現在、男子日本代表はアジアカップ予選ラウンド、window1に向けて合宿中である。ワールドカップの劇的勝利で掴んだパリ五輪出場を決めてから半年近く経って、今年初の代表試合が行われる。
富樫、比江島、今村と天皇杯セミファイナルを終えた選手たちが合流し全員が揃うと、翌日の公開練習メディアdayにて、トム・ホーバスHCへパリ五輪の目標を聞くと、「目標はパリで試合をしたいです!グループ突破する事、2次ラウンド進出です!それは1勝なのか2勝なのかわからない。」と、男子日本は五輪で初となる史上最高目標となる8強入りを設定したことがメディアにも伝わる。
この目標は、約1ヶ月前アメリカへ渡米した際に決めたと、合流したばかりのキャプテン富樫勇樹、スタッフにすぐに伝え、NBAで活躍している渡邊雄太(グリズリーズ)に話して、ユウタもその目標は好きだと、簡単な事じゃないけど、会って伝えた事を明らかにした。そしてこのチームを引っ張るキャプテンの富樫に話を聞くことが出来た。
J:シーズンや天皇杯といい状態で来てますが、この合宿もいい状態、コンディションできてますか
「天皇杯あったので代表に遅れて入ったという事で、これからと思ってます。もちろんシーズン中という事でコンディション的にはしっかり出来ていていい状態かなと思います。」
「Bリーグ始まってこれだけ苦しんだシーズンはあまりなかったので違う疲労ですね。身体というよりか負ける疲労、ストレスの経験がなかったので色々難しかったけど立て直してこれました。水曜の宇都宮戦も逆転勝利出来たので、まず代表終わってからリーグでもしっかり結果を残したいです。」
パリ五輪目標について
「パリ五輪の目標は、ハイ、トムさんからの目標もみんなと聞いて、そこは誰もが目標としているところで、現実的にも狙えるところでもあると思ってますし、常に一つ一つクリアして、パリ五輪で戦う全チーム、相手はワールドカップで負けた2チームのレベルなのでそこに勝つのは一つ違う世界だと思っているので、そこにチャレンジするのは楽しみでもあるし、それを想像するだけで、ワクワクするし、ワールドカップでも良いイメージもあるなかで更にチームとしてもステップアップ
するのが楽しみです。」
男女出場
「先に結果を出したのは女子で引っ張ってくれて3大会連続出場も女子が残してくれたので一緒に出れるのは、これ以上ない素晴らしい事で刺激もらってるので男子も結果を残していきたいです。」
合宿について
「ワールドカップ終わって初めての合宿でかなり時間が空いたという感覚が自分でもあるので、しっかりトムさんのバスケットを思い出して、中国と試合が出来るのは凄く記憶に残っているのでリベンジしたいなと思ってます。パリ五輪前の試合は練習試合はあると思いますが、実際はこれになるので、パリに向けて始まると思ってます。チームとしていい練習出来て楽しみです。リーグ戦40試合やってきてるいる中で、各自違うルールでやっているので、速いペースといい、考えがあるのでしっかり切り替えていきたい。
常に日の丸の重みを感じながら、千葉ジェッツとこの代表で、緊張感は違うのでそれをいい方向に持っていけるようにしたいです。」
中国戦について
「中国は高さを活かして、3ポイントを多投するチームではないと思うので、リバウンドや自分たちの弱いところを改善しないといけない所もあるので、前回トムさんになって仙台での中国戦があって、あの時は全く何も出来なかったけど、今回どう成長できているか、海外選手、雄太だったり無しでやるので楽しみでしっかり勝ちたいと思ってます。雄太や啓生の爆発力は大事で頼っていたのもありましたが、今回2人いないのでしっかりステップアップしてみんなでその穴を埋めていきたいと思います。」
「常に課題と向き合って成長出来るようにやっていきたい」
世界予選で勝ち上がった12カ国が参加して行われる。予選1次リーグは4チームで3グループに分かれてフランス・リールで行われる。各組上位2チーム、3位の上位2チームがパリに移って決勝ラウンドのトーナメントで優勝を決める。
ジョシュ・ハレルソン (C / 208cm / 佐賀バルーナーズ)
比江島 慎 (SG / 191cm / 宇都宮ブレックス)
須田 侑太郎 (SG / 190cm / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
富樫 勇樹 (PG / 167cm / 千葉ジェッツ)
原 修太 (SG / 187cm / 千葉ジェッツ)
阿部 諒 (SG / 184cm / 仙台89ERS)
ジョシュ・ホーキンソン (C・PF / 208cm / サンロッカーズ渋谷)
馬場 雄大 (SF / 195cm / 長崎ヴェルカ)
今村 佳太 (SG / 191cm / 琉球ゴールデンキングス)
吉井 裕鷹 (SF / 196cm / アルバルク東京)
川真田 紘也 (C / 204cm / 滋賀レイクス)
赤穂 雷太 (SF / 196cm / 秋田ノーザンハピネッツ)
テーブス海 (PG / 188cm / アルバルク東京)
渡邉 飛勇 (C / 207cm / 琉球ゴールデンキングス)
井上 宗一郎 (PF / 201cm / 越谷アルファーズ)
河村 勇輝 (PG / 172cm / 横浜ビー・コルセアーズ)
三谷 桂司朗 (SG / 190cm / 広島ドラゴンフライズ)
市川 真人 (C / 206cm / ベルテックス静岡)
金近 廉 (SF / 196cm / 千葉ジェッツ)
川島 悠翔 (PF / 200cm / NBAグローバルアカデミー)
※平均(Average):193.2cm、26.5歳
※所属は2024年2月12日現在
トム・ホーバスHC
コーリー・ゲインズ アソシエイツコーチ
勝久 ジェフリー アシスタントコーチ
佐々 宣央 アシスタントコーチ
ジョシュ・ハレルソンと阿部諒は初招集、三谷桂司朗は2023年2月ディペロップキャンプ以来の招集になる。
2/22(木) 19:05 tipoff
日本(26位)vs グアム(76位)
2/25(日) 14:00 tipoff
日本(26位)vs 中国(29位)
会場:有明コロシアム (東京都江東区)
ラウンド1組み合わせ
グループA:タイ、オーストラリア、韓国、インドネシア
グループB:チャイニーズ・タイペイ、香港、フィリピン、ニュージーランド
グループC:中国、グアム、日本、モンゴル国
グループD:イラク、ヨルダン、パレスチナ、サウジアラビア
グループE:イラン、カザフスタン、インド、カタール
グループF:バーレーン、シリア、レバノン、アラブ首長国連邦
※各グループの上位2チームが、FIBAアジアカップ2025に出場が確定。3位のチームは、2次ラウンドで2グループ3チームずつに分けられ総当たりを行い、各グループ上位2チームが、FIBAアジアカップ2025への出場が確定。(合計16チーム)
放送・配信
2月22日 (木) vs グアム (19:05 TIP OFF)
BS日テレ 18:58~ 生放送
DAZN および TVer 生配信
公式サイト
https://fibabasketballasiacup2025-qualifiers.japanbasketball.jp/