【BリーグCS】千葉Jがダブルオーバータイムの死闘を制して宇都宮に勝利セミファイナルへ／富樫勇樹47分出場6本の3P含む20得点

5月10日から始まった「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」クォーターファイナル東地区1位、リーグ全体1位の宇都宮ブレックスと対戦したのは、ワイルドカードから這い上がってきた千葉ジェッツ。宇都宮との戦いは、予想を超えた激闘、死闘となりまさにチャンピオンシップのような3試合を見せてくれた。

宇都宮ブレックスの今シーズンは51勝9敗の東地区首位、リーグ全体1位でレギュラーシーズンを終えた。千葉は東地区3位、リーグ全体8位、ワイルドカード2位でCSに進出した。千葉は今シーズン前半は我慢の時期があり、35勝25敗で終えたが、EASL(東アジアスーパーリーグ)で優勝し、天皇杯も優勝していわゆる２冠を達成している。この対戦でどちらかのチームがクォーターファイナルで姿を消すことに残念な気持ちにもなったファンも多いに違いない。

Game1

千葉Jがメンバー揃い一丸となって終始宇都宮をリードしてGame1を制す／富樫6本のスリーポイント24得点でチームを牽引

CS クォーターファイナル
5/10 (FRI) Game1
日環アリーナ栃木

宇都宮ブレックス 70-82 千葉ジェッツ
1Q 18-26
2Q 21-28
3Q 16-13
4Q 15-15

<千葉J>
#2 富樫勇樹 24得点 (3P6/10) 4AST
#34 クリストファー・スミス 20得点 7Reb
#33 ジョン・ムーニー 14得点 9Reb
#10 ゼイビア・クックス 13得点 6Reb

<宇都宮>
#25 D.J・ニュービル 15得点
#33 ギャビン・エドワーズ 13得点 9Reb
#25 アイザック・フォトゥ 11得点 6Reb
#6 比江島慎 10得点

試合入りから千葉は流れをしっかり掴み、宇都宮のオフェンスを止めて進んでいく。ニュービル、ギャビンとスリーポイントで狼煙を上げて一気に得点差があったものを6点差に追い上げて宇都宮の底力を見せる。お互い激しい凌ぎ合いから、千葉が富樫を起点に得点して、更にスリーポイントを決め切って日環アリーナを静かにさせるほどの得点力を見せた。追い上げる宇都宮にさらに富樫のスリーポイントが宇都宮の追い上げを止めさせる破壊力を見せつけた。リードをそのまま保ち激しい試合に勝利で終止符を打った。

Game2

宇都宮が千葉JにGame2を勝利、決戦は13日(MON) Game3へ

CS クォーターファイナル
5/11(SAT) Game2
日環アリーナ栃木

宇都宮ブレックス 67-58 千葉ジェッツ
1Q 13-19
2Q 23-10
3Q 18-19
4Q 13-10

<宇都宮>
#33 ギャビン・エドワーズ 21得点 13Reb
#34 グラント・ジェレット 18得点 7Reb
#25D.J・ニュービル 15得点 8AST 5Reb

<千葉J>
#2 富樫勇樹 16得点 3AST
#33 ジョン・ムーニー 16得点 12Reb
#10 ゼイビア・クックス 15得点 9Reb

Game3

死闘の結末は
千葉Jが２度のオーバータイムを制して宇都宮を撃破🔥セミファイナル進出決定

CS クォーターファイナル
5/13(MON) Game3
日環アリーナ栃木

宇都宮ブレックス 93-103 千葉ジェッツ
1Q 20-25
2Q 15-14
3Q 22-17
4Q 17-18
OT1 9-9
OT2 10-20

<千葉J>
#2 富樫勇樹 20得点 12AST
#34 クリストファー・スミス 36得点 11Reb
#33 ジョン・ムーニー 22得点 10Reb
#31 原修太 11得点

<宇都宮>
#25 ニュービル 30得点
#6 比江島慎 20得点
#33 ギャビン・エドワーズ 16得点
#34 グラント・ジェレット 16得点

千葉が前半スミスが2本の3ポイントシュートで勢いがつき千葉がいい流れを引き寄せ、ムーニーもインサイドでの力強いリバウンドを見せてリードして折り返す。後半は富樫とムーニーが得点していい入りをする。宇都宮は粘り強く、ニュービル、比江島と両エースが牽引して1点差で4Qへ。原は４ファウルながらもチームに引っ張り、宇都宮の勢いを止めてオーバータイムへ。

5分のオーバータイム、宇都宮がリードの中でエース富樫がディープスリーを決めて同点に追いつき、再びオーバータイムへ。ダブルオーバータイムで、富樫は炸裂して千葉が流れを掴む。なんとか追いつこうとする宇都宮に対して、富樫が6本目のスリーポイントを決めて長い、長い試合の勝負を決定づけた。