点以外の所でチームに貢献出来る事を探すのが今後の課題になってくるじゃないかなと思ってます。
どういう展開になっても自分達のバスケットをしようとチームで話しているので、そのペースを作る為にPGの僕がペースを上げていく事が自分の仕事だと思ってます。」

Ｊ：チームでは“優勝”や“CS出場”などの言葉が出たり話しているかもしれませんが、今シーズンの目標はどう思ってますか

「個人的には、先の事は見ずに目の前の対戦相手に勝つ事、そのマインドで毎試合やっています。もちろんCS出て優勝する事が目標ではありますが、一戦一戦、勝つ事が大切だなと今は思ってます。」

サーディ・ラベナ(三遠)
Happy Birthday✨✨

Ｊ：チームが好調な中でチームの雰囲気がとてもいいですね。先程も個別で大野HCがラベナ選手の話を笑顔で話していていたのですが、コーチやチームから信頼されている事について教えて下さい

「選手として信頼される事は嬉しい事です。今あるポジションは与えらるものではなくて、チームメイトやコーチ陣からも信頼を得てやっと確立するポジションなので、もちろん悪い試合もありますが、その中で自分が好きな一貫性を持って安定したプレーがで出来るか日々、努めています。
そういう関係性を築く為に選手もやっている所もあると思います。」

宮永雄太HC(佐賀)

Ｊ：今シーズンイーブンで1/3終わってここから更に佐賀はどんなバスケットスタイルを展開されていくか教えて下さい

「５人全員が連動したオフェンスですね。1回2回のパスで終わるんではなくてしっかりサイドチェンジ何回も起こしながらオフェンスを組み立てるのが我々のスタイルです。大前提としてはディフェンスファーストのチームなので、三遠さんのようにトランジッション速いチームやオフェンス取り合うチームとは違うのでしっかり自分達のディフェンスで相手のオフェンスをコントロールするという所をフォーカスしてやっています。
ハーフコートバスケットのチームにやれる手応えはありますが、速い展開のチームに対して強度が足りない事を感じているので、対応して今シーズンやっていきたいと思ってます」