川崎の注目ルーキー米須玲音は仙台戦Game1では、16分17秒出場で2得点だったが、4アシスト3スティールのチームに大きなパフォーマンスを見せた。Game2では、12分24秒 出場し、3ポイント決めて3得点 1リバウンド 1アシストとこの試合で米須は今シーズン4試合目の出場となった。川崎の浮上には絶対に欠かせない存在であることは間違いない。そしてローテーションに入ります、スターターとしてもまもなく出場するだろう。川崎のみならず、日本代表を見据えて、チームを勝利に導くために、どうゲームメイクして、得点していくか非常に楽しみになる。この仙台戦の後に話を聞くことができた。
また、第16節 川崎vs仙台が終わってからも米須の存在の大きさを物語った2人のコメントもある。
篠山竜青
「(米須)玲音も入ってきてガードの競争が激しい中で、一人ひとり違う武器を出して本当に良い雰囲気でやれているので、日頃の競争や激しさを今日出せて良かったと思います」。
落合嘉郎HC(仙台)にJbasketインタビュー
「もう米須選手に関しては、やっぱり僕らにしたらすごくいい教材であって、先週の茨城戦では、やっぱり彼がすごい周りの選手を活かす、それがもう本当に米須選手の1番いいところが出た試合を僕らが見れたっていうのが1番で、彼に対する評価ができました。変な話、彼に対して油断をしないっていうスカウティングができたのは本当に1番良かったかなと思います。試合を支配する能力が本当にあると思うし、 今日はあんまりシュート入ってなかったですけど、フィニッシュ力も強いと思うし、彼がこの場に慣れた時にまたどれだけ止めれるかっていうのは、僕らにとっては恐怖でしかないというか。 はい。
でも、今日は僕らのガード陣のディフェンスが一生懸命守ってくれました。そこを自由にさせなかったのが本当に1番で、いい選手なので絶対アジャストしてくると思うんで、そこをしっかりまた上回れるようにしたいなと思います」。
米須玲音コメント
J:これからさらにハードに相手のディフェンスも来ると思うんですけど、スペースはかなりもう見えてる感じします。ここからは選手とのコミュニケーションを強化していくということでしょうか
「そうですね。見えてるところでシステム的なところもあって、やっぱり大学と違って色々決まりの動きとかがあるんで、 そういったところにスペースだったり空いてるところにこの選手が走ってくるから、そこにパスを出せっていうところは練習の中でも言われてるんで、そういうところをもう少し練習でやっていけば、フィットするんじゃないかなと思ってます。まだちょっと時間が経ってないんで、はい、これから練習積んで、いろんな選手とコミュニケーション取ってやっていければと思ってます」。
J:先ほど仙台の落合HCに米須選手のことを聞いて、やっぱりゲームを支配する力があるから先に潰したいって言っていました。
「やっぱり相手はガードを潰してくるっていうのはスカウティングの中でも自分の中でもあったんで、そういったところで気持ちで負けないっていうところはあったんですけど、そこの気持ちで負けていた部分と、あと相手にプレッシャーをかけられても、自分がしっかりパスであったり、得点力であったり、そういうところは変わらずやっていかないと、これから先成長していかないという風には思ってます」。
「相手はスカウティングしてくると思いますし、そういったところでスカウティングされても、やっぱり自分のプレーをやっていかないといけないっていう中で、入りからディフェンスの圧に負けてボールがもらえなかったり、シュートに行けなかったりっていうのが続いて、自分の中でその落ち込んでいた部分が前半ではあったんで、あの入りからしっかり、そこで負けないようにやっていけばいいと思います」。
◉チームからの信頼について
「前回の試合があってから、自分がこういった選手っていうのは、多分周りの選手、アリゼやサッシャ、ロスコから、いろんな選手から認めてもらってるとは思ってます。そういったところは大丈夫かなと今のところ自分の中では思ってるんで、もう少し試合も積み重ねて、あと練習も積み重ねていけば、もっとよりチームがまとまるんじゃないかなと思います」。
◉今後のプレーについて
「今年どうしたいっていうよりは、まだBリーグに入ってまだ数日しか経ってないんで、しっかり慣れること、自分はチームにしっかりプラスにすることを考えて、勝敗のところでしっかり勝ちを求めていきたいなと思ってるんで、今年1年というよりは、しっかり1試合1試合を大切にして、 勝ち星をつけれるようにやっていくだけですね」。
◉パスする上でBリーグで体の大きさ、リーチの違いなど感じているかについて
「パスのところでは出せてる部分は結構多いかなと思っていて、今のところではそういった壁をまだ味わってないんで、これから先多分味わうことになると思うんですけども、そういったところはしっかり経験を積んで慣れていければという風に思ってます」。
◉シュートについて
「スカウティングされる中で、相手からすると、そこはもう打たせていいっていう風に多分守ってくれるんじゃないかなっていう風に自分の中では思ってるんで、そういったところをしっかり決めていけば、今日は2本プルアップで打ちましたけど、2つとも入らず落としてしまったんで、そういうところをしっかり決めていけば、もっとよりディフェンスが守れなくなるんじゃないかなという風に思ってるんで、シュートを狙う意識はだんだんついてきてるかなという風には思ってます」。
米須はルーキーながら自分の立ち位置と役割を完全に理解してプレーしている。それは長きに渡って怪我と向き合っていろんな角度から、コートから、ベンチから、また応援席からバスケットを見て自分のバスケット勘を培ってきている。時にはベンチで作戦ボードで指示もしてきた。高校生の時に特別指定選手でプレーした時とは全く別人のように成長して帰ってきた。そしてこの川崎の緊急事態にゲームを支配して勝ち上がっていくことを多くのファンが待ち望んでいる。
#11/ PG/ 2003年1月14日 21歳/長崎県出身
/ 177cm・75kg
◉東山高校
高校3年生
ウインターカップ2020 準優勝・ベスト5
◉日本大学(3月卒業予定)
大学1年生
第97回関東大学リーグ戦 準優勝
第70回関東大学トーナメント 優勝・アシスト王
大学3年生
第99回関東大学リーグ戦 準優勝・アシスト王
大学4年生
第100回関東大学リーグ戦アシスト王