史上初3カ国開催しているワールドカップ2023、沖縄ラウンドでグループEの注目カード、世界強豪チームの対決が行われた。
オーストラリアはFIBA世界ランキング3位、ドイツはパワーランキング2位とここ最近圧倒的な強さを見せていた。そしてこの対決は、ドイツがオーストラリアを振り切って勝利した。
8/27(日)
グループE ドイツが勝利
オーストラリア🇦🇺 82-85 🇩🇪ドイツ
1Q 25-24
2Q 19-25
3Q 22-13
4Q 16-21
<オーストラリア>
#5 パティ・ミルズ 21得点6AST
#3 ジョシュ・ギディー 17得点
<ドイツ>
#17 デニス・シュルーダー 30得点8AST4STL
#4 マオド・ロー 18得点
ドイツがシュルーダー、タイスでいい入りをして得点してリード広げて2桁得点差にするが、ミルズがラッシュして6分で13得点であげて一気に追い上げ、島根のニック・ケイもスリーポイント決めて追いつき、アウトサイドから入り始めてオーストラリアが逆転する。
ドイツもアウトサイドが決まり同点にする強さを見せる。シュルーダーもしっかり決めるが、ミルズも起点となってチームを牽引する。ドイツはシュルーダーがしっかり起点になり、インサイドにタイスがアタックして打開して得点をリードしていくが、やはりミルズ、ギディーがブレイクだして追いつく。ピックからしっかりスクリーン使ってディープスリーとレベルの高いプレーを見せてくれるドイツがリード。オーストラリアもディフェンスでそのドイツをしっかりコーナーに追い込みターンオーバーしてギディーが着実に決め、すぐさまシュルーダーが個人で打開して連続得点で49-44ドイツが折り返す。
オーストラリアは前半にギアをあげるというより後半にギアをあげていく感があり、後半に入ってもドイツがリードするが、やはりオーストラリアのオフェンスの起点はミルズ。ミルズのスリーポイントで追いついていく。オーストラリアにいく流れをドイツのシュルーダーが返して流れを切っていく。オーストラリアは、ギディーのブレイクから叩き込むダンクで会場のボルテージはマックスになる。お互いインサイドとアウトサイドからの攻撃が相手が止められないほどの破壊力がある。オーストラリアがリードして進んでいき、66-62で最終へ。
4Qに入ってドイツの集中力が爆発する、シュルーダーの3ポイントから一気に得点して6点差を広げる。そこからオーストラリアがしっかりついて行き、インサイドの攻防も更にギアが上がって激しくなっていく。拮抗した状態で残り1分切って同点になる。
残り30秒で、シュルーダーのドライブから得点してリードし、オーストラリアはギディーのフリースローで1点差にする。ヒリヒリ状態から、ディフェンスでハッスルするオーストラリアボールで残り23.6秒。ギディーが最後のオフェンスに入るが決めきれず、ここでタイムアップで強豪対決はドイツが勝利した。熱い強豪国の対決はバスケットの醍醐味を存分に見せてくれた。
NBA選手同士の熱い対決も
デニス・シュルーダー
「チームとしてW(勝利)をすることがとても重要で、その為にはチームが40分間ひとつになる必要がある。
けれど、第3Qがあまり良くなかった。それでもチームが一丸となって最後までプレイし続けた。選手1人1人が必要だった」