48年ぶりに自力で五輪に出場する男子日本代表チームは、激しい代表メンバー争いのなか国際強化試合の全てが終わった翌日に12名の代表メンバーが発表された。
7月10日にトム・ホーバスHC、NBA組の八村塁、渡邊雄太、富樫勇樹キャプテンなど含めて12名の選手たちが記者会見へ登壇し、パリ五輪へ向けての想いを語った。
チームは11日にヨーロッパ遠征へ向けて出発する。遠征では、FIBAランキング3位のドイツ、4位のセルビアとの強化試合を行う予定だ。そして、パリ五輪本番に臨むことになる。強化試合とパリ五輪の放送・配信は下記に掲載。
トム・ホーバスHC
「45人くらいディペロップキャンプから色んな選手を見てきて、最後のザバイバルまで難しかった。この選手が悪いとかではなくて、誰がより良いかを見てきました。この12人がロスターになりました。
選手やスタッフも頑張ってきた。雰囲気は良かったけど、緊張やプレッシャーはあったと思う。今日12人の練習やって雰囲気が変わって落ち着いた感じです。これからパリ五輪でうちの目標である“ベスト8”に向かっていきます。
2人がリザーブ選手で、川真田選手と佐々木選手が一緒にヨーロッパに行きます。もし誰かが怪我や何かあった時のためにリザーブ選手として入ってもらいます」。
富樫勇樹キャプテン
「このチームとしてベスト8という目標があるので、そこに辿り着くために、僕ができることをやっていきたいと思っています。そして、2度目のオリンピックになり、この舞台は特別で誰もが立てるところではないと思っているので、しっかりと責任を持って戦っていきたいと思っています」。
勝つポイントとキャプテンとして
「オリンピックで簡単なグループはないですし、対戦相手見ても強豪国が揃っていますが、3ポイントもチームとして大事になってきますし、リバウンドは日本にとってずっと課題であると思います。3ポイントが入っても相手に数多くのリバウンドを取られては難しい展開になってしまうので、コートに出ている5人が意識もって戦わないといけないと思っています。
僕自身、トムさんになってキャプテンとしてやらせてもらっていますが、役割を頂いて成長できたなと思っています。その経験がチームの勝利に役立てばいいとおもっめいるので、自分のできることをコートの内外含めてやっていきたいと思っています」。
八村塁
「2回目のオリンピックで僕もすこい楽しみにしています。こうやって日本代表のチームとしてプレーすることを誇りに思いますし、その中で僕がNBAやってきた経験チームメイトや日本の皆さんに見せられること、プレーで引っ張っていけたら思っています」。
日本代表メンバーについて
「前回のオリンピックでは5人くらいですか、比江島くん、富樫くん、雄太さん、雄大さん、飛勇。またこのメンバーでやれるのはすごく楽しみですし、若いメンバーの富永くんや河村くんが入ってやれること。今までは僕が1番年下だったですけど、今やっと年齢も上の方になって、上の年代としてチームを引っ張っていけたらいいなと思っています」。
オリンピックにもう一度出場する理由
「3年前の東京大会で3連敗して、結果として全部20点差で負けて僕たちとしては全然やり切った感がなかったので。
富樫くん、雄太さん、雄大さんたちと終わった後、”もう一回オリンピックに行こう”、 と話をしていたので、3年後にパリオリンピックに出れるということで、僕も入って僕らのレベルも上がって向かえることができるのはすごい嬉しいですし、プレーできるのを楽しみにしていたので、東京オリンピックの思いを含めてパリオリンピックで戦いたいと思ってます」。
渡邊雄太
「経験がある者としてコート内外でしっかりとリーダーシップを発揮していければいいなと思っています」。
日本代表について
「東京オリンピックの時も自信はあったのですが、3連敗という形で終わってしまって、あの時の経験やその前のワールドカップでもたくさんの経験をさせてもらったので、今回のオリンピックに必ずいきてくると思っています。
歴代最強と言われたりしますが、それはありがたいことですが、それは結果が決める事だと思うので、まだこの12人では何も結果を残していないので、自分たちで結果を残せたらいいなと思っています」。
代表と怪我について
「代表は求められる限り続けていきたいと思っています。足に関しては、MRI撮ってきて順調に回復しているのでオリンピックには問題なく出れると思います」。
比江島慎
「12人に選ばれて大変嬉しく思います(笑顔)。自分の役割としてはベテランという立ち位置があると思うので色々経験したことをしっかりチームに活かしていければと思っています」。
河村勇輝
「選ばれたことに凄く嬉しい気持ちとまた身が引き締まる思いで、ベスト8という大きな目標を達成するために、自分の役割であるペイントアタックやスコア、アシストのバランスが大事になってくると思うので、ポイントガードとしてのゲームコントロールのところを必ず遂行していけるようにと思っています」。
勝つために
「3ポイントの高確率で決めることが大切だと思うので、自身でもしっかりとペイントアタックをして、チームメイトが気持ちよく3ポイントを打てるように、相手のディフェンスを引きつけられるようにやっていければいいと思っています」。
ジョシュ・ホーキンソン
「僕の役割はリバウンドとコートで走ることです。日本のために、このチームのために頑張りたいと思います」。
富永啓生
「役割は3ポイント、チームに勢いをつけれるように頑張っていけたらと思っています」。
勝つために
「3ポイントの確率は勝っていくためには必要になると思っています。40%、それ以上チームとしてやっていけばチャンスはあると思っています。それでベスト8ご達成できると思っています」。
馬場雄大
「今回2度目のオリンピックを出場することが出来たということで、オリンピックはすごく特別なものと思っています。しっかりやっていきたいと思っています」。
渡邉飛勇
「役割はディフェンスとリバウンドですね。
オフェンスのスキルはあまりないから他の選手に任せて、、はい以上です(笑顔)」、
英語で答えて
渡邊雄太が訳す和やかな場面
「3度の大きな手術を経て、プレータイムも中々もらえてなかったので、たくさんの人に助けてもらって、ここにいるメンバーだったり、家族や友人の助けがあってここにいると思っているので、感謝を忘れずに頑張っていきたい」
渡邊雄太「と言っていると思います(笑顔)」。
渡邉飛勇も笑顔で返す。
吉井裕鷹
「この12人に残れたことは光栄ですし、責任も負わないといけないなと思っています。これまで一緒に戦ってきた選手たちの分まで背負って頑張っていかないといけないなと思っています。あとはオリンピックでは自分に与えられた役割を続けようとおもっています。フランス料理も食べていきたいと思います」。
テーブス海
「こうやって12名に残れたことを嬉しく思います。僕の役割はペイントアタックとディフェンスです」。
ジェイコブス晶
「役割はトム・ホーバスHCと色々話してオフェンスでシューターとして打つことディフェンスでもガードにも守り、リバウンドも含めてハッスルしていきたいと思ってます」。
リザーブ選手
川真田紘也
佐々木隆成
2024年7月27日(土)20:30 tipoff
日本(26位)vs ドイツ(3位)
2024年7月30日(火) 24:15 tipoff
日本(26位)vs フランス(9位)
2024年8月2日(金)18:00 tipoff
日本(26位)vs ブラジル(12位)
男子グループ
グループA
オーストラリア(5位)、ギリシャ(14位)、カナダ(7位)、スペイン(2位)
グループB
日本(26位)、フランス(9位)、ドイツ(3位)、ブラジル(12位)
グループC
セルビア(4位)、南スーダン(33位)、プエルトリコ(16位)、アメリカ(1位)
国際強化試合(ヨーロッパ遠征)
7/19(金)日本時間27:00 tipoff
ドイツ (3位)vs 日本(26位)
7/21(日)日本時間27:00 tipoff
セルビア(4位)vs 日本(26位)
配信:バスケットLIVE配信
パリ五輪
7月27日(土)NHK
20時30分 ドイツ vs 日本
7月30日(火)NHK
24時15分 日本 vs フランス
8月2日(金)フジテレビ系列
18時00分 日本 vs ブラジル
#2 富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
#4 ジェイコブス 晶 (SF / 203cm / ハワイ大学)
#5 河村 勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
#6 比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
#7 テーブス 海 (PG / 188cm / アルバルク東京)
#8 八村 塁 (PF / 203cm / ロサンゼルス レイカーズ)
#12 渡邊 雄太 (SF / 206cm / – )
#18 馬場 雄大 (SF / 195cm / – )
#24 ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
#30 富永 啓生 (SG / 188cm / – )
#34 渡邉 飛勇 (C / 207cm / 信州ブレイブウォリアーズ)
#91 吉井 裕鷹 (SF / 196cm / 三遠ネオフェニックス)
※平均(Average):193.7cm、26.4歳