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【女子日本代表】アジアカップ2023 6連覇をかけて方針や合宿メンバー発表/恩塚HC「カオスの中で最適解を選び続ける」

【女子日本代表】アジアカップ2023 6連覇をかけて方針や合宿メンバー発表/恩塚HC「カオスの中で最適解を選び続ける」

5/11 都内、2023年度女子日本代表強化活動方針発表会見と、メディア向け公開練習が行われた。

2023年6月26日〜7月2日にかけてFIBA女子アジアカップが開催される。今大会はパリオリンピックへ向けて重要な大会になる。

ベスト4で女子オリンピック世界最終予選(OQT)の出場圏を獲得する。
OQT所属グループ内で4チーム中、上位3チームに入れればオリンピック出場権を獲得し、
2024年2月4日〜12日開催(開催地未定)なっている。

恩塚HCの会見では、昨年のFIBA女子ワールドカップで、“アジリティの高さで、ワクワクが溢れるバスケットを”で、日本のバスケットボールを更に進化させる事でスタートを切ったが、結果として、1勝4敗で決勝トーナメントには進出できず9位に終わった。

その悔しさを糧とし、2023年度強化をスタート再チャレンジへの道筋を紹介。ワールドカップを踏まえながら、パリオリンピックを目標に、アジアカップ、アジア競技大会をどう戦っていくか、軸になる方針を
“世界一のアジリティを発揮し抜く”にした。

ポジショニング力、ペイントアタックの質、3Pを生み出すシステム、プレーをかわしにくるDFへの対応、具体的にこの強化をここから大会までチームでしっかり使っていく事を示した。

また勝つ為に、最高のメンバー起用をどうしていくのか。

恩塚HCは「短い時間の中でいいパフォーマンスが出来る選手、出来ない選手がいる中で、そういう特性を合わせていくのがポイントで、ただしインテンシティなどの質を落としたくないので、これに拘って戦っていく結果、メンバー交代をする」という方針を話した。

 

カオスを制する戦い

恩塚HCはここに対して

現在、日本に対するバスケットに対して相手チームは開始5分でのセットプレーの読み合いは直ぐに終わり、ここからのプレーは壊し合いになっている。相手のプレーに対して、こう打開するというのではなく、プレーをさせない攻防が勝負となるのが今世界の潮流になっているバスケット。その考えを出発点にして強化を進めているという。

カオスの中でいかに選択をし、それをチームと力を高めていくこと。このチャレンジは、言われたことをすることに長けた日本人の課題でもあり、これを克服して、次の世界への扉を開くカギにしていきたいと考えていると話した。

キャプテンは林咲希になり
PGリーダーは町田瑠唯、Cリーダーは高田真希とポジション別にもリーダーを作った。

 

コメント

恩塚亨 女子日本代表HC

J:恩塚HCが掲げる”なりたい自分”や個の力の最大化とチームでのセットプレーやルールや見極めを選手とどのように作ってますか

「凄く大事な所になる所です。大事にしないといけない気持ちとして、なりたい自分や、やりたい事は選手としてあると思います。ただ代表チームで勝つという事はそれが必ずしもマッチする事ない事もあると思いますので、しっかり整理していかないといけないです。チームが勝つ為に、やりたい事が違った選手には、こういう事をやってほしいと伝えていこうと思ってます。
一方で、選手達にはシステムの中で自分が正しいと思う事や、強さを出して欲しい。出して貰った中でそれはOKそれはNOを言っていく事で強化していきたいと思ってます。
これをやっていいのかなと思う選手がいるので、出してもらって選んでいく、その状況に応じて勝つ為に行動して欲しいということを方針にして強化していきたいと思ってます。」

J:クラッチタイムでも同じ考えで遂行していくのでしょうか

「両方あって、まずこうやって欲しいという事は出します。カオスになっていく中で、して欲しい事も言わないといけない。東京オリンピックベルギー戦の最後の林選手が決めた時のように、町田選手が右のウィングにいて、高田選手がスクリーンにいきますがそのスクリーンは壊されていた、町田選手にアドバンテージになってなかった、その中でペイントにアタックしていく、林選手はDFをずらしていき、来た時に飛ばして横にずらしてシュートを決めた、この事がカオスを制するという事になると思います。
どちらも大事にしていきたいです。因みにtipoffミーティングでそういう映像を見せてどちらも大事だということを伝えています。」

 

FIBA女子アジアカップ2023 オーストラリア・シドニー

2023年6月26日(月)〜7月2日(日)
参加国
中国
韓国
ニュージーランド
レバノン
オーストラリア
日本
チャイニーズ・タイペイ
フィリピン

日本代表🇯🇵対戦スケジュール

6月26日(月) 日本 vs チャイニーズ・タイペイ
6月27日(火) フィリピン vs 日本
6月28日(水) オーストラリア vs 日本
6月30日(金) 決勝トーナメント
7月1日(土) 準決勝・5-6位決定戦
7月2日(日) 決勝戦・3位決定戦

 

第1次代表合宿21名

髙田 真希 (C / 185cm / デンソー アイリス)
渡嘉敷 来夢 (C / 193cm / ENEOSサンフラワーズ)
町田 瑠唯 (PG / 162cm / 富士通 レッドウェーブ)
本橋 菜子 (PG / 164cm / 東京羽田ヴィッキーズ)
林 咲希 (SG / 173cm / ENEOSサンフラワーズ) ★キャプテン
宮崎 早織 (PG / 167cm / ENEOSサンフラワーズ)
川井 麻衣 (SG / 171cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
高田 静 (SG / 169cm / ENEOSサンフラワーズ)
中野 由希 (PF / 181cm / 日立ハイテク クーガーズ)
赤穂 ひまわり (SF / 184cm / デンソー アイリス)
宮下 希保 (PF / 178cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
馬瓜 ステファニー (PF / 182cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
オコエ 桃仁花 (PF / 182cm / GEELONG SUPERCATS)
山本 麻衣 (PG / 163cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
星 杏璃 (SG / 170cm / ENEOSサンフラワーズ)
東藤 なな子 (SF / 175cm / トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
野口 さくら (PF / 181cm / アイシン ウィングス)
平下 愛佳 (SG / 177cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
林 真帆 (SG / 174cm / 東京医療保健大学4年)
朝比奈 あずさ (C / 185cm / 筑波大学2年)
薮 未奈海 (SF / 178cm / デンソー アイリス)

 

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