6月26日から始まるFIBA女子アジアカップがオーストラリア・シドニーで開催される。22日に大会に向けて出発する羽田空港にて囲み取材が行われ恩塚HC、林咲希キャプテン、高田真希が取材に応じた。今大会は日本は6連覇もかかっており、来年のパリオリンピックへベスト4で最終予選挑戦権を獲得出来るので大事な大会になる。
日本は東京オリンピック銀メダル獲得後に若手チームで臨んだワールカップで予選敗退という悔しい結果になった後に、新しい日本チームを作り今大会を迎える。高崎でのデンマーク3連戦で最終調整を終えていよいよアジア杯、6連覇へを掴み取る為、オーストラリアへと出発した。
高田真希
J:高崎3連戦からこの短期間でチームをどう上げてきましたか
「高崎での2戦目のように自分達がスムーズに行かなくなった時にどうやって攻めたらいいか、疎かにしてはいけないDFが凄く重要になってくるので、どちらにしろタフに戦わないといけない、そういった部分を短い期間の中で、自分もしっかり練習の中で体現しました。チームとしても共有出来ているので、しっかり調整しながらでもお互いやり合えて来れたなと思います。」
J:どうチームで話しあってきましたか
「勝つ為に行きますし、モチベーションを上げていくだけなので、コンディションもそうですけど、フライトして現地着いて2日間練習があるのでそこでしっかりモチベーション上げて、尚且つ自分達がやるべき事を更に徹底出来るように常に言葉をかけ続けようと思ってます」
「チームの今は、OFの一つとして常にボールと人が動き続けるシステムになっているので相手にアジャストされながらでも次の選択肢が出来る状態なのでスムーズにOFを出来るかなと思ってます。2ガードでも他の選手も連動して動いてやります。
しつこく24秒ギリギリまで冷め続けるというのは常に言われているので、そこは日本らしいバスケットで最後まで諦めないところは忘れてはいけないので、試合でも発揮していきたいです。
林咲希キャプテン
J:今回キャプテンとして臨む大会で、高崎3連戦から自身とチームの過程を教えて下さい
「前回は若いチームでアジアカップに行ったので、勢いで皆んな頑張ろうとありましたが、今回はしっかりバスケットの動きだったり、理屈のあるバスケットをしないといけない、した方が絶対に上手く行くので、それをまとめるのが苦手だったからそこが不安になったんですけど、でもリツさん、ナコさんがいるので、力を借りながら自分はまず雰囲気作りをしていこうと考えてやってきました。それをやっているおかげで自分もちゃんとやれる気持ちを持ってやられてのが1番いいと思ってます。今までは、下の年代だったので追いて行こうだけだったんですけど、今は皆んなを引っ張る意識は増えてきたので、やらないといけないレベルが上がったと思います」
J:キャプテンとしてワクワクなのか緊張感ですか
「今はまだ不安があります笑。
でもこれがずっとワクワクじゃないことがいい事だと思ってます。この不安感があるからこそもっともっと伸びる部分はあるんじゃないかなと捉えてるいるので、皆んなの力を借りつつ、いいチーム作りをしていきたく、色んな人とコミュニケーション取ってやっていきたいと思っています」
「結果を出す事が一番重要なことなので、今までやってきた事をしっかり出し切りながら1戦1戦、成長していく1戦1戦にしたい。まだ新しい日本らしいバスケットを皆さんへ見せられていないので、良い日本のバスケットを、これからのバスケット界に良い影響を与えられる様なプレーをしていきたいと思っています。
デンマークで観客のみなさんが凄く応援してくださったのは分かったので応戦を背に背負いながら自分達らしいバスケットをして皆さんに何かしら届いたら良いと思っています。ここ数日間はDFの部分で大きいサイズの選手たちへのローテーション、新しい動きを練習したので実戦でしっかり出来たら良いてす。」
恩塚亨HC
「今、胸が高まりますね。ここまで出来る準備を選手達と一緒にやってきた手応えとやってきた事を持ってアジアカップ優勝に向けてチャレンジしたい思いでいます。
私達が出来るのは一戦必勝で、一つ一つのプレーに拘りを持って戦い抜くその積み重ねです。OFは軽やかにしつこく行く、DFは相手のリズムを狂わせうるさくしつこく行こうと思ってます」
J:今大会での選手に得て欲しい事を教えてください
「1番思うのは、自分が今自分が持っているもの、今の自分が出来ることをこのオーストラリアで出し切って欲しいなと思います。そして悔いのない戦いを一緒にしていきたいと私が1番思っている事です。
自信を持つ、やってきた事を信じる。自信は自分がやってきた事を信じる事だと思ってます。具体的にはスクリーンDFへの、ポストへの対応で相手にスペース与えない為にどうローテーションやるかやってきました。」
アジアカップ@オーストラリア
2023年6月26日(月)〜7月2日(日)
<日本代表🇯🇵対戦スケジュール>
6月26日(月) 16:00 日本(9位) vs チャイニーズ・タイペイ(33位)
6月27日(火) 12:30 フィリピン(42位) vs 日本
6月28日(水) 18:30 オーストラリア(3位) vs 日本
6月30日(金) 準決勝予選
7月1日(土) 準決勝・5-6位決定戦
7月2日(日) 決勝戦・3位決定戦
#3 馬瓜ステファニー (PF /182cm /公益財団法人日本バスケットボール協会)
#8 髙田真希 (C /185cm /デンソーアイリス)
#12 朝比奈あずさ (C /185cm /筑波大学2年)
#15 本橋菜子 (PG /164cm /東京羽田ヴィッキーズ)
#23 山本麻衣 (PG /163cm /トヨタ自動車アンテロープス)
#27 林咲希 (SG /173cm /富士通レッドウェーブ)
#31 平下愛佳 (SG /177cm /トヨタ自動車アンテロープス)
#32 宮崎早織 (PG /167cm /ENEOSサンフラワーズ)
#59 星杏璃 (SG /170cm /ENEOSサンフラワーズ)
#75 東藤なな子 (SF /175cm /トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
#88 赤穂ひまわり (SF /184cm /デンソーアイリス)
#99 オコエ桃仁花 (PF /182cm /GEELONG SUPERCATS)