写真:B.LEAGUE
第14節 12/22(日) GAME2
(松江市総合体育館/4.321人)
島根84-87 群馬
1Q 17-14
2Q 27-24
3Q 22-29
4Q 18-20
〈群馬〉
藤井祐眞 27得点(3P 7/11)
トレイ・ジョーンズ 16得点
ケーレブ・ターズースキー 12得点
ヨハネス・ティーマン 11得点
第14節GAME2、島根スサノオマジックは、ホームの松江市総合体育館で群馬クレインサンダーズと対戦。劇的な展開の末、細川のブザービーターが決まり84-87で群馬がアウェイで2連勝した。島根はホームでの連敗と今季最多の3連敗を喫した。これで島根は通算15勝9敗となり、西地区の順位は2位のままとなった。群馬は17勝7敗で、東地区で2位に浮上した。
試合は一進一退の攻防となり、終始緊迫した展開となった。ホームでの連敗は許さない島根は、ディフェンスから速い展開で、リバウンドも取り、エヴァンス選手やニック・ケイ選手の安定したプレーを軸に前半をリードして終えたが、後半に入ると群馬の攻撃力が本領を発揮。群馬の藤井祐眞選手(松江市出身)が3ポイントシュート7本を含む27得点を記録し、試合の流れを引き寄せた。
群馬はターンオーバーも少なく試合を通して5と精度の高くディフェンスも遂行する。そして、ここぞの時に、藤井選手や細川選手の得点力が光り、島根のディフェンスラインは完全には対応しきれなかった。試合終了間際に決められた細川選手の劇的なブザービーターが、島根の反撃を断ち切った。
試合を決めた群馬のブザービーター
後半に入ると群馬の強度がさらに上がり、一進一退の展開でアリーナも盛り上がりをみせる。そして、最終クオーター、84-84の同点で迎えた残り30秒、トレイ・ジョーンズのショットが外れたが、オフェンスリバウンドを拾ったパーカーからのパスを受けた細川が3ポイントシュートを放ち、これが試合を決定づける結果となった。群馬が逆転ブザービーターで2連勝をもぎ取った。細川選手とパーカー選手の連携が試合の流れを支配し、島根のディフェンスに隙間を作り出した。
細川一輝 (群馬) 試合を決める劇的3ポイントブザービーターを沈める🔥強豪島根に2連勝 試合後🎙️
Game1 島根 54-71 群馬
Game2 島根84-87 群馬
「昨日自分たちが勝ったので、今日のミーティングでも、今日は島根さんがハードにやってくるという話をしていましたが、前半自分たちが受け身になってしまったところをうまく突かれて、点差が負けてる状態で終わってしまったので、もっと入りから徹底してやらなきゃいけなかったと思いますし、後半しっかりカムバックして全員で戦って勝てたっていうところは良かったかなというふうに思います。
最後のブザービーターのところは、時間が無い中で、自分はもうボールきたら打つっていうところだったので、マイケル・パーカー選手がきついルーズボールを取った後にしっかり冷静に自分を見てくれたっていうところがあったので、そこを思い切っていって入ってたのですごい良かったです」。
またマイケル・パーカー(群馬)が島根戦で個人通算8,000リバウンドを達成し史上初の達成者となる。長年Bリーグで活躍してきた証で素晴らしい記録が生まれた。
淺野ケニー(群馬)試合後J basketインタビュー🎙️
新加入後すぐに試合へ出場、島根戦ではスターターとして登場。試合後にBリーグでのスターターの気持ちや意気込みをき語る
J:群馬チーム加入後早々に得点、そして強豪島根でのスターターとして、チームの期待を背に先ずは感想を。
ケニー:「まだ自分の役割みたいなものは与えられてなくて、カイルHCが自分の経験のために早い段階で出してくださって経験を積ませてもらってるって形なので、近い試合で結果は残さなきゃいけないなっていうのは凄く思ってます。」
J:スタメンとして試合に出る前、どんな準備をしていましたか。
ケニー:「そうですね、フォーメーションの部分では、チームでほとんど練習できてなく、練習した日よりも試合の方でプレーが多いので、一緒に出てる先輩方に聞いて、すごく確認しながらプレーしています。」
J:昨年三遠から久しぶりのBリーグで1年間、大学でどこを強化してきましたか。
ケニー:「大学バスケで、今までキャッチャーのシュートがすごい得意だったんですけど、それでしか、いい形でしかシュートが打てなくて、ちょっとでもパスがずれたりとか、1本シュート落としたりとかすると、迷いが凄いあったんですけど、チームで本格的にエースポジションになって、日本代表でも3×3を経験をこえて、すごいシュートを打ち続けるっていう力だったりとか、プルアップでスリーポイントを打ったりなど、この大学最後のこの1年間で成長した部分かなって思います。」
J:特にこの1年で苦労した部分や、克服するために試したことなどありますか。
ケニー:「そうですね。ちょっとトラブルがあって、最終学年でこう、5番ポジションをやることになってたんです。やってたんですけど、コンタクトの部分でどうしてもフィジカルの部分はすぐにはつかなくて、前に入る、当たるんじゃなくて、ディフェンスの前に入るっていうのはすごい意識してやってました。」
J:全国の浅野ケニーファンの皆様へメッセージを。
ケニー:「ほんとに応援してよかったなって思える選手になれるように、本当に頑張るので、今後も(笑顔)はい。見守ってもらえたらなって思います。はい。お願いします。」
今節、島根の守備は、群馬の3ポイントシュートに対して一向に改善されず、特に藤井選手や細川選手の高精度なシュートに対しては効果的な対応ができなかった。群馬は試合中、3点シュート成功率46.4%を記録し、その精度の高さが島根にとって大きな痛手となった。
それでも、島根スサノオマジックのキャプテンは下を向くことなく、ロッカールームでもチームを鼓舞し、次節の千葉ジェッツ戦へ挑む。その安藤キャプテンの試合後に今の気持ちをきいた。
安藤誓哉(島根)16得点9アシスト/試合後🎙️J basketインタビュー🎙️
激闘の末ブザービーターで連敗となったが島根のエースはチームを鼓舞して次節は千葉戦へ挑む
J :今シーズン、相手チームから徹底的にマークされている中で、シュートは水ものといわれますが、エースとしてその状況をどう切り替え、シュートをコントロールするためにどんなマインドセットを持って試合に臨んでいますか
安藤
「なんだろう、そのアグレッシブさは絶対に失っちゃいけないと思いますし、やっぱり打てるショットは絶対に打つっていう。はい。それは別にスリーが 入ってようが、今日も多分0ですけど、別にそこは関係なく責任として。続けるっていうこと意識しています」。
J:年内最後のホーム戦でした。年内最後の千葉戦もありますが、5月CSまでどんな思いでチームを引っ張っていこうと思いますか
「今日も連敗しましたけど、やっぱりこういう時こそ、なんて言うんすかね、なんか 逆に頭を下げる方がやっぱり簡単だと思うし、前を向いて、自分から積極的に前を向いた 試合後は発言をしたつもりなんですけど。少しロッカールームを和やかになって。やっぱりね、クリスマスだし、家族のいる人たちはもうね、コード出たら、やっぱり家族にちゃんとこうね、笑顔で接しなきゃいけないと思うし。はい(笑顔)僕だって外出たら落ち込んで いるわけにもいかないし、なんかそういう意味でも “じゃあ次何をするか”しか、僕たちにはやることがないので、そこを1人1人考えて、それがチームになって、チームで最後まで固まれるように。はい!やっていきたいなと思います」。
J:最後に安藤誓哉ファンへ、メッセージお願いします
「いつも応援ありがとうございます!まあ まあ変わらずここからも元気にやって、プレイすることを見てほしいです」。