今シーズンから新天地アルバルク東京へ移籍して、チーム好調の中心にこの選手がいる、テーブス海だ。今シーズン全試合スターター出場、1試合平均25分出場、10.3得点、4.4AST、1.7Rebとそれ以外にも、ゲームコントロール、ドライブからボールと人を動かしてクリエイトする。どこからでも得点が取れるこのチームでは、アドマイティスHCが掲げる、規律、集中、安定感、アルバルクらしいプレーを積み重ねていくバスケットをしっかりと体現している。2月に行われたFIBAアジアカップ予選で、コンボガードとしても、トム・ホーバスHCの期待に応えたテーブスは、それぞれのチームでのルール、役割を遂行出来る力を見せた。今シーズンに入って、ゲームの展開や流れを読むことが出来ていて、それを勝利に繋げて自信が満ち溢れてきているのがプレーからもわかる。
現在アルバルク東京は、東地区で33勝8敗で、首位の宇都宮と1ゲーム差で2位。3/2.3で行われた、第24節のGame1では78-87と敗れ、7アシストあったが、得点が伸びなかったが、翌日Game2ではしっかり修正してしてチームハイ18得点、6Reb、7アシスト、90-80でチームの勝利に貢献した。
試合は、テーブス海の個人技とブレイクでいい入りをし、スリーポイントで吠えてチームを鼓舞した。東京はメンバーを変えても早い展開でスペースを見つけて得点して2桁得点差を作って試合のイニシアニブを握った。勢いつく東京に島根の安藤がドライブやスリーポイントで引き離されないように意地を見せて一気に追いつき、ビュフォードとメインデルのレベルの高い1on1が会場を沸かせる。インサイドでロシターがハッスルして、49-40で折り返す。
ビュフォードが後半起点となって果敢に得点を取りにいく、対して吉井がビュフォードに対して強度高いディフェンスを見せ、世界と戦える強さを見せた。それでも島根は安藤が決めて1点差まで追いつくが、東京がロシターを起点に、ボールを動かしてメインデルが決めて引き離す。東京はやはり最後はこの選手がハイパフォーマンスを見せる。テーブス海はブレイクからビハインドシュート、そしてスリーポイントと一気に点差と力をチームに入れてリードを広げて、2度目の吠えを見せるとリードをしっかり守り大事なGame2、東京にとっては負けられない試合を勝利した。
勝利に大きく貢献したテーブス海は試合後にGame1からどう修正したのかについて語る。
「自分としてもチームとしても中々乗り切れず凄く大事な試合だという事はわかっていたのにも関わらず、アルバルクの泥臭さやディフェンスからの流れを作る事が上手く出来なかったです。でも、今日は個人としてもチームとしても、いいリアクションだっと思いますし、自分もガードとして積極的にゲームコントロール出来たのかなと思います。」
J:自身の決定力、フィニッシュ力の向上へ何を上積みされてますか
「特に大きな変化はないですが練習をずっとしてきたので、いずれ入ると信じてやってきました(笑顔)。とはいえ昨日は、2/13だったのであんまり向上していない所がありますが、打たないと入らないと思っていますし、自分の確率の高いシュートを常に狙っていく、無理なシュートは打たないようにしています。チームのシステムの中でいいシュートを打つと確率が上がっていくのでそこを意識しています。」
J:日本代表から自信もってゲームをコントロール、メイクしているように伺えますが、自身ではどうですか
「まだ課題は残っていますが、今日の試合で自分のドライブに対して島根さんがピック&ロールを使う度にアンダーしてきたり、ライアンのポケットパスとか流れを作れない時や、アンダーされたりして、そこで3ポイントを決め切る事がCSで大事になってくると思うので、今日みたいに決め切って勝っていきたいと思います。」
J:その得点シーンで今日は2度吠えるシーンが見れました、もっと見れますか?
「あんまり吠えるキャラじゃないんです(笑)。なんか熱くなってしまいました。あんまり期待しないで下さい(笑顔)。でも頑張ります!」
PG/188cm/25歳/兵庫県出身
東洋大学京北高校(2年まで)
ブリッジトンアカデミー・プレップスクール
ノースフィールド・マウント・ハーモン・プレップスクール
NCAA1部 ノースカロライナ大学ウィルミントン校
2020-22 宇都宮ブレックス
2022-2023 滋賀レイクス
2023- アルバルク東京
2020最優秀新人賞、新人賞ベスト5
日本代表🇯🇵
2018 日本代表候補
2019 ウィリアム・ジョーンズカップ
2022 ワールドカップ予選、FIBAアジアカップ
2024 FIBAアジアカップ予選