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【Bリーグ】西地区首位・島根スサノオマジックが京都ハンナリーズに延長戦で逆転される リバウンドの差が勝敗を分ける

【Bリーグ】西地区首位・島根スサノオマジックが京都ハンナリーズに延長戦で逆転される リバウンドの差が勝敗を分ける

第10節game1
12/7(松江市総合体育館)4014人
島根 74-84 京都
1Q 13-17
2Q 25-18
3Q 16-16
4Q 18-21
OT 2-12

<島根>
#13 津山尚大 18得点(3P 5/10)
#3 安藤誓哉 15得点
#1 コティ・クラーク 13得点

<京都>
#32 アンジェロ・カロイアロ 20得点 10リバウンド
#15 川嶋勇人 16得点 10リバウンド
#77 岡田侑大 14得点
#10 チャールズ・ジャクソン 10得点 14リバウンド

12月7日、島根スサノオマジックは松江市総合体育館で京都ハンナリーズと対戦し、74-84で延長戦の末に敗れた。これで島根は今シーズンのホーム戦初黒星となり、通算成績は12勝5敗。西地区首位は維持しているものの、試合後の悔しさがにじみ出た。

およそ1カ月ぶりのホーム戦となった島根は、松江城天守の国宝指定10周年を記念した金色の特別ユニフォームを着用し、華やかなスタートを切った。

前半はコティ・クラークや安藤の3Pシュートが決まり、3点リードで前半を終えた。しかし、後半に入ると京都の粘り強いプレーとリバウンド争いで流れを引き寄せられ、試合は徐々に接戦へと進展。特に第4クオーターでは津山の3連続3ポイントが決まり、島根は一時リードを奪ったものの、京都の強固な守備とリバウンド力に苦しみ、試合は延長戦へと突入した。

延長戦では、京都の古川や前田が重要な場面で得点を挙げ、島根はわずか2得点にとどまる。その後、京都が突き放し、最終的には10点差で勝利を収めた。

敗因として島根の選手たちは、リバウンドの差を挙げた。特に京都はリバウンド数で50本を記録し、島根は29本にとどまった。京都の外国籍選手たちはボックスアウトを徹底し、インサイドでの支配力が光った。島根は「ビッグラインアップ」でゴール下を支配しようとしたが、リバウンドで京都に圧倒され、その差が試合を決定づけた。

試合後、ポール・ヘナレ監督は、敗因をオフェンスリバウンドとターンオーバーの多さを挙げ、特に後半と延長戦で勢いを京都に渡してしまったと反省。また、リバウンドは単なる技術ではなく、マインドセットが重要であると悔しさをにじませた津山も「特にリバウンドで支配されてしまったことが大きな要因」と話し、『外国籍選手のアドバンテージも京都にうまく対策され、プレッシャーでセットプレイが機能しなかった。』と語った。『自分自身、今後はガードとしての成長が必要だ』と反省の弁を述べた。

島根にとって、今季初のホーム黒星となったこの試合は、リバウンドの重要性を改めて浮き彫りにした。次戦は8日午後1時35分から同じく松江市総合体育館で行われ、島根はこの悔しさを晴らすべく再挑戦を誓う。

 

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Jbasketライター

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