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【女子日本代表パリ五輪】女王アメリカに悔しい初戦敗戦、Game2ドイツ戦へ/恩塚HC、高田真希、山本麻衣試合後コメント🎙️

【女子日本代表パリ五輪】女王アメリカに悔しい初戦敗戦、Game2ドイツ戦へ/恩塚HC、高田真希、山本麻衣試合後コメント🎙️

武器である3ポイントを前半決め切っていくが、後半に高さと強さを見せるオリンピック7連覇中の女王アメリカに引き離され初戦破れる、Game2ドイツ戦へ

予選ラウンド Game1
アメリカ🇺🇸 102-76 🇯🇵日本
1Q 22-15
2Q 28-24
3Q 29-18
4Q 23-19

<日本>
#8 高田真希 24得点 (FG10/11 3P2/3 FT2/2)
#23 山本麻衣 17得点(3P5/11 46%)
#32 宮崎早織 12得点
アシスト
町田5、山本5、宮崎4

3ポイントは日本が前半9/23(39%)、トータル15/39(38%)

日本のスターターは、宮崎早織、山本麻衣、林咲希、馬瓜ステファニー、馬瓜エブリンで始まった。アメリカはサイズの違いを使ってペイントから得点するアメリカ。日本も果敢にオフェンスして打っていく。4-4のいい入りをした日本にアメリカがディフェンスのギアを上げて速い日本に対応して得点を重ねて0-8のランを受ける。日本は山本がスリーポイントを決めてそこから日本らしいプレーを出していく。赤穂、林のスリーポイントが決まりアメリカにしっかりとついていく。前半でも引き離されそうになっても得点して4点差に縮めて戦い続けていき、前半39-50で折り返す。

後半に入ってアメリカのギアが上がって厳しいディフェンスでなかなか攻めきれない日本。0-6のランから町田がスリーポイント決めて繋いでいく。そして高田が後半に日本を牽引する大黒柱の活躍を見せる。アメリカがリードするも、高田が1対1やペイントにダイブして得点して日本にエナジーを吹き込む。それでもアメリカは高さを活かし、速い展開を作って得点してリードを広げていき、20点差以上をつけられた日本は、アメリカのペースを崩せない時間帯も続き、諦めない日本だったが最終的に76ー102で悔しい初戦となった。
この後の日本の戦いはドイツ戦、ドイツは格上のベルギーを同日に破っているのでドイツ戦も激しい戦いになる事は間違いない。

 

アメリカの高さに対してしっかり速さでついていける日本の強さを前半に見せた。スリーポイントも前半、後半と40%近くの高確率で決め切ったが、やはり想像以上にペイントでの高さや強さ、リバウンドでの差が出た。ペイントでは、リバウンドがアメリカ56で日本は27、ペイントでの得点はアメリカが64点に対して日本は22点と倍以上となった。
ペイントに押し込まれる前のディフェンスもカギになる。アメリカはディフェンスリバウンド取ってからブレイクも多く17、日本の6よりかなり多い。それがアメリカの強さだが、日本の金メダル挑戦への中で、ペイントまでの強度高いディフェンスを40分間続ける事、ハードに戦うのでいいディフェンスから速い展開を40分間続ける、走り勝つシューター軍団が求められる。得点差こそついたが、いい時間帯も多くあった。
日本のスリーポイントは世界でもトップクラスなのでここからのドイツ、ベルギー戦で更に見せて欲しい。高さを凌駕する日本のバスケットを世界で証明するのをファンブースター、日本国民は期待している。

 

試合後コメント

恩塚亨HC
「前半はチームとしてある程度は狙い通りのゲーム展開を作ることが出来ました。東京オリンピックの時にはアメリカに日本のスリーポイントを消されてしまいシュートを打てなかったのですが、今回はチームとして足を止めずにシュートチャンスを作り戦うことは出来たと思います。そのオープンシュートをもう少し決め切りたかったです」。

 

#8 髙田真希
「相手の高さにやられてしまいオフェンスの終わり方が悪かった時にブレイクされて点差が開いてしまったのは修正しないといけないと思います。初戦ということで硬さはありましたが自分たちのいいところもあったので自信に変えて次に向かっていきたいと思います。
予選グループを突破するには、一つ一つの勝ちがすごく大事になってくるので、しっかりチーム全員でタフに戦い次は絶対に勝ちたいと思います」。

 

#23 山本麻衣
「前半は自分たちらしいバスケットが出来て戦えたと思います。アメリカは後半が強いのは分かっていたんですけど、後半に自分たちのバスケットができず相手に走られてイージーな得点やパスを決められました。40分間自分たちのバスケットを継続しないと世界では戦えないと感じました」。

 

女子日本代表12名ロスター

#3 馬瓜 ステファニー(PF / 182cm / CASADEMONT ZARAGOZA)
#8 髙田 真希(C / 185cm / デンソー アイリス)
#12 吉田 亜沙美(PG / 165cm / 公益財団法人日本バスケットボール協会)
#13 町田 瑠唯(PG / 162cm / 富士通レッドウェーブ)
#15 本橋 菜子(SG / 164cm / 東京羽田ヴィッキーズ)
#23 山本 麻衣(SG / 163cm / トヨタ自動車 アンテロープス)
#27 林 咲希(SF / 173cm / 富士通レッドウェーブ)
#30 馬瓜 エブリン(PF / 180cm / デンソー アイリス)
#32 宮崎 早織(PG / 167cm / ENEOSサンフラワーズ)
#52 宮澤 夕貴(PF / 183cm / 富士通レッドウェーブ)
#75 東藤 なな子(SF / 175cm / トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
#88 赤穂 ひまわり(PF / 184cm / デンソー アイリス)

五輪パリ五輪日本代表
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Jbasketライター

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