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【日本代表】馬場雄大 初トークイベントNBA.W杯.日本代表.プライベート語る「やり続ける事 止めない限り失敗はない」

【日本代表】馬場雄大 初トークイベントNBA.W杯.日本代表.プライベート語る「やり続ける事 止めない限り失敗はない」

馬場雄大初のトークイベント

日本代表の馬場雄大はアメリカに渡りNBAと契約したBリーグ出身初の選手になる。ワールドカップWindow6で日本代表として活躍後、アメリカへ渡った馬場が久しぶりに日本のファンの前に姿を見せてくれた。現在NBA下部組織Gリーグのテキサス・レジェンズに所属して今シーズンを終えている。

今シーズンは1試合平均34分出場とチームの中心選手として活躍し、得点は平均11.4得点、4.2リバウンドと素晴らしいスタッツを残した。かねてからの夢であるNBAの舞台に向かってプレーしている。

この日、4/30に都内で自身初のトークイベントを開催して今の心境やここまでの経緯、想いを丁寧に話してくれた。

一ヶ月前に日本に戻って来ていて、怪我も良くなって練習も出来て順調に来ているとの事だった。トピック12を出してそれに対して答えていく形式で行われた。
・テキサス・レジェンズ
・Bリーグ
・NBA
・日本代表
・東京オリンピック
・トム・ホーバス監督
・W杯1次会リーグ組み合わせ
・試合前のルーティン
・トレーニング
・オフの過ごし方
・自炊
・大事にしている事

 

馬場雄大が答える

テキサス・レジェンズ
「レジェンズは特殊なチームで唯一、Gリーグ試合後にホームコートにファンが立つ事が出来てファンとの交流があり日本人のファンの方がいて「東京から来ました」と言われたりした事がありましたね。コロナ禍だったのでびっくりして、ありがたかったですね!
渡米して3シーズン終わりました。

1年目のシーズンはコロナでリーグが中止になってしまった。
2年目は気持ち入れて行ったんですけど僕がコロナになってしまって途中で日本に帰らないといけなくなりました。
3年目の昨シーズンは、監督や選手からの信頼はどんどん増えてきました。シーズン通してスターターで出場させてもらいました。納得はしてないですけどスタッツもよかった。いいシーズンでした。

日本代表でホーバス監督から言われていた3ポイントのところをやれていたんですけど、アメリカでも練習して試合でも結果を出せるようになりました。ほとんど3ポイントの練習してきて、1試合1試合がサバイバルで戦ってました。

途中オーストラリアNBLに行きましたが、オーストラリアはフィジカルがとても強い国ですが、日本人やれるじゃんと思って貰えて、優勝したユナイテッドで最後までコートに立たせてもらってアメリカとは違う面白さがありました。

アメリカとオーストラリアの違い
Gリーグは、高さ、縦の空間の使い方が上手い。
オーストラリアは、日本とアメリカの間で、フィジカルが強い日本みたいな感じですね。オーガナイズされてレベルが高い。

英語に関しては大変でした。話せない状態で行ったので相手にされなかったです。アジア人で話せなくて何しに来たの?って感じでした。まぁ勉強しました。独学でNetflixでやりました。是非皆さんもやってください笑。」

 

NBA
「Gリーグでパフォーマンスがいい選手をランダムでNBAトップチームから声がかかるんです。昨シーズンは呼んでもらってワークアウトしたりしましたので、一歩ずつ近づいているのは確かです。
まずは自分の事を知られていないということがあります。塁、雄太は大学から見せる機会があったけど、僕は大学、プロを日本でやってから行っているので圧倒的に見せられるところが少ないのでゼロからの積み上げて長いゴールで考えてます。
でも必ずNBAにいきます!!

 

日本代表・東京オリンピックを振り返る
「日本代表で戦う事は大きいです。個人を考えると、この大会でのパフォーマンスが自分の将来を左右すると言っても過言ではないのです。チームとしても、世界と相手にまだ1勝もしてないので、歴史を作りたい。パリオリンピックを勝ち取る為にも大きな大会になってます。最初はプレータイムを貰う事でした。海外でプレーしてからは、若手も出て来てチームを引っ張る事を改めて感じてます。

塁も雄太ともアメリカで会いますよ。ダラスにアウェイで来るのでご飯行かせてもらいました。
雄太は、苦しい時からネッツにトレードもあって花開いたと思います。大活躍してる時にご飯いって凄かったです!もうオーラ、雰囲気が別人になってたし年々変わっている。塁は、レイカーズでプレーしてプレーオフに集中していると思う。」

 

W杯1次リーグ組み合わせ・トム・ホーバス監督・トレーニング

「ドイツ、フィンランド、オーストラリア決まって、抽選結果を見ると悪くないと思ってます。代表HCがホーバス監督に代わって、凄い監督だと思います。頭いいですし、アナリスティックに数字にも強く、3ポイントの需要性を述べてきている所。
何よりも女子をオリンピックで銀メダルに導いたのが全てを物語っています。日本人が体現すべきバスケットだと思ってます。男子にも通じると思います。

ホーバスHCは試合も観に来てくれて、日本に帰ってからは、ずっと一緒に練習してます。
3ポイントの練習を特にしていてステップの運びや、状況判断、コンディションを上げるメニューをしています。マンツーマンで2時間、ホーバス監督とやってます。トレーニングも合わせてやる時は5時間やって、ワールドカップの話もしてます。」

 

Bリーグ
「一緒にやってみたい選手は“河村勇輝選手”ですね。日本代表で2試合やりましたけど、今がどのようになっているか知りたい、SNSでも毎日のように出てきますしね。彼の心の座り方というか、どこまで変わったのか、一緒にやるのが凄く楽しみですね。
アルバルク東京の試合は見ますね。怪我人が多いとか、仲のいい選手がいるので活躍を見るとうれです。新しい選手も出て楽しみですね。」

 

オフの過ごし方・自炊
「アメリカでは基本自炊なので、食材を買いに行ったり、英語の勉強もしていました。
瞑想を昨シーズンから始めて、どハマりしました。深夜3時出発の時には1時に起きてやったりしてます。毎日1時間やってます。

あとは、日本に帰ってきてボクシングを始めました。“ボクシングの動きバスケに合う”とホーバス監督から言われた時に、ボクシング始めましたって話したんですよ。

自炊ではお米を拘ってます。お米は土鍋使って炊いてます。ガスコンロを日本食スーパーで買って使ってて、味噌汁も作ってます。
是非、ここから海外でプレーしたい選手が出てくると思いますが、料理はしといた方がいい。親が作ってくれるご飯のお手伝いを是非やって欲しいです。」

 

大事にしてる事

「やり続ける事。止めない限り失敗はないんですよ。失敗を決めるのは自分であって周りの意見も全然関係ないし、自分と見つめ合ってやっていけばいいと思います。
継続すること、し続けることは大切にしてます。」

 

またファンからの質問で、Bリーグには戻らないかと聞かれて「絶対最後は戻る!」
日本から始まり日本で終わる、日本で得たものが多く、恩返しをしたいのでと締めた。

イベント後メディア囲み取材では、ワールドカップに対して
「どの国の選手も心して来るので合宿中、初日からホーバスHCのバスケをいかに体現するをやっていきたい。個人としても凄く大事になってくるので、今までのバスケ人生を全て披露したいと思ってます。」

トム監督から伝授した指を輪ゴムを使って、アーチを作っていく練習については「ボードの裏から打ったりして練習してしてますね。」

またワールドカップで対戦する相手国のイメージをコメントしてくれた。

ドイツ
シュルーダー(NBAレイカーズ)をリズムに乗せたくない。オフェンス略が強いのでいかにディフェンスするかが、カギになります。

フィンランド
マルカネン(NBAジャズ)がいる、いないでは全然違うのでそこも情報収集しながらですし、ヨーロッパ独特の頭のいいバスケットをするのがフィンランドのイメージです。

オーストラリア
自分達もずっとやってきて、高さもあるしフィジカルもある。日本のフィジカルを強化したようなチームで、国をかける覚悟が凄くて代表になると強くなるチームですね。」

 

馬場雄大キャリア

富山県出身
SG/SF 198cm 27歳
・富山市立奥田中学校 (八村塁と同じ母校)
・富山第一高校
ウインターカップ出場
・筑波大学
インカレ2連覇

2017-19 アルバルク東京 大学在学中に契約、Bリーグ2連覇に大きく貢献、2018-19ファイナルMVPに輝く

2019-20 Gリーグ テキサス・レジェンズ  ワールドカップカップ2019終了後ダラス・マーベリクスのサマーキャンプに参加、”エキシビット10″を契約してBリーグ出身として初のNBAと契約する

2020-21 オーストラリアNBL メルボルン・ユナイテッド 、NBLチャンピオンの大きく貢献して、チームのディフェンスオブザイヤーに輝く

2021- 22 Gリーグ テキサス・レジェンズ 、2年ぶりに復帰する

2022 オーストラリアNBL メルボルン・ユナイテッドと再契約する、プレーオフセミファイナルに進出

2022 ゴールデンステート・ウォリアーズと契約してサマーキャンプに参加する

2022-23 Gリーグ テキサス・レジェンズと契約

日本代表🇯🇵
U16日本代表
U18日本代表
東アジア選手権
ワールドカップ2019上海
東京オリンピック2020
ワールドカップ2023予選

 

 

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