千葉ジェッツ大逆転勝利で宇都宮に勝利で3年連続ファイナル進出へ
昨年天皇杯優勝の千葉Jが初優勝を狙う宇都宮と2年連続で天皇杯セミファイナルで激突した。Bリーグではお互い東地区で凌ぎを削っている両チームの戦いはリードをした宇都宮から最大21点差をひっくり返した千葉Jが大逆転劇をみせた。その中心にいたのは、日本やBリーグをリードする富樫勇樹だった。
リーダーシップでチームを牽引しタフな場面でのシュートをを打ち続けて決め切り、パスを供給しアシストした。最後はベテランで長年チームを共にしてきたミスタージェッツ西村文男も富樫とチームを引っ張って勝利に貢献した。千葉Jは決勝に進み3月16日にさいたまスーパーアリーナで琉球ゴールデンキングスと2年連続ファイナルで戦う事が決まった。千葉Jは2連覇をかけて、また昨シーズンBリーグファイナルでのリベンジも合わせて戦う。負けた宇都宮の比江島慎からは悔しさが滲み出るコメントを試合後聞くことが出来た。
第99回天皇杯セミファイナル
2/14(WED) 19:00 tipoff 船橋アリーナ
千葉ジェッツ 78-72 宇都宮ブレックス
1Q 6-24
2Q 23-21
3Q 26-13
4Q 23-14
<千葉J>
#2 富樫勇樹 29得点(5/9) 9AST
#33 ジョン・ムーニー 19得点 12Reb
#10 ゼイビア・クックス 11得点 10Reb3AST 2STL
<宇都宮>
#25 D.J・ニュービル 14得点 5AST 5Reb 2STL
#42 アイザック・フォトゥ13得点 9Reb
#6 比江島慎 11得点 3AST
ボールにしっかり絡みアウトサイドとインサイドで押し込み宇都宮はいい入りをして、ボールが回らない千葉に比江島はスリーポイント決めて、中々リズム掴めない千葉Jに宇都宮は6分過ぎまでに16-0のランを見せる。
フィールドゴールが千葉1Q1/8 、宇都宮は6/9のリバウンド7の千葉、宇都宮は15と数字にでた1Qになった。
更に激しくディフェンスする宇都宮は最大21点つけてリードしていく。千葉はディフェンスのローテーションが合わずニュービルらがフリーでスリーポイントを決める宇都宮のリードは続き、千葉Jは富樫が個人で打開して得点して徐々に千葉のインサイド陣のリバウンドも踏ん張って取り切り後半に繋げる。
前半終えて、千葉は3Pが1/14、宇都宮4/14と厳しく得点に響いた。リバウンド千葉は21、宇都宮23と互角に戦い、45-29宇都宮リードで折り返す。
大事な後半はやはりこの選手富樫がチームを鼓舞していく。
富樫のドライブから得点して、そして個人の1対1から3ポイント決め切ってグングン追い上げる。宇都宮へのディフェンスの強度もあがり、富樫のチームを牽引する力が爆発する。ニュービルに対して激しいディフェンスで小川麻斗が貢献。その激しさから比江島のオフェンスファウルに繋げて、その勢いはチームに伝染してここで富樫が決めて2点差にし会場のボルテージが上がる。
それでも立て直す宇都宮に対してニュービルのブレイクを原がしっかり止めて、千葉は3ガードにチェンジしたり変化をつけていく中、富樫がスリーポイント決めて遂に逆転し会場のボルテージはマックスになる。
ここから宇都宮は比江島を起点に立て直し再びリードする。それでも富樫は止まらない、スリーポイント決め切って72-72と2分切って同点で進んでいく。
その後比江島はファウルアウトしてから西村の渾身のスリーポイントが炸裂して勝負を決めた。
リーグ屈指の人気と実力の両チームは試合は激しく熱い見応え満載の試合を見せてくれた。勝負は千葉Jが勝利したが、ここからBリーグは終盤に入っていく、天皇杯では負けた宇都宮だがCSに向けて熱い展開に注目していきたい。
富樫勇樹 西村文男(千葉ジェッツ)
◉総括
◉富樫勇樹選手へ
J:激しい試合の中でシュートを決め切った後に笑顔が溢れていましたがどんな気持ちでしたか
◉西村文男選手へ
J:2年連続強い宇都宮にセミファイナルで勝利での笑顔はどんな思いでしたか
富樫勇樹
「まだ若手の活躍を最近見ることができていない。もっと頑張ってほしいという思いがあります。金近も麻斗も間違いなく素晴らしい仕事をしたけど、もっとできる力を持っている。チームを一緒に勝たせられる選手になってほしいのですし期待しています。」
西村文男
「大事な試合での勝ち方は僕らが知っているつもりです。その戦い方背中で見せるのは大事です。特に僕みたいなベテランが体を張って頑張る事でチームの士気も上がります。それで若手がどんどん絡んでくれば頼もしいので期待しています。」
ジョン・パトリックHC (千葉J)
「理想的ではなく、16-0の最低なスタートでした。諦めないように選手もサポーターも盛り上がって、特に後半は宇都宮が5点だけファストブレイクとオフェンスリバウンドで得点した。前半は23点オフェンスリバウンドとファストブレイクの得点があったので、その分のディフェンスが良くなってフミオとユウキのリーダーシップがあり、大事なシュート決めてくれました、
アサトもかなり、ニュービルや比江島に対していいディフェンスやって、原もニュービルに対していいディフェンスやっていたと思います。
天皇杯はまだ終わってないけど今日はビッグゲームで船橋アリーナが凄くいい盛り上がりで最高でした。」
小川麻斗のディフェンスについて
「アサトはいい1on1ディフェンスしていた。相手が手や肘を出したりしていてオフェンスファウルにはならなかっだけど、宇都宮の1対1のリズムを崩して、ヘルプディフェンスが来ていた時にチャージング取ったりして、ディフェンスとトラップが凄く効いていたと思います。」
比江島慎 (宇都宮)
J:2年連続千葉Jとのセミファイナルでの戦いで、一発勝負の難しさを教えて下さい
佐々宜央HC (宇都宮)
J:前半大きくリードして、千葉が追いつき
後半拮抗した展開で勝負となったポイントを教えてください