3月20日都内にてトム・ホーバス男子日本代表HCのメディア向けに取材が行われた。
今年の夏、パリ五輪バスケットボールの組み合わせ抽選会が現地時間19日にスイス・ミースで行われ、男子日本代表（世界ランキング26位）は昨夏のW杯王者ドイツ(同3位、開催国フランス（同9位）、ラトビアでの世界最終予選の勝者のBグループが決まった。
日程は、7月27日ドイツ、30日フランス、8月2日最終予選勝者と対戦する。この組み合わせについてトム・ホーバスHCから気持ちを聞く事が出来た。

トム・ホーバス男子日本代表HC

「ドローセレモニーの日はとても好きです。昨年のFIBAワールドカップでパリオリンピックの出場は決まったけど、相手はまだ決まっていなかったから、スカウティングなども全然できなかった。なので、今回で対戦が決まったドイツとフランスは昨年も試合をした相手であり、だいたい相手チームのスタイル、スカウティング、ロスターはだいたい分かっているから、日本にとっては助けになると思う。
ドイツにはFIBAワールドカップでは負けました。ワールドチャンピオンのドイツ戦の前半は大きな得点差をつけられましたが、後半はちゃんと頑張って得点では上回ることができ、選手たちも自信がついたと思う。その経験が凄くいいと思います。
ラトビア開催のOQT はどのチームが勝ち上がってくるかはまだ分からないので、7月結果が出てから考えます。まずフランスとドイツへ向けたスカウティングをこれから始めていけるのがいいと思います。」

「ワールドカップではいい準備したけど、怪我人も出たりした。今回はBリーグとアメリカ組が怪我なくいければ、いいイメージがあります。ドイツ戦に向けてもリバウンド、ディフェンス色々考えてます。オリンピックは12チームしかないからレベルアップしないと、全12チーム強いからレベルアップしないと大変、難しいと思います。」

リアルタイムでみましたか(抽選)
「寝ちゃった(笑顔)。でも5:30に早く起きて見ました。」

開催国フランスについて
「フランスはホームコートアドバンテージあるのは当たり前である。去年はワールドカップでホームコートアドバンテージあって凄く助かった。そこはコントロール出来ないけど、フランスは東京五輪銀メダルで、ワールドカップは18位になった。問題をどうやって修正してくるかも見てみたい。凄く集中してくると思う。 うちのバスケットをやるだけです。」

ウェンビーについて
「富樫がついてマッチアップする(笑)。
ウェンビーは身長(224cm)がありいい選手です。ウェンビーだけでは難しいから、どうやってやってくるか、ウェンビーとゴベアが一緒に出ないと思うけど、出るなら、色々対応するしかない。マッチアップやチャレンジが面白いし好きです。日本の速いバスケットがどう勝つか、楽しみです。」

今回の組み合わせについて
「いいと思います。ドイツはワールドカップでは少しずつ強くなっていった。フランスはもし1試合目で負けたら凄い大変になる。ラトビアからの1チームはまだわからないけど、この組み合わせは好きです。うちのチームは出来ると思う。」

パリ五輪に向けて日本代表の合宿や練習試合なども行われていくことになる。これからその発表もされていく、益々男子日本代表が楽しみになってくる。

グループB
日本🇯🇵 (FIBA世界ランキング26位)
ドイツ🇩🇪 (3位) 7/27
フランス🇫🇷 (9位) 7/30
OQT (世界最終予選ラトビア優勝国) 8/2

グループA
オーストラリア🇦🇺 (5位)
OQT (ギリシャ開催)
カナダ🇨🇦 (7位)
OQT (スペイン開催)

グループC
セルビア🇷🇸 (4 位)
南スーダン🇸🇸 (33 位)
OQT (プエルトリコ開催)
アメリカ🇺🇸 (1位)

OQT(世界最終予選) 2024年7月2日~7日に4都市で開催され、勝ち抜いた1位チーム(計4カ国)出場。男子予選は 2024年7月27日~8月5日、準々決勝は 8月6日、準決勝は 8月8日、決勝戦および 3 位決定戦は8月10日に開催予定。

男子世界最終予選 (OQT)
2024年7月2日~7日
24か国出場
<スペイン・バレンシア会場>
グループ A:レバノン、アンゴラ、スペイン
グループ B:フィンランド、ポーランド、バハマ

<ラトビア・リガ会場>
グループ A:ジョージア、フィリピン、ラトビア
グループ B:ブラジル、カメルーン、モンテネグロ

<プエルトリコ・サン フアン会場>
グループ A:メキシコ、コートジボワール、リトアニア
グループ B:イタリア、プエルトリコ、バーレーン

<ギリシャ・ピレウス>
グループ A:スロベニア、ニュージーランド、クロアチア
グループ B:エジプト、ギリシャ、ドミニカ共和国