男子日本代表は、8月から始まるワールドカップへ向けて国際強化試合を発表。 第一弾、静岡大会では日本vsチャイニーズ・タイペイ戦が7月8日(土)9日(日)浜松アリーナにて開催される。6月25日には17名の選手たちが発表され直前合宿が始まり、そこで各選手から大会に向けての声を聞く事が出来た。

第二弾は、日本を担う若き2人、富永啓生、河村勇輝

アジアカップで世界へ魅せ、若手の活躍と成長が際立った5試合を振り返り「成功した大会だった」とトムHCからも賞賛された。

河村と富永はウインターカップでも武蔵野総合体育館を沸かせていた2人だ。今は日の丸の大事な役割をにぎっている。アメリカNCAAのD1ネブラスカ大学で昨シーズンも活躍して、最後は富永がチームを牽引してチームを勝利に導いてきた。目標であるNBAに、先月にサマーリーグ前のウォリアーズキャンプにも参加して手応えを感じいる富永。来シーズンはネブラスカ大でもう一年プレーしてNBAを視野に入れている、日本屈指のシューターが今大会に参加している。東京オリンピックでは3×3日本代表として、シューターとして世界にインパクトを与えた。
日本代表としてワールドカップ予選window3で初選出されて18得点、17得点挙げて日本に貢献した。
また昨年7月アジアカップにも出場し世界ランキング3位のオーストラリア戦では、渡邊雄太不在の中、スリーポイント8本33得点叩き出し日本のエースとしてチームに貢献した。富永の存在は日本にとても大きなもので、今大会の期待は凄く大きくなっている。

また、河村勇輝はBリーグでは6冠(シーズンMVP、シーズンベスト5、新人王、アシスト王、ココロ、たぎる賞、シーズンMIP)と日本のバスケット界を盛り上げた立役者。今月にはチームと3年契約を更新して、海外でのプレーも視野に入れている事も発表した。
日本代表では、昨年7月、一年前にワールドカップ予選window3で代表初デビューをした。タイペイ戦に出て、8アシスト、5スティールの活躍で日本に貢献した。最終window6での5連勝で日本が7勝5敗でグループF3位を勝ち取り自力でワールドカップ出場権の獲得に河村勇輝はスタッツとしても、数字では表せない所も日本チームに大きく貢献した。日本代表に欠かせない存在であり、世界と戦う姿を日本中が楽しみにしている。

国際強化試合(浜松大会以外の代表強化試合は下記に)
静岡大会 浜松アリーナ
日本vsチャイニーズ・タイペイ
放送
7月8日 (土) 15:00 tipoff 日本テレビ系
7月9日 (日) 14:00 tipoff 13:55テレビ朝日系列 ※一部地域を除く
配信
7月8日 (土) 15:00 TVer
7月9日 (日) 13:55 TVer
両日バスケットLIVEで配信（見逃し配信あり）

合宿が始まって手応えを教えて下さい

「候補まで残れて光栄です。チームの雰囲気は凄く良くて初めて会う選手もいて徐々にどういう選手かを知りつつ今やっている所です。チームのシステムは去年とあまり変わりはないですが、自分は1年間やっていないのでまた覚え直したりと頑張ってやってます。

J：1年前アメリカに帰って強化した所はどこですか

「フィジカルの部分とディフェンスの部分の強化を集中してやって出来たと思ってます。去年から成長した所だと思います。オフボールの動きは良くなったと言われましたね。体重は去年と比べて10kgは大きくなり、今は84キロくらいですかね。オフェンスでフェイスガードされた時に振り切れる力やDFでは当たり負けしなくなりました。食事も1日食べれる限り5.6食を食べて、栄養面も大事ですし、しっかりトレーニングもしてきました。ネブラスカ大1年目の時にフィジカルの所は大事だと本当に思い、2年目に強化してプレーの幅が広がりました。オフシーズンでも毎日300から500本くらいリングイン打ってます。1日2時間くらい週5でトレーニングしてますね。」

J：富樫選手、河村選手との役割やコンビネーションはどうですか

「今回初めてこの合宿からやってるんですけど、本当にスピーディーなプレーなのでやりやすいです。これからどんどん慣れるのが楽しみです。
コミュニケーションも楽しく取ってやっています。河村とオフコートは楽しく話してます。そうですね、、Bリーグの事情だったり、アメリカはどんな感じかとかですね。
ホーキンソンはパスもシュートもなんでも出来る選手なので初めてですが凄くやりやすいです。各選手特徴があるので自分が取り入れる所は取り入れて、打つ前の動きだったり日々学んで切磋琢磨していきたいと思ってます。」

自身にとってのワールドカップについて

「チームが勝利する事ともちろん自分の武器をアピールする事で、次のレベルに行く時に、目標であるNBAであったりそういう所に行きやすくなるのではないかなと思ってます。」

ワールドカップが近づき始まった合宿について

「ワールドカップまで長いようで短い合宿になると思っているので、この2ヶ月間とにかく自分達が出来る最大限の努力だったり、練習してワールドカップに臨みたいと思ってます。予選リーグ3チームとも凄くやり甲斐がある素晴らしい強豪の国なのでしっかり準備して戦いたいですし、凄くワクワクしています」

J：今合宿でルールがある中でメークしていく上で選択肢が沢山ある事で感じる事や楽しみにしている事は

「Bリーグでやっている時と代表でやっている役割が違うので、元々自分は他の選手を活かすのに特化したPGだと思うので、代表に来てそれをやるべきだと思ってますし、特に沢山選択肢がある中で色んな選手の特徴を活かして、その選手が思い切りプレー出来るように、僕がゲームメーク出来ればいいなと思ってます。はい、楽しくやってます」

ディフェンスについて

「特に第1戦ドイツのシュルーダー選手とのマッチアップは、僕の中でいい経験も出来ればその結果次第ではチームの結果に繋がっていくのかなと思っているので、ここのマッチアップは凄く楽しみですし、僕も絶対に止めに、もちろん1人だけではいけないですけど、やるべき事が沢山あると思っているので、チームとして個人としてディフェンスはしっかりと準備していきたいと思ってます。PGが主軸で1番ボールを持つシュルーダー選手が起点となるバスケットなのでそこを抑える事が出来れば自分達の勝機は上がってくると思いますし、大きな自分の役割だと思ってます」

リラックスした時間で富永と河村がシューティング

比江島慎　(SG /191cm /宇都宮ブレックス)
永吉佑也　(PF /198cm /ライジングゼファー福岡)
須田侑太郎　(SG /190cm /名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫勇樹 (PG /167cm /千葉ジェッツ)
原修太 (SF /187cm /千葉ジェッツ)
ジョシュ・ホーキンソン　(C/PF /208cm /信州ブレイブウォリアーズ)
馬場雄大　(SG /195cm /-)
吉井裕鷹　(SF /196cm /アルバルク東京)
川真田紘也　(C /204cm /滋賀レイクス)
テーブス海　(PG /188㎝ /滋賀レイクス)
渡邉飛勇　(C /207cm /琉球ゴールデンキングス)
西田優大　(SG /190cm /シーホース三河)
井上宗一郎　(PF / 201cm / サンロッカーズ渋谷)
富永啓生 (SG /188cm /ネブラスカ大学)
河村勇輝　(PG /172cm /横浜ビー・コルセアーズ)
金近廉　(SF /196cm /千葉ジェッツ）
ジェイコブス晶　(SG /203cm /NBAグローバルアカデミー）

平 均 (Average) 193.0cm、 25.6歳

◉国際強化試合 静岡大会
7月8日(土)15:00 tipoff 9日(日)14:00tipoff
浜松アリーナ
日本 vs チャイニーズ・タイペイ

◉韓国遠征
7月20日(木)〜24日(月)
ソウル

◉国際強化試合 太田大会
8月2日(水)19:00 tipoff、4日(金)19:00 tipoff
オープンハウスアリーナ太田
日本 vs ニュージーランド

◉国際強化試合 東京大会
有明アリーナ
8月15日(火) 19:00 tipoff 日本 vs アンゴラ
17日(木) 19:00 tipoff 日本 vs フランス
19日(土) 15:00 tipoff 日本 vs スロベニア

◉FIBAバスケットボールワールドカップ2023
8月25日(金)〜9月10日(日)
沖縄グループステージ :沖縄アリーナ(日本)
決勝ステージ；マニラ・フィリピン

日本戦スケジュール
8月25日 (金) 21:10 tipoff 日本 vs ドイツ
8月27日 (日) 21:10 tipoff 日本 vs フィンランド
8月29日 (火) 20:10 tipoff 日本 vs オーストラリア