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【Bリーグオールスター】お祭り男 エンターテイナー辻直人(群馬) スペシャルインタビュー#9つの質問(全編) バスケットへの情熱をいつも感じさせてくれる「チームのために」

【Bリーグオールスター】お祭り男 エンターテイナー辻直人(群馬) スペシャルインタビュー#9つの質問(全編) バスケットへの情熱をいつも感じさせてくれる「チームのために」

今シーズン群馬に移籍して2年目を迎える辻直人。現在もリーグ3ポイント成功率も常にトップランクされる日本屈指のシューターだ。辻は昨年から吉本興業にも所属して、バスケットを様々な角度から初めて見る人たちへも楽しく、面白く伝えてくれる。

恒例のオールスターにはもはや欠かせない選手のひとりだ。イベントでは常にファンブースターを喜ばすパフォーマンスに試行錯誤、昨年のフェイクシーンはFIBA公式にも取り上げられ、まさにお祭り男の辻直人だ。今シーズン入る前に今シーズンにかける想いをJbasketインタビューで聞いた際には「僕自身キャプテンとして挑戦する年でもあるので、ベンチでの振る舞いもそうですし、練習とかコートでチームに貢献すること、このチームに大事なのは”犠牲心”が1番大事だと思うので、そこを体現して今よりもさらに強いクレインサンダーズを作っていきたいし、もう堂々とCSで戦うイメージができているので、まだ成し遂げてないこのクラブの目標や歴史を1つ作っていきたいなと思っています」と、始まった今シーズンの群馬は23勝9敗、東地区で26勝6敗首位の宇都宮に次いで2位につけている。3位には21勝11敗で千葉Jがいる。

群馬は藤井や新加入のドイツ代表のティーマン、三遠から細川が加入してチーム力が上がり、フィールドゴールもリーグ全体で5位、3ポイント成功率は3位とオフェンス力も上がっている。

オールスター本戦の前に、先ずは公開記者会見でのパフォーマンスから、この本戦への意気込み、そして普段から愛用しているバッシュの話など、辻の拘りを聞くことができた。

Jbasketインタビュー

J:みんなを盛り上げてくれた”辻團” 計画通りでしたか

「いや、計画通りに行かなかったですね(笑顔)。思った通りに全く行かなくてですね、ちょっと頭のなか真っ白になって、『ららアリーナに来ないか』で、ドーン!と盛り上がるはずだったんですけど、真っ白すぎて出てくるのが遅くて、そこからみんな(川真田紘也、ホーキンソン、吉井裕鷹、馬場雄大)が続々とカツラを被って前に出てきて、みんなで歌って、最後の決めポーズまでは僕の中で出来ていたんですけど。やっぱりハーサルとか打ち合わせはちゃんとしないといけないなっていう風に思いました。勉強になりました」。

J:辻選手の真面目さと面白さはどう切り替えていますか

「楽しいことする時には、ちょっと頑張ってるところはあります。解放させるというか、みんなに笑顔になってもらいたいなと。ふざける、ふざけてやるとかですけど、いつもは基本は真面目だと思います、はい!」。

J:3ポイント成功率ランキングでトップ争いのなか自身ではどんな気持ちでプレーしてますか

「本当に、やっぱり年齢重ねてきて、 ちょっと考え方が変わってきたというか、どっちかというと、若い時は自分の評価を上げたいとか、自分がメイン(プレーヤー)でありつつ、チームのためにって感じだったんですけど、今は自分が思った通りにプレーできるというか、自分の満足行く結果で自分のパフォーマンスを出したいっていうのはもちろんあるんですけど、やっぱりチームのためにっていう割合が年々増えてきてるっていう変化はあると思います」。

J:新しいバッシュですよね、バッシュについて教えてください

「そうです! 派手な新しいのです。CURRY FOX 1といいます。カリーブランドと契約しているので、これ第1弾なんですけど。けっこう僕の中でしっくりきてまして、他にも名古屋Dの今村啓太選手も履いていて、彼と意気投合しました。前に僕に挨拶してくれて、話してる時は気がづかなかったんですけど、 後々バッシュが同じなのがわかって、やっぱりその感じてることとかが一緒でよかった。グリップもいいですし、フィット感とかもいいです。色は二の次なんですけど、僕はフィット感とグリップのところは1番大事で、プレースタイル的に走り回るのが多いので、急にストップしたりも多いんで、 中でずれたり動いたりっていうのがすごく嫌なんで、ずれないフィット感と、そのギュッと止まれるグリップ力っていうのは1番大事にしてます」。

J:DAY1での、3ポイントコンテストの感想を

「初めから次のウイングぐらいまで来たらゼイゼイ言ってましたけど、時間は間に合ってますからね。やっぱ反発ですね。今年のトレーニングで、この地面の反発ってところも結構意識してますね」。

J:シュートのリリースの位置も横に修正していたのを、今はまた元に戻したということですか

「そうなんです。やっぱり元に戻して、なおかつトレーニングも変えてエクササイズを追加して、あとピラティスも始めてまして、 マシーンピラテスです。おすすめします!バスケ選手、結構ピラテスした方がいいですね(笑顔)」。

J:先輩の辻直人選手は、後輩の比江島慎選手との時間をどう楽しんたり感じていますか

「もう彼とプレーするのはすごい楽しみなんで、本当にあと何回一緒にこうやってね、プレーできるかわかんないです。日本代表🇯🇵時はね、練習とか試合とか一緒だったんですけど、少ないキャリアで彼とプレーできる機会を大事にしてプレーしたいなっていうのはあります。今回一緒のチームでよかった(笑顔)」。

J:セレブレーションについて何か変えますか

「絶対、変えないです!僕は絶対これでいきます。
(セレブレーションのやり方を教えてくれているので、動画参照してください)

J:最後にメッセージをお願いをお願いします

「直近の試合は離脱してたんですけども、その怪我の具合もかなりいいので、このオールスターまで2週間バスケをしてないので、体を動かしていない自分ではありますが、後半戦に向けてまた動いてコンディションを上げて1位をと! なんとか最後のね表彰に出れたらなと思います。最後まで頑張りたいと思います。よろしくお願いします」。

 

辻直人は、群馬に移籍する前は広島でキャプテンも経験している。副キャプテンはしたことはあるが、キャプテンをしたことの経験は大きくCSにもチームを導いた。チーム一丸となることや常に成長を求めてハードワークする辻直人の姿勢がチームに影響を与えてきた。広島から共に戦ってきたミリングHCが群馬のHCになって、辻直人に対して ” チームが特に落ちているときに引っ張り上げる力がすごくあるから、負けている時こそ雰囲気を変えてくれる選手だ” と信頼も大きい。それをキャプテンとして今シーズン見せていると感じさせてくれる。
プロとしてプレーでしっかり魅せ続けて、ファンブースターを楽しませて、話す言葉も辻の心から出る言葉は伝わってくるものがある。CSに必ず出場したいと始まった今シーズンの前半を折り返して、ここからまさにそれを感じさせてくれるに違いない、お祭り男でエンターテイナー辻直人から目を離せない。

 

辻直人キャリア

SG/185cm/1989年9月8日生まれ/ 35歳

◉洛南高校
2年生 インターハイ準優勝、ウインターカップ優勝、大会ベスト5
3年生 インターハイベスト8、ウインターカップ2連覇

◉青山学院大学
2011 関東大学リーグ3ポイント王 優秀選手賞、インカレ優秀選手賞
2012 関東大学選手権 3ポイント王 優秀選手賞、関東大学リーグ最優秀選手賞、インカレ最優秀選手賞

2012-21 川崎ブレイブサンダース
2021-23 広島ドラゴンフライズ
2023- 群馬クレインサンダーズ

2012-13 ルーキーオブザイヤー
2013-14 NBLチャンピオン
2015-16 NBLチャンピオン
2015-16 プレーオフMVP
2012.2013.2015 年間ベスト5受賞

日本代表🇯🇵
2013・2014・2015 ウィリアム・ジョーンズカップ
2013 アジアカップ
2014 アジア競技大会
2016 リオデジャネイロ五輪世界最終予選
2017 FIBAアジアチャレンジ
2018 アジア競技大会
2018 ウィリアム・ジョーンズカップ
2018-19 ワールドカップアジア地区予選

 

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Jbasketライター

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