富樫勇樹は三遠戦で個人通算1,100回3ポイント成功を達成 B1史上初の達成者となる
3ポイントはバスケットでは花形得点シーンで試合を大きく動かす得点となるので、この3ポイントはバスケットではどの選手にも欠かすことのできないオフェンスとなっている。その3ポイントを積み重ねて新たに記録達成したのは日本を代表するポイントガードの富樫勇樹だ。そして岸本隆一と安藤誓哉が次いで記録を達成した。
まず新たに記録を更新したのは琉球ゴールデンキングスの岸本隆一。12月1日に岸本隆一(琉球)が千葉J戦で史上2人目となるB1通算900本目の3ポイント成功数を達成する。翌週の12月7日に富樫勇樹(千葉J) が三遠戦で史上初となるB1通算1100本の3ポイントを成功した。そして翌日の12月8日に安藤誓哉(島根)が京都戦で通算900本の3ポイントを成功し、史上3番目の達成者となった。
史上初の記録を出した富樫勇樹が1,100本達成した三遠戦では、千葉Jはホグ、ムーニーと強力なインサイド陣が怪我で欠場になっての戦いで、厳しい試合となったが、富樫がコントロールして、自ら得点して勝ちにいく姿に記録を超える気迫が感じられた。東地区首位を走っているが、この緊急事態になっているチームに関して試合後にJbasketインタビューで聞くことができた。
富樫勇樹 (千葉J)
Game1 三遠 87-79 千葉J
3ポイント7本37得点
J:勝つための強い気持ちを教えてください
「いろんな言い訳をすれば、言い訳できる状況ではありますけど、やっぱりね、実際今日のスターターは全員日本人で、すごくワクワクしてた部分もみんな持っているので、そういう気持ちは、このメンバーでやっぱり勝てるという自信もありました。そこはすごくチームとしていい雰囲気というか、もう2人がいない三遠が相手だという空気では全くなかったので、そこはそういう意味で今シーズンの強みではあるかなと思います。このメンバーでどこのチームでも戦えるっていう気持ちはあるのでね。ここから絶対苦しいこの1ヶ月になりますけど、見据えるのは5月の最後のチャンピオンシップなので、うん、その時にベストのチームになれればいいかなと思います」。
J:三遠とアウェーでの試合で久々に大野HCとあった時の感想も教えてください
「毎年というか、3年目になると思うんですけど、対戦するのは楽しみにしていますし、年々というか、本当に成長するこのチームと対戦するこっちも、できたらベストのチーム状態でプレーしたかったですけど、でも5月また必ず戦うチームだなっていうのを感じたので、それに向けてね、またお互いいいチームを作っていけたらいいのかなと思ってます」。
Game1では37得点を挙げてプレーと気持ちの両面でチームを引っ張った顔に自信がみなぎっていた。また試合後に三遠の大野篤史HCは、勝利インタビューで富樫勇樹を抑える方法を誰か僕に教えて下さいとコメントして富樫を讃えてファンブースターもそれに呼応した。この試合で1,100本目の3ポイントを決めたが、それ以上にチームを勝たせる気持ち勝利への執念が出ていた富樫は日本を代表する選手だと誰もが再確認した試合だった。
そして、Bリーグが開幕して9年目になる今シーンで、続々と各チームのエースが積み上げてきた得点が記録に近づいている。まさに、現在Bリーグの3ポイントランキング1位の”お祭り男” 辻直人が897本となっていて900本に迫っていて、今シーズンの記録達成も楽しみになる。
B1リーグ3ポイント成功数ランキング
1位 1102本 富樫勇樹(千葉J)
2位 902本 岸本隆一(琉球)
2位 902本 安藤誓哉(島根)
4位 897本 辻直人(群馬)
5位 797本 金丸晃輔(佐賀)
6位 766本 安藤周人(A東京)
7位 748本 遠藤祐亮(宇都宮)
8位 745本 藤井祐眞(群馬)
9位 726本 狩野祐介(佐賀)
10位 664本 ジョシュ・ハレルソン(佐賀)